LDKがひと続きになったようなオープンな間取りの住宅が増えている。そうした広い空間にもマッチした機能を搭載した空気清浄機の必要性が高まってきた。ハイパワーで洗練されたデザインの本機は、そういう観点でもうってつけだ。
今回のスゴ腕家電ファイルは
LG エレクトロニクス LG PuriCare 空気清浄機 AS957DWV
「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる! そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!
解説者のプロフィール
滝田勝紀(たきた・まさき)
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。
今回の事件家電ファイル
LG エレクトロニクス LG PuriCare 空気清浄機 AS957DWV
インテリアになじむ高いデザイン性と63畳に対応するパワフルさが融合
一見、ロケットか?と思わせるシルエットだが、れっきとした空気清浄機である。
円筒形のシンプルな上下2段ボディと、上部にファンを載せたユニークなスタイルの「LG PuriCare」。本体内に配置された2段構えのフィルターと、ボディ全周に設けた細かな吸引口の組み合わせで、360度全方向の空気を、均等かつ効率よく清浄できる。
中央部分から全周囲にきれいな空気を送り出すだけでなく、上部のファンがサーキュレーターのように左右に可動。部屋中に浄化した空気を送り届けてくれるという仕組みだ。
上部のファンは最大7.5メートルまで風が届くパワフルな仕様で、空気をしっかりと循環させるだけでなく、離れた場所にあるホコリなどを引き寄せる働きもあるのだ。
現在は、リビングとダイニング、キッチンがひと続きになったようなオープンな間取りの住宅が増えている。だからこそ、そうした広い空間にもマッチした機能を搭載した空気清浄機の必要性が高まってきた。
とはいえ、いかにもなルックスでは正直おもしろくないし、インテリアとの調和を考えると厳しい。見た目が洗練されていて、部屋の中央に置いても、ちょっとしたアクセント的な存在になりそうな本機は、そういう観点でもうってつけだ。
このスタイルなら空気清浄機だと気づかない人も多いだろう。だからこそ、高性能な空気清浄機だと自慢したくなる、そんな逸品だ。
ココが事件だ!
63畳までカバーするパワフルさ。調理の煙や臭い対策にも
ココが事件だ!
床近くのホコリも引き寄せる。赤ちゃんのいる家庭におすすめ
空気の汚れは床上にたまりやすい。「ベビーケア」で床面に近い範囲を集中的に清浄。下方のフィルターから吸い込み、キレイな空気を下部へと送り出す。
ココが事件だ!
色やイラストで空気の汚れが確認可能。スマートフォンでの遠隔操作もOK
※価格は記事作成時のものです。
解説/滝田勝紀
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。