【2018-2019】お掃除ロボットおすすめランキング 「スマホ連係」モデルに注目

掃除機

ロボット掃除機市場は、10万円を超えるハイエンドクラスでの性能競争から、コストパフォーマンスのいいスタンダードモデルでの競争に移ってきた。中でもスマホ連係機能を搭載しているモデルのほうが、満足度は高い。ロボット掃除機選択のポイントとしては、スケジュール管理や掃除結果もスマホで設定・閲覧できる。自己位置を推定しながら広い部屋を効率よく掃除するナビゲーション機能があることなど。ロボット掃除機おすすめは、アイロボット ルンバ e5、パナソニック ルーロ MC-RS810など。

Wi-Fiによる遠隔操作が主流でスマホ連係による「掃除の見える化」も重要

今季のトレンド

国内シェアでトップを走るアイロボット・ルンバシリーズの最上位モデル「ルンバ980」が登場してから3年。ロボット掃除機市場は、10万円を超えるハイエンドクラスでの性能競争から、コストパフォーマンスのいいスタンダードモデルでの競争に移ってきた感がある。今や3万円台あたりのモデルも多いが、そこで存在感を発揮しているのも、やはりルンバだ。スタンダードモデルながらWi-Fiを内蔵することにより、スマホ連係による遠隔操作を可能にしている。

スマホ連係機能を使うと、スケジュール管理やメンテナンス情報の確認なども可能だ。ハイエンドモデルでは各種センサーによって部屋の間取りと自機の位置を検知し、効率的に室内を掃除できる高性能なナビゲーション機能も搭載。掃除した部屋の間取りと掃除結果がスマホアプリで「見える化」できる機能なども備えている。決して必須ではないが、スマホ連係機能を搭載しているモデルのほうが、満足度は高いだろう。

ロボット掃除機選択のポイント

1.スケジュール管理や掃除結果もスマホで設定・閲覧できる

スマホ連係機能を使うと、わざわざ本体のボタンを押しにいかなくてもスマホ一つで掃除をスタートできる。寝ている間や出かけている間に掃除をするスケジュール管理機能も、スマホアプリなら簡単に設定可能。掃除結果をマップで表示してくれるモデルもある。

本体に触れることなく操作できる。

2.自己位置を推定しながら広い部屋を効率よく掃除するナビゲーション機能

低価格なモデルとハイエンドモデルとでは、ナビゲーション機能が大きく異なる。ハイエンドモデルはカメラセンサーなどによって間取りと自己位置を推定しながら効率よく掃除するため、より広い部屋を掃除できるのが特徴だ。低価格モデルでは、ランダムな動きによって部屋中をくまなく掃除するため、掃除の効率はハイエンドモデルに比べて落ちる。

部屋をマッピングして掃除するルンバ。

3.部屋の中で掃除してほしくない場所をスマホなどで指定できるモデルが便利

一部のモデルは、赤外線発生器や磁気テープなどを使うことで、掃除してほしくない場所を指定することができる。こうした機能を使えば、子供が遊ぶスペースやペットのエサやり場などを避けて掃除することが可能だ。スマホアプリで「掃除してほしい場所」「掃除してほしくない場所」を指定できるモデルなら、さらに細かい掃除場所の指定が可能になるので便利だ。

ペットのエサやり場を回避。

4.ブラシへの毛のからまりにくさやダストケースの容量などもチェックしたい

ロボット掃除機は、基本的に掃除をお任せするスタイルのため、まずはスマホ連係やナビゲーション機能などの機能に着目したいが、やはり掃除機として、清掃性能の高さが重要になる。ルンバシリーズは、スタンダードクラスとエントリークラスでは吸引性能が異なる。ブラシに毛がからまりにくいことや、ダストケースの容量なども選ぶ際の重要な要素だ。

ブラシの素材や動きなどの仕様にも注目。

ロボット掃除機おすすめランキング

【1位】 アイロボットルンバ e5

実売価格例:5万3870円
最長運転時間:約90分

最上位モデルと同様のシステムやWi-Fi連係機能を搭載する標準モデル

ルンバシリーズの上位モデルに搭載している「Aero Force 3段階クリーニングシステム」を搭載し、エントリーモデルの約5倍の吸引性能を実現するスタンダードモデル。ゴム製の「デュアルアクションブラシ」は毛などがからまりにくいため、手入れがしやすいのも魅力。Wi-Fiに対応しており、スマホから遠隔操作が可能なほか、掃除スケジュールの管理、清掃状況や清掃履歴の確認などもできる。

【2位】 パナソニック ルーロ MC-RS810

実売価格例:15万9840円
最長運転時間:約100分

部屋の間取りとゴミの多い場所を学習するなどスマホアプリとの連係機能も多彩

障害物検知センサーとカメラセンサーを搭載し、部屋の間取りと自己位置を認識しながら効率的に掃除してくれるハイエンドモデル。スマホアプリを使うと、遠隔操作やスケジュール管理ができるだけでなく、掃除結果やゴミの多い場所をマップで表示できる(ゴミマップ)のも便利。アプリの「エリア指定」機能を使えば、掃除してほしいエリア、もしくは掃除してほしくないエリアをマップ上で指定できる。

【3位】エレクトロラックス PURE i9

実売価格例:12万9470円
最長運転時間:約40分

部屋の中を整頓しなくても避けながら掃除してくれる

毎秒約10リットルのエアフローを生み出す「エアエクストリームテクノロジー」を搭載し、コンパクトで小回りが利く「トライアングル・トリニティ・シェイプ」と、独立したサイドブラシで部屋中をくまなく清掃。カメラセンサーを利用した「3Dビジョン」などによって、部屋の中にある障害物を避けながら掃除する。

【4位】日立 ミニマル RV-EX20

実売価格例:11万3750円
最長運転時間:約60分

コンパクトで小回りが利く一台でスマートスピーカーにも対応

幅25センチ、高さ9.2センチとコンパクトなため、さまざまな場所に入り込んで掃除できるのが魅力。Wi-Fiに対応しており、スマホアプリからの遠隔操作やスケジュール管理、掃除履歴の確認などができる。「Amazon Alexa」や「Googleアシスタント」対応のスマートスピーカー経由で遠隔操作することも可能だ。

【5位】 シャーク EVOROBOT

実売価格例:4万円
最長運転時間:約60分

からまった毛の自動除去機能や遠隔操作できるリモコンが便利

周囲の状況を把握し、障害物を感知しながら掃除する「スマートセンサーナビゲーション」を搭載。ブラシロールにからんだ髪の毛や糸くずなどを自動的に除去し、掃除の開始や停止などができるリモコンを付属する。

個性派! ウインドウメイトWM1000-RT

実売価格例:6万9980円
最長運転時間:約90分

窓を挟んで拭き上げるコードレス窓拭きロボット

外側と内側から強力な磁石によって挟み込むことで、自動的にガラス窓を拭き上げてくれる窓拭きロボット。永久磁石で挟み込むため、コードレスで掃除できるのが魅力。窓ガラスの厚さによって4モデルをラインアップ。

解説/安蔵靖志(IT・家電ジャーナリスト)

※価格は記事作成時のものです。

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