ロボット掃除機で圧倒的人気を誇るアイロボットの「ルンバ」。ついに、最新の「ルンバi7+」は面倒な掃除後のゴミ捨てまで自動化!さらに、新型ルンバは、家のレイアウトを掃除しながら覚えていくので、掃除をしたい部屋だけ掃除をさせるといったことも可能なのだ。
今回のスゴ腕家電ファイルは
アイロボット ルンバi7+
これからはルンバのゴミ捨ては充電器が自動的にやってくれる!
「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる!そんな事件な製品をファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!
今回の事件家電ファイル
アイロボット ルンバi7+
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/03/15/1f619175e1bb4e27bcb543253c9dac3165031d21.jpg)
掃除する家の中の地図を自動生成。ユーザーが決めた部屋だけを掃除することが可能だ。さらには、専用の充電ドックに自動で本体内のゴミを吸引してくれる機能が統合。Amazon AlexaやGoogleアシスタントなどの音声認識にも対応する。実売価格例は14万270円。
“最強ロボット掃除機”であるルンバに事件が起きた!
床面を圧倒的にキレイにできるロボット掃除機として知られているが、唯一、めんどうなゴミ捨て作業だけは、掃除が終わるたびにやらなければならないというウィークポイントがあった。だが、今回発売された新モデル、ルンバi7+は、その弱点すらもいよいよ覆すことに成功する。
これまでと同様の充電機能に、バキュームクリーナー機能を搭載したクリーンベースを開発。掃除が終わり、ルンバが帰還するたびに、ルンバ本体が集めてきたゴミやホコリを吸引。クリーンベース内の紙パックにためることで、毎日動かしたとしても約1ヵ月ほどは、ユーザーがゴミ捨てというめんどうな作業をする必要がなくなる。なおかつ、ゴミを捨てる際も紙パックを外して捨てるだけなので、嫌なホコリなどが空気中に舞ってしまうこともない。
ココが事件だ!
ルンバ本体から吸引。ゴミ容器内にまとめる
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/03/15/b5e7c425a6460abe9229051496c950488287c450_xlarge.jpg)
ルンバ本体にたまったゴミを吸引し、ドックについているゴミ容器内の紙パックにためることが可能になった。1ヵ月ほど放置してもOK。
また、ルンバi7+は部屋の地図をしっかりと覚え続けているので、掃除すればするほど、どんどん掃除が効率的になるのも驚きだ。数回掃除すると、リビング、ダイニング、キッチンなど、家の間取りも覚えるので、順番にキレイにしていくこともできるし、指示を出すことでリビングだけ、キッチンだけを掃除させることもできるようになるのだ。
ココが事件だ!
家のレイアウトを覚えながら掃除する
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/03/15/270db0ebe7d52183b02203447b61b6501c337590_xlarge.jpg)
掃除をしながら家のレイアウトを記録し、データを用いて、より賢い掃除が可能になる。掃除したい部屋だけを掃除させることも可能だ。
ココが事件だ!
ダストボックスが水洗いできる
![](https://tokusengai.com/assets/images/2019/03/15/914a7dc0de252b5fa5a7f29902137d11c44c016a_xlarge.jpg)
ダストボックスが水洗いできるので、常にキレイさを保つことができる。キレイ好きな人にもうれしい特徴を併せ持っている。
最強のロボット掃除機が、ますます最強になった、ルンバi7+。もう完全にライバル機はいなくなってしまった存在に。この進化は間違いなく事件だろう。
解説/滝田勝紀
たきたまさき/クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。