優れた「一人暮らし用の家電」とは、単なるファミリータイプのコンパクト版ではない。ヨドバシカメラのカリスマ店員の勝田泰幸さんは断言する。一人暮らしには、一人暮らし特有のニーズがある。今回勝田さんがおすすめするのは、一人暮らしに特化した家電として「働く女性の本音」から生まれたコンパクト多機能冷蔵庫だ。
《教えてくれる専門家》
ヨドバシカメラ新宿西口本店
勝田泰幸さん
ヨドバシカメラのカリスマ店員。
プライベートでも家電好きで自宅に多数所有。
おすすめは三菱の冷蔵庫!
いや〜、ワクワクしますね。
こういう、ある特定のユーザーをターゲットにした尖った商品だと、お客様も惹かれるし売り場も楽しい。家電好きとしても、どんどん人に教えたくなります。
編集部:そういって勝田さんが推すのが、こちらの冷蔵庫。三菱電機の20代の女性社員がリーダーになって作った商品で、ターゲットは、仕事も自炊もこなす、一人暮らしの女性だ。
働く女性、ワーキングウーマンは食材を週末にまとめ買するんですね。だから、一週間分の食料をストックできる冷蔵庫じゃないとダメです。
これまでの一人暮らし用冷蔵庫は、135〜155リットルくらいが主流でしたが、その容量で一週間分を保存するのは非常に難しいです。
その点、この冷蔵庫(三菱冷蔵庫 MR-CX27D)は、272リットル。小さ過ぎず大き過ぎず「これくらいあったら嬉しい」という絶妙なサイズ。自炊する一人暮らしのニーズに、しっかり向き合って作った商品という印象です。
編集部:庫内のレイアウトにもゆとりがあり、棚には500mlの缶が立てて置けるほか、作り置きの料理も鍋ごと入れてOK。ドアポケットも充実していて、2リットルのペットボトルや紙パックの飲み物、ドレッシング類などがたっぷり入れられる。
それでいて、幅が54センチ。スリムなのがポイントです。これくらいの容量だと60センチ幅が一般的だけど、一人暮らしの狭いキッチンだと置けないことも多い。でも、54センチだと置ける可能性が一気に広がります。それで悔しい思いをした人には本当に朗報。もう、小さい冷蔵庫で我慢しなくていいんです。
編集部:また、単身者向けながら、ファミリーサイズに搭載されている「自動製氷」や「氷点下ストッカー」がついているのも魅力だ。
「氷点下ストッカー」は、0度前後の温度管理ができて、凍らせずに長く保存できる人気機能です。お肉なら一週間持ちますし、まぐろの刺身やイカなど、足が速い食材も3日くらいなら大丈夫。しかも、鮮度が高いまま楽しめるんですよ。買ってすぐ食べなくていいから、急な予定が入っても心置きなくそちらを優先できます。
三菱 冷蔵庫 MR-CX27D 272L(幅540×奥行656×高さ1,630mm)
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働く女性の本音から生まれたコンパクト多機能冷蔵庫。1週間分のまとめ買いや作り置きがしやすいよう、容量やレイアウト、機能を充実させた。重い野菜が取り出しやすい中段の野菜室、シンプルでスマートなデザインなど、随所にこだわりが反映されている。
三菱 冷蔵庫 MR-CX27D おすすめポイント(まとめ)
・ 自炊派の単身者に向けたゆとりの容量
・ 54センチのスリムボディで狭いキッチンにも対応
・ハイエンドの人気機能搭載で、おいしさキープ
編集部:ちなみに、あまり自炊をしない一人暮らしには、こんな冷蔵庫がおすすめ。
韓国のDAEWOO(ダイウー)の冷蔵庫ですね。いわゆる一人暮らし用の売れ筋商品で、デザインがおしゃれで人気ありますね。同じデザインお電子レンジも売っているので、冷蔵庫の上に乗せて使うと統一感がでますよ。
◆ダイウ 冷蔵庫(こちらもおすすめ)DR-C15AB
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◆ダイウ 電子レンジ(こちらもおすすめ)DM-E25AB
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構成/諏訪圭伊子(フリーライター)