食費や光熱費の値上がり、気になりますよね。シャープの最新冷蔵庫は、そんな心配事に寄り添う機能をいろいろと搭載しています。省エネや食品ロス対策はもちろん、置きやすさや見た目の良さにもこだわりが。製品発表会からその魅力をレポートします。
シャープ最新冷蔵庫のラインナップと価格帯(2025年モデル)
SJ-MF55P(545L):41万円前後
SJ-MF51P(505L):39万円前後
SJ-MF46P(457L):35万円前後
SJ-MF43P(429L):34万円前後
SJ-MW46P(457L):35万円前後
シャープ冷蔵庫の省エネ性能がさらに進化!
電気代が気になる今こそ「節電25+AI」機能に注目
24時間、365日つけっぱなしの冷蔵庫。最近は特に電気代を意識する人が多いようです。シャープが毎年行っているアンケートでは「冷蔵庫に期待する機能は」との質問に対する1位の回答が「省エネ性」。一昨年は69%でしたが昨年は76%と、注目度も上がっているそうです。最近の冷蔵庫は省エネ性が進化していて、電気代は月に700円〜1000円ほど。(筆者調べ)とはいえ、一度買うと長く使う家電ですからやっぱり気になりますよね。
新機能で最大35%の節電効果も
そんなニーズに対応すべく、新製品では最大35%の節電効果が得られる機能を搭載しました。
そもそもシャープの冷蔵庫は、製氷コントロールセンサ0など計25項目の技術で細かく省エネを行う「節電25」を2013年から採用しています。昨年はこれに無線LAN接続を組み合わせ、AIを使って冷蔵庫の使用状況に応じた運転を行う「つないでもっと節電」へと進化させ、最大約30%の節電を実現。さらに今回は、冷凍室の使用状況もカバーすることで、節電効果が最大約35%にレベルアップしています。使い方は簡単で、庫内の節電25ボタンをONに設定して無線LANに接続するだけOKです。
地味に助かる「オートクローズ機構」も進化
ハイテクな進化に加え、親しみやすい部分では、半ドア状態の冷蔵室のドアが自動で閉じる「オートクローズ」機構が改善しました。従来品では冷蔵室のドアが開いている角度が約20度でオートクローズが作動しましたが、新モデルは動作範囲を約30度に拡大。ドアの閉め忘れを防ぎ、無駄な電力消費を減らして食品の鮮度をキープします。ちなみにシャープのデータでは、冷蔵庫のドアの閉め忘れは10日に1回発生しているとのこと。こういう失敗って地味に落ち込むんですよね。小さいお子さんがいる家庭でも安心の機構です。
食品ロスを減らす!鮮度キープと便利な収納機能
シャープ冷蔵庫は、冷蔵&冷凍性能や使い勝手も充実しています。
冷蔵室には、食品に合わせて使い分けできる2種類のチルドルームを配置。高密閉の「うるおいチルド」ではお刺身の水分を保ちながら新鮮保存ができ、約―2~0度の「低温作りおきルーム」は、作り置き食材やお総菜の保存に役立ちます。
大容量の冷凍室「メガフリーザー」では、冷却スピードをアップして栄養素を保つ「快速冷凍」と、通常より低温で冷凍する「新鮮冷凍」のダブル効果で、霜付きを抑えて食品を長くおいしく保存します。
収納面も工夫されており、501L以上の大容量モデルには、縦置きで効率よく収納できる「タテ置き名人」を採用。下段冷凍室1段目のケースの左右の深さを変えることで、多彩な冷凍食品の縦置き収納に対応します。400L台のモデルでは、ケースをフレキシブルに4つのエリアに仕切れる可動式の「4切り名人」を搭載し、食品のサイズ・形状に合わせて上手に整頓。出し入れがサッとできるから時間と電気代の節約になり、食品ロスの防止にもつながります。
食品ロス対策で面白いなと思ったのが、スマホを利用した「使いきりメモ」という機能。専用アプリに食材と使い切りたい日時を登録すると、設定した日にスマホでリマインドしてくれます。冷蔵庫の音声でも教えてくれて、ドアを開くと「さつまいもが本日使い切る予定になっていますよ。忘れずに使い切ってくださいね」などとお知らせ。さらに、ヘルシオやホットクックなどの調理家電と連携でき、それらを活用して調理できるメニューを提案してくれるという親切なサービスも。食材をただ使い切るだけではなく、美味しく食べきるというところまで踏み込んでいる点に好感が持てます。
スッキリ設置できる薄型設計とこだわりのデザイン
今年で5年目を迎える奥行き63cmの薄型設計シリーズ。昨年、従来70cm前後の奥行があった500Lゾーンでも実現して、システムキッチン(標準的な奥行き65cm)に並べてもすっきり設置できるようになりました。購入者からもウケが良く、75%が購入ポイントとして挙げているのだとか。「とにかく奥行きが薄くてキッチンのスペースが広くなった」や「キッチンの棚とラインを揃えたくて奥行きを重視して購入しました」などの声も、多数寄せられているそうです。
置きやすさに加え、薄型モデルは庫内の奥が見やすいので、食品の使い忘れなどムダ抑制にも効果的。隅々まで手が届きやすくデットスペースが解消するなど、使い勝手にも良好です。黄みの木材と相性のいいダスクダークメタル色を採用したり、ドアに木目調のハンドルを組み合わせるなど、キッチン空間にすっきりなじむデザインも取り入れました。実はロゴも従来より小さくしているとのこと。家電店で見かけた時は、チェックしてみてください。
まとめ 省エネ・食品ロス・デザインの三拍子がそろった最新冷蔵
シャープの最新冷蔵庫は、省エネ性、食品ロス対策、デザイン性にこだわりが見られました。また本体が薄く、大容量モデルでも搬入しやすいのも大きなメリット。気に入った冷蔵庫でも、家に入れられなければ使えませんよね。気になった人は選択肢に加えてみてください。