ここでは、メッシュWi-Fiの接続方法として、GoogleのNest WiFiの設定手順を紹介しよう。5Gヘルツ帯で4×4のWi-Fi 5(11ac)に対応したWi-Fiルーター(親機)と、専用拡張ポイント(中継機)1台をセットにした製品で、拡張ポイントは、Googleアシスタントのスマートスピーカー機能も搭載している。
メッシュ対応ルーターを接続
ルーターのセットを設置して、家中にWi―Fiが届くようにする
《今回使用したメッシュWi-Fi》
Google
Nest Wifi 拡張ポイントセット
5Gヘルツ帯で4×4のWi-Fi 5(11ac)に対応したWi-Fiルーター(親機)と、専用拡張ポイント(中継機)1台をセットにした製品。拡張ポイントは、Googleアシスタントのスマートスピーカー機能も搭載している。
Wi-Fiルーターはレンタルルーターを接続するための「WAN端子」とほかの有線LAN機器をつなぐ「LAN端子」を一つ装備。拡張ポイントにはケーブル接続端子はない。
一般的なWi-Fiルーターより、端子の数は少ない
(1)ルーターの電源を入れる
❶ルーターにLANケーブルを差し、電源を入れる
Wi-Fiルーターの「WAN端子」と、回線業者からのレンタルルーターの「LAN端子」を付属のLANケーブルで接続する。
Wi-Fiルーター付属のACアダプターを接続して、Wi-Fiルーターの電源を入れる。自動的に回線種別などが判定され、1分~2分程度で起動する。
ルーターにACアダプターをつなぐと、電源がオンになる
(2)Wi-Fiルーターを設定する
❶ルーターの動作確認をする
Wi-Fiルーターのランプの点灯を見て、正常に起動しているかを確認する。回線種別などは自動判定されるので、ケーブルさえ正確に接続されていれば、トラブルは起きにくい。
❷「Google Home」アプリを利用する
この製品は、「Google Home」アプリで設定を行う。標準でインストールされているスマホもあるが、iPhoneの場合などは、新規にインストールする。
❸ルーターが検出され、接続完了
指示に従って作業を進めると、設定したいルーターが検出される。ルーター底面のQRコードをアプリで読み取ろう。本機のSSIDや暗号化キーは自分で決められる。
(3)拡張ポイントの設置と設定
❶拡張ポイントを設置して電源を入れる
拡張ポイントは、ルーターの設定が完了してから行う。設置場所を決めて、付属ACアダプターを接続すれば、電源がオンになる。
❷「Google Home」アプリで、拡張ポイントの設定を行う
親機同様、Google Homeアプリで設定を行う。拡張ポイントが検出されたらアプリでQRコードを読み取る。拡張ポイントが出す音が聞こえるかなどの確認もある。
❸Googleアシスタントの設定
拡張ポイントの設定にはGoogleアシスタントの設定も含まれる。音声操作の確認など、指示に従って進行しよう。この設定が完了すれば、Wi-Fiの中継機として作動する。
◆解説/福多利夫(フリーライター)
◆イラスト/中山 昭(絵仕事 界屋)