【北海道からレビュー】モダンデコのスリム型オイルヒーターが暖かくて電気代も安くて子どもやペットにも安心で驚いた

レビュー

北海道千歳市在住の筆者。10月は最低気温が0度近くになったり、昼間は20度近くに上がったりと、難しい気候です。しかも我が家には4歳の息子がおり、温度管理にうるさいペットもいっしょに住んでいます。そんな筆者がモダンデコのオイルヒーターを導入、その快適さに驚いたので、みなさんに紹介します。

齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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マイナス20度を下回る本格的な北海道冬までのつなぎ暖房

子どもに安心で、自動温度管理可能、しかもコスパの高い暖房

我が家に到着したモダンデコ「スリム型オイルヒーター木目調カラー」。本体重量が約13.5kgなので、女性でもギリギリ設置できると思います。

 

北海道の空の玄関口千歳市に住む筆者。真冬は最低気温がマイナス20度を下回ることもあるので、首都圏などでは考えられないような超寒冷地です。そのため、冬の暖房は設備はかなり充実しており、我が家の場合24時間つけっぱなしの集中暖房セントラルヒーティングがメインの暖房になっています。

 

ですから、家のなかは長袖Tシャツで十分なくらい暖かくできるのですが、問題が1つ。当然ですが、ちょっと驚くくらいの暖房代がかかるのです。我が家の場合、去年の例でだいたい月に4万円程度、電気代が1万円、灯油代が3万円といったところ。

 

この金額はセントラルヒーティングを動かしはじめてしまうと、多少暖房の温度を下げても、はっきりいって大きく変わりません。我が家の暖房施設が古いこともあるのでしょうが、経済的なダメージは大。できることなら、ぎりぎりまでセントラルヒーティングを使いたくないわけです。

我が家のリビング及びその周辺の部屋の温度をコントロールするために導入したモダンデコ「スリム型オイルヒーター木目調カラー」。

 

しかし、我が家には乾燥肌の4歳の息子と、「15,000円で夢が手に入る!世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブトムシ」を大人買いした結果」-特選街web(https://tokusengai.com/_ct/17683525)でも紹介したカブトムシがクワガタムシがいます。ムシたちは乾燥にも弱いうえに、室温を20度前後に保つ必要があるので、温度を自動で調整してくれる暖房が必要。

 

4歳の息子は当たり前ですが、ちょっと油断すると暖房機器に触れてしまうので、触れてもヤケドをしないような暖房を選択する必要がありますし、こちらも冬になると乾燥肌でカイカイになってしまう体質なのです。

 

部屋が乾燥しなくて、温度を自動管理してくれ、子どもが触れてもヤケドの可能性が低く、しかも、本格的な冬の暖房セントラルヒーティングが動くまでのつなぎなので、さほど価格の高くない暖房器具がなにかないかと考えたところ、オイルヒーターに行き着いたわけです。

 

デロンギかと思ったがリーズナブルで木目デザインのモダンデコに

箱から取り出したところ、この後キャスター部分を引き出して広げて安定するように調整する必要があります。

 

24時間つけっぱなしなので、心理的に安心できる日本企業製を選択

オイルヒーターといえば、みなさんが思い浮かべるのがデロンギでしょう。筆者もオイルヒーターを補助的な暖房として考えたときに最初に思い浮かべたのがデロンギでした。しかし、Amazonなどのネットショップで検索してみると、同じクラスの出力のオイルヒーターだと結構割高なのです。

 

とはいえ、筆者は温度設定を行って、筆者たちが寝ているときはもちろん、外出しているときも自宅の室温を一定に保ってくれるオイルヒーターを必要としています。ペットのカブトムシやクワガタムシがいるので外出時も室温を一定に保ちたいわけです。

 

寝ているときも、外出しているときも動かし続ける暖房なので、なにかがあっては一大事。そのため、ある程度以上の信頼性があり、コストパフォーマンスの高いものがほしいわけです。インターネットで見ている限りではアイリスオーヤマなども候補に考えたのですが、そんななか木目調のデザインで目を引いたのがモダンデコ「スリム型オイルヒーター木目調カラー」

 

約1.85mあるコードはコードホルダーにすっきりと収まるデザイン。フックに先端のプラグ部分が固定できるのも便利です。

 

モダンデコ自体をよく知らなかったのですが、広島に本拠地を置く日本企業。これならある程度の安心感があると判断したことと、落ち着いた木目調デザイン、最大出力1200Wで実勢価格が約14,000円とコストパフォーマンスの高さからモダンデコ「スリム型オイルヒーター木目調カラー」(以下「スリム型オイルヒーター」)の導入を決定しました。

モダンデコの「スリム型オイルヒーター」の導入を決めた大きな要素は筆者の場合、木目調のデザインにあったのですが、この木目調デザインも筆者が選択したナチュラルのほかにダークウッド、木目調ではないカラーリングではホワイト、グレー、ブラックから、好みや部屋とのコーディネイトを加味して選べるのうれしいところです。

 

寒いと気持ちが落ち込みやすいので、筆者は明るいイメージのナチュラルを選びました。オイルヒーターでパワーは不足しないのか? 電気代は大丈夫かといった不安はあるのですが、まずは「スリム型オイルヒーター」を導入してみたのです。

 

びっくりするくらいランニングコストが安く快適なオイルヒーター

「スリム型オイルヒーター」の前面にある操作パネルで各種設定などが可能になっています。直感的にわかりやすいレイアウトです。

 

気密性の高い住宅の温度調整には最適なのではないだろうか

モダンデコの「スリム型オイルヒーター」の導入を決めて、数日後に実物が自宅に到着しました。大きさは476×262×668mm、重さは13.5kgです。キャスターが付いているので、イメージ的には短期間海外に行くときのキャリーケースくらいになっています。部屋の中にキャリーケースを1つ置く程度のスペースが必要になると考えるとよいでしょう。

 

最大出力は1,200Wで対応面積は8畳程度、木造の和室だと6畳程度だそうです。オン・オフタイマーなども搭載しており、リモコン操作も可能。出力は弱・中・強の3段階となっています。ただし、筆者が注目しているのは、設定温度に合わせて自動で出力を切り替えるECOモード。10〜30度までを1度ごとに温度設定可能になっています。

 

筆者は、最初から「スリム型オイルヒーター」に急激に部屋を暖める性能や圧倒的な熱量を期待しておらず、温度設定に合わせて自動で動作するECOモードで約20畳のリビングと6畳の寝室、これにプラスして3畳程度の洗面所を20度程度の保ってくれることを期待しています。「スリム型オイルヒーター」で室温を保つことができなくなったら、セントラルヒーティングに切り替えるので、サブ暖房としては、保温がメイン目的です。

リモコンが付属していて各種操作を行うことができます。また「スリム型オイルヒーター」本体に収納ポケットがついているのも便利です。

 

「スリム型オイルヒーター」の対応面積は8畳程度なので、かなり厳しい条件なのですが、10月の千歳市は最低気温は0度近くになるのに、昼間の最高気温は20度近くまであがったりと、なかなか不安定。ただし、寒冷地住宅である我が家はかなりの断熱仕様なので、熱が逃げにくいというアドバンテージがあります。

 

設定温度を20度にして、1kwあたりの電気代を35.5円で電気使用量を計測するワットメーターを取り付け、約半月ほど24時間つけっぱなしで使ってみた結果が電気代は約1500円、1日あたりの電気代は105円でした。それだけしか電気代がかからないのに効果があるの? と思われる方も多いでしょうが、ちょっと肌寒いときにほかの部屋から「スリム型オイルヒーター」を設置したリビングに移動すると明らかに暖かいのです。

 

リビングに設置したので4歳の息子が時折触っていますが、いきなりヤケドをするほど熱くならないのもうれしいところです。また、息子が間違って「スリム型オイルヒーター」を倒しても転倒時自動OFF機能で自動的に電源が切れるのも安心感があります。

 

温度設定を20度にしているのがポイントでは

「スリム型オイルヒーター」を上部から眺めたところ。筆者が昔使っていたオイルヒーターよりもデザイン的に完成されている印象を受けます。

乾燥しないや駆動音についてはやや不満もある

息子のヤケドの心配も少なく、室内をセントラルヒーティングよりも安価に温度を保ってくれるなら、筆者はモダンデコの「スリム型オイルヒーター」を真冬になるまで、いつまでも使っていたいわけです。

 

当然、外気温がさらに下がってくれば、「スリム型オイルヒーター」でパワー不足になる日がやってくるのですが……。しかし、現在のところ10月中旬の北海道千歳市で24時間つけっぱなし1日あたり電気代が約100円はちょっと驚くべき結果といえます。この理由を筆者は設定温度を20度としていることが大きいと考えているのです。

 

「スリム型オイルヒーター」の設定温度を20度として生活すると20度を熱いとも寒いとも思わなくなるのですが、普段は暖房をつけておらず、ちょっと肌寒いと感じると人は急速暖房を行ったうえに設定温度を25度とかしがちです。夏場に暑い場所から帰ってくると急速冷房をしたうえに、設定温度を23度などにしてしまうのと同じ現象といえるでしょう。

 

昔の読んだ本には、人は冬場を25度、夏場は23度に空調を設定しがち、寒いときは余計に暖かく、暑いときは余計に寒くしたくなるものだという話があったのですが、確かにその傾向はあると思います。しかし、設定温度を常時20度にして、そのまま生活していると特に不満を感じないので電気代が安く済んでいるのでしょう。これはかなりお得な感じです。

筆者の家では写真のようにサーキュレーターと組み合わせて使っているので、乾燥しないというメリットを強く感じることは少ないようです。

 

使用時の安心感も高く、予想よりもはるかにランニングコストが安く、導入コストも安い「スリム型オイルヒーター」ですが、不満な点がないわけではありません。例えば、オイルヒーターは乾燥しないという話がありますが、温風が出ないので乾燥しないという理論のようですが、室温が上がれば、加湿しない限り、一般的に使用されている相対湿度は下がるはずです。しかし、ドライヤーにヒーターを入れなくても送風だけでも髪は乾きやすくなるので、自然対流式のオイルヒーターはエアコンやファンヒーターよりも乾燥しないという話もあります。

 

ただし、我が家ではオイルヒーターを使っているものの、サーキュレーターで空気を動かして、広い部屋全体を暖めているので、このオイルヒーターは乾燥しないというメリットは享受しきれていないようです。

 

また、オイルヒーターは運転時にファンなどの駆動部品がないので、静かで寝室などの暖房にも向いているという話があります。実際「スリム型オイルヒーター」も暖房時の駆動音がすることはなく、動いているのか、どうか本体に手をかざして暖かさで確認するしかないほどです。しかし、なぜか自動運転中にヒーターをオン、オフするタイミングなどに結構甲高い「カーン、カーン」という音がするのです。睡眠中などは意外と気になるので、ちょっと残念な点といえるでしょう。

 

オイルヒーターの24時間連続運転はかなりおすすめ

我が家では設定温度20度での自動運転(ECO運転)が基本。寝ているときも、外出時もそのまま暖房を切ることはありません。

部屋のサイズや地域差はあるでしょうが、非常に快適

ペットのカブトムシやクワガタムシが部屋の温度が低くなると死んでしまうので、筆者は24時間温度を保ってくれるモダンデコの「スリム型オイルヒーター」を導入しました。筆者の住む北海道千歳市は10月でも外気温は0度近くなることもあるので、24時間電気で駆動する「スリム型オイルヒーター」を使うとかなり電気代がかかるのでは? と覚悟していたのですが、結果は1日100円程度。

 

ちょっと拍子抜けするほど、ランニングコストが安かったのです。当然、これから11月、12月となれば20畳を超える我が家のリビングまわりを「スリム型オイルヒーター」1つで暖房することは不可能でしょう。しかし、ぎりぎりまでは「スリム型オイルヒーター」で温度を保つことはできそうです。

本格的に寒くなって全体暖房としてはパワー不足になったら、ペットのムシたちの部屋の温度を調整する補助暖房として使うことも考えています

 

我が家は木造の一軒家ですが、北国のため気密性が高いので思った以上に「スリム型オイルヒーター」による温度設定での24時間連続使用が向いているのでしょう。ですが、鉄筋コンクリートの現在のマンションなどは北国の古い一軒家である我が家よりも気密性が高いのではないでしょうか。であれば、急激に温度を上げ下げするよりも、筆者のように20度くらいで温度を保つ暖房のほうがコストパフォーマンスが高いのかもしれません。

 

そして部屋の空気を汚すこともない「スリム型オイルヒーター」での暖房は気密性の高い住宅に向いているのではないでしょうか。さすがに北海道にある我が家ではメインの暖房にはなりえませんが、部屋の広さや寒冷地でなければ、コストパフォーマンスの高いメイン暖房としても十分活躍してくれそうです。とてもおすすめ。筆者は今年の冬はパワーが不足するまではモダンデコの「スリム型オイルヒーター」ですごそうと思っています。

 

 

モダンデコ スリム型オイルヒーター公式商品ページ

 

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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