4Kテレビは、「4Kチューナー内蔵」と「4Kチューナー非内蔵」に大きく分けられる。増加傾向にあるのが、本体で新4K衛星放送が受信できる「4Kチューナー内蔵モデル」。ピクセラ、パナソニック、東芝、三菱、シャープ、ハイセンスなど、各社の注目機を○×形式で評価した。

チューナー内蔵4Kテレビ サイズ別〇×大図鑑

4Kテレビは、「4Kチューナー内蔵」と「4Kチューナー非内蔵」に大きく分けられる。ここでは、本体で新4K衛星放送が受信できる4Kチューナー内蔵モデルを中心に、各社の注目機を○×形式で評価していこう。

40V/43V型

40V型・VA液晶
ピクセラ PIX-40VM100

実売価格例:6万9800円

画像: ●HDMI入力×2 ●年間消費電力量/136kWh ●サイズ/幅91.6㎝×高さ58.66㎝×奥行き20.48㎝ ●重量/7.8㎏

●HDMI入力×2
●年間消費電力量/136kWh
●サイズ/幅91.6㎝×高さ58.66㎝×奥行き20.48㎝
●重量/7.8㎏

●チューナー
BS/110度CS 、4K×2(1基は視聴専用)、地デジ ×3(1基は視聴専用)、BS/110度CS×3(2基は4K用と共用)
●4Kネット動画
YouTube

10キーを搭載せず、ボタン数を最小限に抑えたリモコン。「Googleアシスタント」による音声操作が可能だ。

評価
4Kチューナーのダブル搭載はりっぱ。Android TVにも対応

画像1: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

ピクセラの4Kチューナー内蔵シリーズ、第2弾。ソニー、シャープに続くAndroidTV対応で、スマホのように好みのアプリをダウンロードすることができる。液晶パネルはVAタイプでノーマル駆動。LEDはパネル直下の配置だが、部分駆動は行っていないようだ。「スタンダード」モードの画質は、従来に比べると明るくなり、だいぶ見やすくなった。4Kチューナーはダブル仕様。しかも、USB HDDの接続により、4Kと2Kの2番組同時録画が可能。4Kチューナーの2基装備は珍しくないが、このダブル録画機能は貴重だ。

画像2: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

VA液晶の宿命だが、視野角による画質への影響が大きい。視聴位置が正面から外れると、コントラスト感が変わるだけでなく、色調の変化も大きく、人肌が不自然になる。音質も中高域の抜けが悪く、人の声も聞き取りにくい。

43V型・IPS液晶
パナソニック TH-43GX750

実売価格例:14万530円

画像: ●HDMI入力×3 ●年間消費電力量/99kWh ●サイズ/幅97.4㎝×高さ62.6㎝×奥行き20.8㎝ ●重量/11.0㎏

●HDMI入力×3
●年間消費電力量/99kWh
●サイズ/幅97.4㎝×高さ62.6㎝×奥行き20.8㎝
●重量/11.0㎏

●チューナー
BS/110度CS 4K×1、地デジ ×2、BS/110度CS×2
●4Kネット動画
Netflix、YouTube、Amazon(「Amazonプライム・ビデオ」は、アップデートで対応)

「アレコレボタン」を押すと、放送や録画番組などが一覧表示され、検索が可能だ。チャンネル切り替えも素早い。

評価
色再現の派手さはないが、繊細で抜けがいい。低照度では色彩が単調

画像3: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

パナソニック待望の4Kチューナー内蔵機。4Kビエラとしては、入門機のFX600シリーズの後継機という位置づけで、IPS液晶はノーマル駆動。ただ、FX600ではRGB画素にW(白)を加えたMプラスパネルだったが、今回はRGB構成のフル4Kパネルに変わっている。4K放送は、明るく、繊細で抜けがいい。映像のタッチはあっさりとして、色再現も派手さはないが、癖っぽさのないニュートラルな再現性には好感が持てる。2K映像も輪郭が細く、スッキリと描き出す。

画像4: 【4Kテレビ比較】増加中の「チューナー内蔵モデル」12機を〇×評価!

視野角による画質への影響は少ないが、部屋の明かりを抑えた環境での映画観賞となると、黒が沈みきれず、色彩表現も単調に感じられてしまう。メリハリの利いた色鮮やかな映像を期待する人には、物足りなさが残るだろう。やや鼻づまりに聴こえるアナウンサーの声も気になる。



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