“充電”のリーディングブランドとして知られているAnkerのスマートホームブランド「Eufy」。そのロボット掃除機のフラッグシップ機は、掃除と水拭きを同時にこなして5万4800円。連続運転時間は、最大150分。一度に掃除できる部屋の広さは約250平方メートル。
今回のスゴ腕家電ファイル
RoboVac L70 Hybrid
「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる!そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!
解説者のプロフィール
滝田勝紀(たきた・まさき)
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。
今回の事件家電ファイル
Eufy by Anker
「 RoboVac L70 Hybrid」
●価格:5万4800円
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SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)技術を採用したロボット掃除機。リアルタイムで部屋のマップを作成しながら掃除できる点が特徴。水タンクとモップを備え、吸引しながら床を水拭きできる。
![](https://tokusengai.com/assets/images/2020/10/03/debf106946bfeb3d9ee803936520e5348ab10942.jpg)
ロボット掃除機
RoboVac L70 Hybrid
「ロボット掃除機といえばルンバ」という時代は終わった。この価格でここまでやれるロボット掃除機が登場したことで、そう感じざるをえない。”充電”のリーディングブランドとして知られているAnkerのスマートホームブランド「Eufy」。そのロボット掃除機のフラッグシップ機は、掃除と水拭きを同時にこなして5万4800円。しかも、これまで多数存在した”安かろう悪かろう”なロボット掃除機とは異なり、ルンバとブラーバを合わせたような高レベルの掃除と水拭きを一台で可能にした。
筆者が分析するに、ロボット掃除機で最も大切なことは、いかに長時間、いかに広範囲を漏れなく移動できるかだ。それも、家具などのいわゆる”障害物”がある生活環境の中で、である。
実は、掃除能力自体に大きな差はない。本機は、各種センサーやSLAM技術と人工知能を搭載。注目なのは、もともとモバイルバッテリーのメーカーである同社だからこその運転時間だ。これらの重要な機能をルンバと同等、もしくはそれ以上といっても過言ではないほどのレベルでしっかりと実装している。
連続運転時間は、最大150分。一度に掃除できる部屋の広さは約250平方メートル。自己位置と周囲の環境を把握し、リアルタイムにマッピングすることで、最適なルートを選択して掃除できるようになった。”ルンバ超え”なロボット掃除機の登場は、まさに事件だ!
ココが事件だ!
掃除と水拭きを同時に行える
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通常の吸引モード以外に水量をコントロールし、水拭きが可能なモッピングモードも搭載している。生活環境や目的に合わせてモードを使い分けることで、床をきれいにする。
ココが事件だ!
マップで掃除をカスタム
![](https://tokusengai.com/assets/images/2020/02/12/8cebd5d32fc0b169f485bc113905c2a55b7cf57a.jpg)
A.I Mapテクノロジーを搭載。リアルタイムに部屋の形をマッピングし、自ら経路を設計し掃除を行う。集中的に掃除したいエリアや、進入禁止エリアなども指定できる。
ココが事件だ!
ダスト容器も水洗いが可能
![](https://tokusengai.com/assets/images/2020/02/12/23c849194f68293c1ca91711aecf47183fe5f9c3.jpg)
ダスト容器と水タンクは一体になっている。ダスト容器は0.45リットルと大きく、十分な容量だ。フィルターも含め、すべて水洗いが可能なので、いつでも清潔に保てるのもうれしい。
※価格は記事作成時のものです。
解説/滝田勝紀