4Kテレビと4Kチューナーを「同じメーカーでそろえた」場合、使い勝手がいいのはどのメーカーだろうか。この記事では、東芝で連係チェック。使用した4Kチューナーは「TT-4K100」、4K対応テレビは「43M520X」だ。独自の連係操作「レグザリンク」を確認してみよう。
4Kチューナーと4K対応テレビの連係をチェック
同じメーカーで揃えたら使い勝手が向上するはず!
手持ちのテレビで新4K衛星放送を楽しめるのが、外付けの単体チューナーだ。テレビとチューナーを同じメーカーでそろえた場合の使い勝手を試してみた。
手持ちのテレビが4Kチューナー非内蔵タイプの場合、4K放送を見るためには、単体の4Kチューナーと組み合わせなくてはならない。そうすると、リモコンが2個になるので、操作がめんどうになると思いがち。しかし、今どきのテレビとチューナーなら、HDMI接続で相互連係できる「CEC機能」により、電源の連動やテレビのリモコンだけで基本操作ができるなど、利便性が向上している。しかも、同一メーカーであれば、各社独自のリンク機能を活用できる。
今回は、国内のテレビメーカー4社(シャープ、ソニー、東芝、パナソニック)のテレビ&チューナーの組み合わせで、どんな連係操作が行えるかをチェックした。理想は、「4Kチューナー内蔵テレビのように使えること」だ。さて、どんな結果が待っているのだろうか……?
この記事では「東芝」の連係をチェックする。
東芝の4Kチューナーと4K対応テレビの連係をチェック!
使用したチューナーとテレビはコレ!
●チューナー
東芝 TT-4K100
実売価格例:3万3970円
●テレビ
東芝 43M520X
結果同社製テレビとの連係は標準的
録画機能はテレビ側との録り分けもでき、実に優秀
東芝は、現行のラインアップがほぼ4Kチューナー内蔵のため、ここでのチェックも4Kチューナー内蔵テレビの43M520Xと、4KチューナーのTT-4K100の組み合わせで行った。ただし、筆者は自宅で4Kチューナー非内蔵の55X910とTT-4K100を使っているので、そちらでの調査結果も含めて紹介する。
東芝は、同社機どうしなら「レグザリンク」で連係する。例えば、テレビのリモコンで、テレビの入力切り替えをチューナーが接続された端子に合わせると、チューナーの電源がオンになる。また、テレビの電源を落とせば、チューナー側も連動する。
ただし、テレビのリモコンではチューナーのEPGの呼び出しができない(「番組表」ボタンを押すと、テレビ内蔵チューナーの番組表が表示される)。番組表の操作、録画済み番組の再生も、チューナーのリモコンを使うことになるため、リモコンを持ち替えて操作する必要がある。
ただし、録画予約では、テレビ側の番組表から録画先をチューナー側に指定可能。また、テレビとチューナーにそれぞれ録画用HDDを接続していれば、テレビ側/チューナー側のHDDに録り分けができる。さらに、今回試した中では唯一、オートチャプターに対応。チャプター分割なども可能で、録画関連機能は実に優秀だ。
予約録画先を振り分けられるのは実に便利
連動の設定
EPG
録画予約
録画関連機能
※価格は記事作成時のものです。
解説/鳥居一豊(AVライター)