ドライブレコーダー(ドラレコ)の取り付けを、自分で行うか、カー用品店やディーラーに依頼するのかは悩みの一つ。特に、2カメラ型の取り付けは配線の引き回しが手間で、慣れてない限り自分で行うのは難しい。ただし、見た目にこだわらないのであれば、自分での取り付けも難しくない。ここでは、前後2カメラ型ドラレコの取り付けのポイントを紹介する。
「ドライブレコーダー」の取り付けはディーラーやショップに頼むのが基本
2カメラ型を自分で取り付けるのは難しい
ドラレコ購入後、取り付けをどうするかは大きな問題だ。ほとんどの機種は、自分でも取り付けられるセット品として販売されており、見た目を気にしないなら難しくない。本体をウインドウの指定位置に取り付けて、電源をシガーライターソケットから取ればいい。
フロントカメラのみなら、これで終わりだが、2カメラ型は、カメラを前後に取り付けなければならない。さらに、本体であるフロントカメラとリアカメラとは、ケーブルでつなぐ必要がある。この配線の引き回しが手間なのだ。特に、カメラのケーブルはノイズの混入を防ぐため、シールド化されて太めのものが多い。乗車中に引っかけたりしないためにも、露出したまま使うことは避けたい。
しかし、そのためには、カーペットやドアステップなどをはがし、そのすき間にケーブルを収める作業が必要になる。手慣れた人なら難しくはないが、慣れていないと内装材を破損してしまうこともある。腕に自信がなければ、費用はかかるが、カー用品店やディーラーに依頼することをおすすめする。
一方、360度カメラ型の場合は、フロントカメラのみのモデルと同じで、取り付け位置さえ間違えなければ、難しくはない。ただ、取り付け場所を間違えると、ルームミラーなど内装品ばかりが映り込むだけになってしまうこともあるので、注意したい。
前後2カメラタイプの取り付けにチャレンジ!
使ったのはこれ
ケンウッド DRV-MR740
実売価格例:3万6600円
1.まずはメモリーカードを差し込む
2.本体(フロントカメラ)の取り付け
3.リアカメラの取り付けとケーブル接続
※価格は記事作成時のものです。
解説/会田肇 (自動車評論家)撮影/河野公俊