【電動歯ブラシ】タンクレスのパルスジェット水流とは?エレコム「HC-JF01」を徹底レビュー

レビュー

個人差はあると思いますが、40代に入ると歯の健康が、それまでよりも気になります。そして筆者は乱れた生活のために歯の健康がいまひとつ。これまでの電動歯ブラシによるブラッシングだけでは不安になり、パルスジェット水流によるエレコム「DENTNICS デンタルウォッシャー」を導入してみました。

ブラッシングだけでは十分ではないことはわかっていた

ですが、デンタルフロスなどは長続きしなかった

エレコムの「DENTNICS デンタルウォッシャー(HC-JF01)」に本体や付属品など。本体はちょうど電動歯ブラシほどのサイズしかありません。

齢40を超えると、歯の健康が気になりませんか? 筆者は少なくとも気になっています。若い頃の乱れた生活もあり、ブリッジになっている歯もあり、もっとしっかりとオーラルケアをしないと80歳で自分の歯が20本という8020運動もままならないと焦っているわけです。

 

そして、筆者は若い頃から、オーラルケアの意識が高い訳ではなく、ズボラなため電動歯ブラシ派ではありますが、ブラッシングだけでは十分に歯垢(プラーク)が除去できないということはなんとなく耳にしていました。

 

そのため、歯間ケアのために歯医者さんに勧められてデンタルフロスや歯間ブラシといったアイテムを試したこともあります。しかし、ブリッジ部分がケアしづらかったり、力加減がわからず歯茎から出血したりと、いまひとつしっくりこなかったのです。

 

そこで気になっていたのが、デンタルウォッシャー。口腔洗浄器やジェットウォッシャーなどとも呼ばれ、強い水流で歯間や歯周ポケットなどを洗浄するアイテム。これなら気持ちよく歯間を洗浄できるのでは? と考えたわけです。

 

据え置き型は大げさで、携帯型は重そう

そこでエレコムの「DENTNICS デンタルウォッシャー」を試した

充電スタンドの立てた本体、ノズル、給水ホルダーと給水ホースをキャップ式タンク(写真:左)で覆うように収納できる構造です。

不器用なのか? デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、歯茎が血だらけになってしまう筆者。そこで強い水流で歯間や歯周ポケットを洗浄するデンタルウォッシャーに目をつけたわけです。

 

いくつかの商品をみていくと、デンタルウォッシャーは、洗浄部分と水を入れるタンクが別々になった据え置き型と洗浄部分と水を入れるタンクが一体になった携帯型の2種類の大きくわけられます。

 

据え置き型は、かなり本格的で使いやすそうですが、はじめてデンタルウォッシャーを試してみようというには価格的なハードルも高く、パーツ数が多くメンテナンスも大変そうです。一方、携帯型は価格的なハードルの低い製品も多いのですが、水のタンクが一体型なので、タンクが大きくなると重くなり使いづらそうで、逆にタンクが小さくなると使える水の量の心配が発生します。

 

そんなときに新発売されたのが、エレコムの「DENTNICS デンタルウォッシャー(HC-JF01)」(以下「HC-JF01」)です。老舗のパソコン周辺機器メーカーとして知られるエレコムの新製品で、最大の特徴は専用のタンクを持たないタンクレスであることだといいます。

充電は汎用性の高いUSB Type-Cを採用。写真のようにケーブルは付属しますが、USB ACアダプターは付属しないので市販の5V/1A以上のものを用意する必要があります。

デンタルウォッシャーでタンクレスとは、どういう意味かと思ってしまいますが、どうやら専用のタンクを必要としないという意味のようです。これまでのデンタルウォッシャーは据え置き型でも、携帯型でも基本的に専用の水タンクを装備していました。

 

これに対して「HC-JF01」は専用のタンクを必要とせず、水を入れたコップやペットボトル、付属の収納用キャップをタンクとして、従来の据え置き型のように吸水ホースで水を吸い上げて口腔内の洗浄を行う構造です。

 

そのため、多くの場合、複雑な構造をした専用タンクの洗浄というメンテナンスの必要がなく、しかも携帯型のように洗浄部(本体)に水タンクがないので軽くてスリムで使いやすい電動歯ブラシサイズの本体でデンタルウォッシュが行えるといいます。

 

ある意味、いいとこ取り的な製品といえるわけです。据え置き型か、携帯型か、悩んでいた筆者は、これに飛びついたといえます。実勢価格は12,000円前後と、この価格設定も絶妙といえるでしょう。

 

「DENTNICS デンタルウォッシャー」を試す

思うように使うには慣れも必要

フロストノズルを装着した「HC-JF01」本体。直径約35mm、重さは約170gと電動歯ブラシサイズなので取り回しが楽です。

デンタルウォッシャーをどのくらい使うかもわからない筆者にとって、本格的な据え置き型は大きさ的にも、価格的にもハードルが高く、あまりにも安い海外の聞いたこともないようなメーカーの携帯型はいまひとつ信用できなかった筆者はエレコムのタンクレスデンタルウォッシャーを選択したわけです。

 

そして、筆者は「HC-JF01」はカラーをホワイトとブラックから選択できるのですが、電動歯ブラシの色に合わせてホワイトを選択しました。意外と保守的なわけです。

 

「HC-JF01」は毎分1,200回のパルスジェット水流は、4種類のモードを選んで使えます。ハードモード、ソフトモード、リズムモード、ポイントモードです。

 

ハードモードはその名のとおり、強い水流で表面の歯垢や歯間の食べカスなどを洗浄するモード。ソフトモードは初めて使う方や歯ぐきの感覚が敏感な方にやさしい水流で歯と歯ぐきをケアするモード。リズムモードはソフトとハードを交互に切り替えて歯ぐきを刺激しながらケアするモード。ポイントモードは電源ボタンを押している間作動し、離すと停止するモード。タイミングを自分でコントロールし、歯ぐきの歯周ポケットや矯正器具の付け根などねらった部分に水流を当てて洗浄できるといいます。

付属の給水ホースを装着したところ。給水ホースは約68cmあるので、コップやタンクなどから、それなりに離れても使用できて便利です。

筆者の目的は歯間の洗浄なので、最初はハードモードを選択して、電源ボタンをオンオフしながら、歯と歯の間の汚れを落としていました。しかし、何度か使っているうちにポイントモードのほうが便利なことに気付いたのです。

 

ポイントモードなら、歯と歯の間にノズルを当てているときだけ、電源スイッチを押して、ノズルを移動するときは離すだけで簡単に歯間の洗浄ができます。ある程度慣れるまでは、洗浄に使用した水が口の中からこぼれだしてしまうことがよくありました。不安な方は本体はIPX7等級の防水仕様なので、慣れるまでは浴室で使うのもありでしょう。

 

口の中に入れるノズル部分は交換式で、最初からクリアとブルーの2色2本ずつが付属。そのため、我が家では筆者がブルー、妻がクリアと使い分けています。家族で使うことを考えると、さらにカラーバリエーションがほしいところです。

 

妻も筆者も歯磨きの度に使っている

デンタルウォッシャーをしないと気持ち悪くくらい

操作系は「電源ボタン」と「モード切り替えボタン」の2つだけです。非常にシンプルで誰でも使いやすくなっています。

デンタルフロスも、歯間ブラシも習慣として身に付かなかった筆者がもしかしたらと思って導入したデンタルウォッシャーですが、結果は予想以上でした。毎日数回歯を磨く際には、ほぼ必ずデンタルウォッシャー「HC-JF01」を使っています。

 

理由は「HC-JF01」を使わないで歯磨きをすると、磨き残しがあるようで気持ちが悪いからです。エレコムのWEBサイトによるとブラッシングだけでの歯垢の除去率は約43%なのに対してブラッシング+「HC-JF01」では70%以上の歯垢が除去できるといいます。

 

当然、毎日の歯磨きで何%歯垢が除去できているかはわかりません。しかし「HC-JF01」を使うようになってから、筆者も妻もブラッシングだけでは、歯磨きをしたさっぱり感が得られないのです。

別途購入も可能なフロスノズル、型番はHC-JF01NZです。ただし、カラーはクリアとブルーの2色だけなので家族で使うにはカラーバリエーションが足りません。

それくらいデンタルウォッシャー「HC-JF01」を併用するかどうかで歯磨きの仕上がりが違うように感じられるのです。かなりの効果を実感しています。

 

「HC-JF01」は充電スタンドと大型のタンクとしても使える収納用キャップにすべてのパーツを収納して持ち歩ける設計なのですが、我が家では洗面所に半ば据え置き型のように配置されており、このメリットは享受できていません。

 

それでも筆者も妻も「もうデンタルウォッシャー「HC-JF01」なしの歯磨きには戻れない」と意見が一致しています。もし、まだデンタルウォッシャーを使ったことがないなら、据え置き型としても、携帯型としても使える「HC-JF01」の導入を検討してみてはどうでしょうか。デンタルウォッシャーを取り入れると、歯磨き習慣が劇的に変わりますよ。

<公式サイト>エレコム https://www.elecom.co.jp/

 

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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