忙しい現代人には、つきっきりで煮込む料理は作りづらい。しかし、ほったらかしにしても繊細な火加減をしてくれる鍋があれば問題は解決。時間のかかる煮物をはじめ、カレー、肉じゃが、スープなども短時間でおいしく調理できるのだ。
今回のスゴ腕家電ファイルは
パナソニック 電気圧力なべ SR-MP300
「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる! そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!
解説者のプロフィール
滝田勝紀(たきた・まさき)
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。
今回の事件家電ファイル
パナソニック 電気圧力なべ SR-MP300
時短だけど手抜きじゃない誰もが頼れる電気圧力鍋
火加減を見ながら、弱火でトロトロになるまで野菜を煮込み続ける。焦げないように、つきっきりで火加減を微調整しながら……。温もりが感じられる煮込み料理は、母の代表的な手料理であり、思い出の味。そんな人も多いだろう。
だが、現代人は忙しい。2018年の日本は、専業主婦世帯が600万世帯であるのに対し、共働き世帯は1200万世帯に達した。平日からそんな手料理を作るなんて、もはや”事件”だという家庭も残念ながら少なくない。
だったら、ほったらかしにしても繊細な火加減をしてくれる鍋があれば事件は解決するわけで、パナソニックの電気圧力鍋がそれを可能にした。
しかも、1.7気圧と高圧なので、時間のかかる煮物や黒豆などを短時間でおいしく調理できるのが特徴だ。
例えば角煮の場合、一般的な鍋では約180分だが、本機では約60分で調理可能。また、黒豆は約240分かかるところ、約60分で完成するとされている。
自動メニューも備え、平日に作り置きしておくと便利なカレーや肉じゃが、スープなどのよく使うメニューは、食材を入れてスイッチを押すだけで調理可能。
また、調理家電にとって、最近はデザインも選択時の大切な要素だが、本機は「黒×ステンレス」で精緻性を感じさせるのも特徴的。まるで、プロの料理人が使う道具のような雰囲気を醸し出している。
忙しい現代人の頼れる調理機器として、ぜひ一家に一台置いてほしい家電の筆頭だ。
ココが事件だ!
1.7気圧と圧力が高く、時短調理が可能
ココが事件だ!
鍋内を105℃以上に保ち、無水調理にも対応
ココが事件だ!
レシピブックも充実。料理が苦手な人にも
※価格は記事作成時のものです。
解説/滝田勝紀
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。