東芝の4K用外付けチューナー「TT-4K100」を編集部員Sが購入。視聴してみた!

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ついにこの日がやってきた。日本の基幹放送であるBSで、4K放送が開始されたのだ。4K好きの私は、チューナーを購入して準備万端。放送開始時の様子をレポートする。

東芝 TT-4K100

実売価格例:4万910円

サイズは167ミリ×57ミリ×195ミリで写真で見たときの想像より実物は大きめ

BS4Kチューナー1基と地デジ&BS/110度CSチューナー各2基を搭載。東芝製だが、レグザブランドではなく、レグザのロゴも付けられていない。

背面の端子類。HDMI出力は1系統、USB端子は2系統で、一つは録画用のHDD専用。地デジとBS/110度CSはアンテナケーブルの入出力端子を装備。

12月から始まった新4K衛星放送は録画も簡単にできるし画質が最高にいい

2013年6月に東芝の4Kテレビ、レグザ 58Z8X(45万円=当時)を購入した私は、これまでに「スカパー!4K」や「ひかりTV 4K」と契約したり、UHD BDプレーヤーとソフトを購入したりして、4K画質のコンテンツを楽しんでいた。そして、いよいよ2018年12月1日、BSで4K放送が始まるというわけで、東芝の外付け4Kチューナー、TT-4K100を予約購入し、その日に備えた。

放送開始日の朝、4KチューナーをBSアンテナケーブルと4Kテレビにつなぎ、期待に胸をふくらませながら放送開始を待つ。午前10時、ついに4K放送が開始された。オープニングは、4K画質の風景、スポーツ、ドキュメンタリー、音楽ライブ映像がてんこ盛り。それだけでも4Kがいかに高画質かがわかるが、その中に、なんと昨年の「紅白歌合戦」でAKB48が歌っている場面が(ほんの2秒くらいだが)映し出された。個人的に、4K放送は大人数のグループアイドルに打ってつけだと考えていたので、実にうれしかった。

開局日の特別番組では、北川景子がローマからの生中継に登場。顔のアップが映し出されると、「4Kで見るとますます美人やな~」と感心することしきり。さらに、街のピザ店でピザが出てくる場面で、私は思わず身を乗り出した。ピザの生地、具材、焼き加減が、あまりにもリアルに見えたからだ。これは、従来(2K)のBS放送ではなかったこと。4Kの威力をまざまざと見せつけられた。

もちろん、録画好きの私は、USB HDDも準備。 「みまもり合図」と「データ引っ越しサービス」に対応するバッファロー・HD-LDS2.0U3-WA(実売価格例:1万2560円)を購入し、HDD付属のUSBケーブルで4Kチューナーに接続。オープニング番組、ローマからの生中継、さらには南極からの生中継を録画しまくった。HDDに録画した4K番組は、ちゃんとレジュームが効く(前回視聴時に停止した部分から再生可能)。ただし、音声付きの早見再生や、スロー再生、コマ送りなどはできない(2Kの番組を録画した場合は可能)。

付属のリモコンは同社のテレビ、レグザのそれと似たデザイン。これでレグザも操作できる。

「BS/CS 4Kアンテナ設定」の画面。信号強度は「推奨」の65を超え、67を示していた。

EPG(電子番組表)を表示させたところ。左はBS4K放送、右は従来のBS2K放送で、NHKは完全に別編成だが、民放はほぼサイマル(同時刻に同編成)放送だ。左のBS8Kチャンネルは、受信できないので空欄となっている。

編集部員Sの本音 満足度85点

録画した番組をダビングするにはLAN経由となるが、LANダビングの規格が決まっておらず、今のところ、録画番組をHDDの外に出してBD化することができない。また、シングルチューナーなので、録画時に裏番組が見られない。

※価格は記事作成時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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