国内メーカーで売り上げNo.1の日立コードレスクリーナー。今年の新製品『パワーブーストサイクロン PV-BH900SM』はヘッドのLEDライトが進化したほか、掃除した箇所や軌跡をスマホ画面で可視化する「ARおそうじ」機能が搭載されました。人気クリーナーの最新事情を発表会からレポートします。
人気のコードレスクリーナーは?
日本のコードレススティック市場において、売り上げ1位はダイソン、2位につけているのが日立のクリーナーです。軽くてパワフルなことに加え、快適に掃除するための工夫が行き届いていて、とにかく使いやすいのが日立クリーナーの持ち味。買い替える時も断然日立! という愛用者も数多くいます。
写真は『パワーブーストサイクロン PV-BH900SM』
近年はQOLを高める商品作りに注力しており、9月に発売された新製品『パワーブーストサイクロン PV-BH900SM』(税込 87,780円)では基本の掃除能力のアップを図りながら、掃除がより簡単に、楽しくできる機能が盛り込まれました。詳しく特徴を見ていきましょう。
|
軽さはそのままで掃除性能をアップ
軽量でパワフルなのが自慢の「パワーブーストサイクロンシリーズ」。最新機は小型軽量「パワフル3Dファンモーター」を搭載し、従来機より空気を吸い込む力が約20%※アップしました。本体・延長パイプ・ヘッド・電池込みで1.6kgという軽量ボディをキープしながら、じゅうたんの奥のごみも逃さない強烈なパワーを実現しています。
※日立調べ。最大出力時の本体吸い込み口の静圧を測定。2021年度モデルPV-BH900J:約12,500Pa、PV-BH900SM:約15,000Pa。
ヘッドも進化しており、ブラシの脇に流路を設けるとことで、ヘッドを前後に動かしながら左右のごみも吸い取れる構造に。壁際のごみ対策がより強化されました。
従来品(右)と新製品(左)のヘッドの裏側。左はブラシの脇の流路からもゴミを吸い取る
また回転ブラシも改良されて、ブラシの毛に角度をつけて植毛することで、床面からゴミをしっかりかき出せるようバージョンアップしています。
角度の異なるブラシでゴミをしっかりかき出す
デモンストレーションでは、ベルベット状の絨毯に綿を押し付けて掃除を実演。いち往復できれいに吸い取る実力を披露しました。
ヘッドのLEDがワイドになってゴミがさらに見やすく
床のホコリが見えやすくなるヘッドのLEDライト。搭載しているクリーナーが最近増えていますが、日立クリーナーではかなり前から採用しており、ユーザーからも好評の人気機能になっています。今回の新製品では、前方だけでなく左右もワイドに照らせるようになり、より広範囲でゴミが見つけやすくなりました。具体的にはLEDの数を増やしたこと&レンズで光を曲げて横を照らす技術が用いられています。
右が従来品、左が新製品。照らす範囲の違いが一目瞭然
低いところを掃除する時にヘッドが浮き上がらない「ペタリンコ構造」、ヘッドが左右90度に曲がる「クルッとヘッド」など便利機構との合わせ技で、家具の下や狭い隙間など暗くて掃除のしずらい場所にもしっかりアプローチします。
掃除を楽しくサポートする「ARおそうじ」搭載
今回の目玉と言えるのが、AR(拡張現実)を使った「ARおそうじ」です。スマホを取り付けて専用アプリを起動させると、ヘッドの軌跡がリアルタイムで表示され、掃除した箇所が一目でわかるハイテク機能。掃除中は画面の隅にミニマップも表示されるので、全体でどれくらい掃除が進んだかの確認ができ、掃除箇所の見落としを防いでくれます。
なにより、マップが塗りつぶされていくことで成果が可視化され「掃除したぞ!」という達成感が得られるのは大きなポイント。マップのカバー率をスコア化したり、画面上に出現したキャラを吸うとボーナスポイントがもらえたりといったゲーム的要素も盛り込まれ、掃除のモチベーションをグッと上げてくれます。
※画面は開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります。
ほこりが見えてスッキリ掃除できる上に掃除モチベも上がるコードレス掃除機
新製品は使いやすさに加え、掃除のモチベを盛り上げる新しい価値観も備わっていました。これだけいろいろと仕上がった最新モデルが、87,780円というのはかなりお手頃と言えます。気になった人はぜひチェックしてみてくださいね。
|