【嶋大輔さん】酢納豆を生活に 血圧が下がり数値が改善 私の作り方はオリーブオイルをプラス

美容・ヘルスケア

『名医のTHE太鼓判!』というテレビ番組の企画がきっかけで始めた酢納豆ですが、短期間で結果がハッキリ出たので、今も毎日1回は必ず食べています。そのかいあって、現在の血圧は98〜100mmHgです。【体験談】嶋大輔(俳優)

プロフィール

嶋大輔(しま・だいすけ)
1964年生まれ。81年にデビュー。歌手・俳優として、テレビドラマをはじめ、バラエティや情報番組、映画など、多方面で活躍中。

「このままでは余命4年」とTVで宣告された

私は体も声も大きく、しかも若いときは「ツッパリ」のイメージを前面に押し出していたため、丈夫で元気と思われているようです。ところが実は、糖尿病と高血圧という2大生活習慣病を持っています。

きっかけは、2013年の芸能界引退でした。政界進出を決意して芸能界を引退した直後に、すべて白紙となったのです。生計を立てる術を断たれ、人を信じられなくなり、半年くらい家に引きこもりました。

食欲はなく、食事らしい食事はしていないのに、30kgも体重が増えました。「ストレスで太る」というのは、ほんとうだと思います。

ようやく気持ちを立て直し、外に出られるようになりましたが、いつも「だるい」と感じていました。

そんなある日、カゼをひいて近くの病院にかかったところ、ヘモグロビンA1c(過去1~2ヵ月の血糖状態を示す値。基準値は4.6~6.2%)が11.6%もありました。最大血圧も169mmHgと、高くなっていました(最大血圧の基準値は140mmHg未満)。

「だるさの原因はこれだったのか!」と合点がいきました。このときから、血糖値と血圧を下げる薬を飲み始めたのです。

2015年、芸能界に復帰しましたが、体調は万全とはいい難い状態でした。それが露呈したのは、2017年。『名医のTHE太鼓判!』というテレビ番組に出演したときでした。

薬を飲んでも下がらない血糖値を見た医師から、「このままでは余命4年」という宣告を受けてしまったのです。

一念発起して、医師の指導による糖質制限食と、1日15kmに目標を設定して、ウォーキングを始めました。

結果はすぐに出ました。薬では下がらなかったヘモグロビンA1cが、6ヵ月で5.6%まで下がったのです。

血管への効果を期待してオリーブオイルを追加!

そして今度は、血圧を下げることに挑戦しました。同じテレビ番組の企画です。1日3回、2週間、「酢納豆」を食べるというプログラムでした。

すると、降圧剤を飲んでいても158mmHgあった血圧が、110mmHgに下がったのです!

仕事がきっかけで始めた酢納豆ですが、短期間で結果がハッキリ出たので、今も毎日1回は必ず食べています。基本、夜に食べますが、会食や仕事が入るときは、朝食でとるようにします。そのかいあって、現在の血圧は98〜100mmHgです。

酢納豆は手間がかからず、おいしいので、続けるのが苦になりません。私の場合、納豆1パックに、酢とオリーブオイルを大さじ3杯ずつ入れています。オリーブオイルを加えると、酸味がまろやかになります。卵黄を加えることもありますが、添付のタレは使いません。

50回かき混ぜて20分おいてから、ご飯にかけます。放置することで、血液をサラサラにする成分が増えるとのこと。また、その成分は熱に弱いので、ご飯を人肌に冷ましてから納豆をかけます。

オリーブオイルを入れるのは、血管への健康効果を期待してのことです。先日、テレビ番組の企画で、血管年齢を調べたところ、なんと62歳という判定!実年齢の54歳より、はるかに老化していたのです。いわゆる悪玉コレステロールの値は、基準値を超えていました。

そのとき、血管の老化防止に役立つオリーブオイルを勧められたのです。酢納豆のほか、いろいろな料理にオリーブオイルをかけました。

すると3週間後には、血管年齢が48歳と、実年齢より若くなり、悪玉コレステロールの値は、基準値に収まりました。

さらに、酢納豆を食べるようになってから、胃腸の調子がよくなりました。以前はたまに、胃が重いとか、胸やけがする、ということがありました。それが今は全くありません。

また、便通がものすごくよくなりました。もともと便秘ではありませんが、1回の量が増えてビックリしています。毎朝の”定期便”に加え、もう1回出ることもあります。

生活習慣病は、自己管理が至らなかった結果です。今後も、食べ過ぎに気をつけ、適度な運動を心がけて、毎日を大切に過ごしたいと思っています。

血圧降下、糖尿病の予防改善に役立つことも(星子クリニック院長 星子尚美)

酢納豆には、血栓(血の塊かたまり)を溶かす作用や、血圧を下げる効果があります。運動との相乗
効果もあり、短期間で血圧が正常化したのでしょう。

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌が乱れ、血糖値が高いままになって血管が傷つく病気です。

酢納豆は、食後血糖値の急上昇を抑制し、インスリン分泌の乱高下を緩やかにするため、糖尿病の予防・改善に役立ちます。

納豆に含まれるレシチンにも血糖値を下げる作用があるので、ぜひ続けてください。

この記事は『壮快』2019年2月号に掲載されています。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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