8K番組が録画できる製品は、シャープ・8R-C80A1(HDDレコーダー)のみで、シャープ製の8Kテレビもしくは8Kチューナーとの組み合わせで使う。8K録画が可能なBDレコーダーは、規格としては決まっているが、製品化がまだ。実用化が遅れている理由はあるのだろうか。
8K放送の番組の録画と再生はどうなってる?
現在、8K番組が録画できる製品は、シャープ・8R-C80A1(HDDレコーダー)のみで、シャープ製の8Kテレビもしくは8Kチューナーとの組み合わせで使う。
8K番組の追いかけ再生や8K録画中の他番組の再生となると、転送レートは合計200Mbpsを超えるため、通常の使いこなしでは信号処理が追いつかない可能性があるが、C80A1では、2基のHDDを仮想的に単一ドライブとして扱うことで、200Mbps以上のレートでも安定した動作を約束しているという。
8Kチューナー
シャープ 8S-C00AW1
実売価格例:22万7150円
8Kレコーダー
シャープ 8R-C80A
実売価格例:13万8720円
8Kの録画は、現時点ではハードルが高い
8K録画が可能なBDレコーダーの製品化はいつ?
8K録画が可能なBDレコーダーは、規格としては決まっているが、製品化はされていない。開発のネックは、膨大なメモリーが必要な8Kチューナーのコストと、8K信号を伝送するHDMI2.1の実用化の遅れ。現在の状況からすると、製品化は来年以降と見るのが順当だろう。
※価格は記事作成時のものです。
解説/藤原陽祐(AV評論家)