近年のエアコンのトレンドは「センシング技術」だ。日立の「白くまくん」プレミアムXシリーズは「くらしカメラAI」を搭載。機内の画像カメラや温度カメラを駆使し、在室時間や位置、活動量、温度分布、湿度分布、床材や窓、家具までを認識して空調を制御してくれる。
室外機にも「凍結洗浄」を搭載。本体も 「カビバスター」で一年中クリーン!
室内機だけでなく、室外機も自動お掃除を実現した日立のエアコンが登場!
近年のエアコンのトレンドは、部屋の間取りなどの環境や、室内にいる人の温冷感などを各種センサーによって検知し、風を吹き分けるというセンシング技術だが、ここにきて、各メーカーが「清潔性」でしのぎを削り始めた。
エアコンのフィルターを自動掃除する機能は、今やどのメーカーも搭載しているが、長年使用すると、どうしてもエアコン内部がカビ臭くなってしまう。これを根本的に防ごうというのが、日立の「凍結洗浄」だ。凍結洗浄とは、エアコン内部の熱交換器に付着する汚れやカビなどを、熱交換器をあえて凍結させることで氷の中に包み込み、洗い流すというもの。ホコリの目詰まりによる性能低下も抑えてくれるなど、かなり魅力的な機能だ。
しかも、今回発表された「白くまくんXシリーズ」の新機種では、従来の室内機に加えて、室外機にも凍結洗浄機能を搭載。細かいホコリを洗い流すだけでなく、ファンを逆回転させることで、大きなホコリを吹き飛ばす機能も備えている。
日立
「白くまくん」プレミアムXシリーズ
2019年10月末発売予定
さらに、室内機には、運転停止時にも24時間365日エアコン内部を見張り、プラズマイオンの発生や加熱・低湿制御によってカビを抑制する「カビバスター」機能を、新たに搭載した。風路のさまざまなパーツに汚れが付着しにくいステンレスを用いた「ステンレス・クリーンシステム」と相まって、清潔性においてはトップクラスの安心感がある。
室外機も「凍結洗浄」で細かいホコリを除去
画像カメラや温度カメラなどを用いて部屋にいる人を識別し、在室時間や位置、活動量、温度分布、湿度分布、床材や窓、家具までを認識して空調を制御する「くらしカメラAI」も搭載。今季のトレンドをリードするモデルといえるだろう。
一年中、内部を見張り、カビから守る!
文/安蔵靖志(IT・家電ジャーナリスト)