【デロンギのマルチグリル】分厚い肉の塊・ピザも焼ける「BBQ&コンタクトグリルプレート」を徹底レポート

調理家電

最近、調理器具として見逃せないのがホットプレート。中でも、強烈な個性を放ち、男の道具感も満載、実用性までも兼ね備えたパーフェクトなモデルといえば、今回紹介する、デロンギ「マルチグリルBBQ&コンタクトグリルプレート CGH1011DJ」だ。分厚い肉の塊を2枚の鉄板でじゅうじゅうする様はまさに垂涎モノ。その機能、特徴などを詳しくレポートする。

今回のやりすぎ家電はコレ!

世界に無数に存在する家電の中には、斬新すぎる発想を持った製品が少なくない。本連載では、思わず人に話したくなる、世界の知られざる「やりすぎ家電」を、家電スペシャリストの滝田勝紀が、丹念に発掘、レポートする。

デロンギ
マルチグリルBBQ&コンタクトグリルプレート CGH1011DJ

三つのポジションから焼き方を選べるマルチグリル。上プレートを180度開くと、一般的なホットプレートのような「BBQポジション」に。最大の特徴は、上下で挟んで焼く「コンタクトポジション」で、上プレートを浮かせて輻射熱で焼く「グリルポジション」も選べる。実売価格例は、4万3070円。

分厚い肉の塊を2枚の鉄板でじゅうじゅうする様はまさに垂涎モノ

最近、インスタ映えするものから手軽なコンパクトタイプまで、多彩な調理器具として見逃せないのがホットプレートだ。昔は単なる無骨な黒い鉄板で、ホットケーキや焼きそばを作るくらいの代物だったが、今は違う。そのいでたちのよさから、ダイニングテーブルに出しっ放しにしておきたくなる製品や、メインのキッチングリルを凌駕するほどの利便性を備えた製品まで登場するようになった。

その最右翼として最も強烈な個性を放ち、男の道具感も満載、実用性までも兼ね備えたパーフェクトなモデルといえば、今回紹介する、デロンギのマルチグリルBBQ&コンタクトグリルプレートである。

ココがやりすぎ!高級オーディオのような道具感を醸し出す

温度調整ダイヤルが高級オーディオのような道具感を醸し出す。これにより緻密に温度を管理しながら焼ける。見た目と使いやすさが融合したデザインセンスは、さすがデロンギ。

ココがやりすぎ!立ち上がりが早くスピーディに加熱

まず、やりすぎなところが、本体に2枚のプレートを搭載しており、それぞれ独立して温度設定ができるところだ。温度は、60~230℃。高温で焼き色が付けられる「SEARモード」も搭載する。プレート自体にヒーターが固定されているため、温度コントロールが緻密で、加熱の立ち上がりが早い。

ヒーター内蔵の平型プレートはパワフルで立ち上がりが早く、スピーディに加熱できる。隅々に行き渡る熱でムラなく調理できるほか、優れた温度コントロールが可能。

ココがやりすぎ!2枚のプレートを変幻自在に操れる

その2枚の鉄板を平面180度に開いて使えるだけなら、単に広くなった鉄板という程度で、食材別に温度を変えて調理できるくらいでしょ、とそこまで激推しはしない。真骨頂は、アームを動かすことにより、上プレートの位置を自由に調整できること。

特に、食材に押し付ける「コンタクトポジション」では、上下のプレートで挟んで同時に加熱することが可能だ。でっかくて分厚い肉の塊を、上下からの熱でじゅうじゅうと焼く様子は、まさに男の料理! それだけで、ご飯が3杯は食べられてしまうほどの垂涎ものだ。

BBQポジションやコンタクトポジション、グリルポジションと2枚のプレートを変幻自在に操れるやりすぎ感。普通のホットプレートを超越した多彩な調理が可能となっている。

その応用編とでもいうべきか、プレートをギリギリまで食材に密着させつつ、実際には触れない「グリルポジション」でピザを焼くのも、こうばしい香りが周囲に広がり、思わず舌なめずりしたくなるほどのやりすぎな光景だ。

これからは、一家に一台、ホットプレート。男子なら迷わず本機を選ぶことをオススメする。

※価格は記事作成時のものです。

解説●たきたまさき/フリーランス編集者で、「All About」の家電ガイド。ITメディアの「滝田勝紀の白物家電スゴイ技術」ほか連載多数。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。電子雑誌『デジモノステーション』ディレクターも兼任している。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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