誰にでもスマホカメラを使って、他人に上手に撮影してもらいたいと思った経験はあるだろう。また自分が頼まれた時もうまく撮ってあげたいものだ。ポイントは、被写体となる人物にあまり後ろに下がらないこと。観光スポットを重視するより、写る人の表情がわかるように、逆にスマホに近寄ることを心がけよう。
目指せ!“SNS映え”
スマホ写真術 スナップ
ポイント
記念写真は背景に寄らず、スマホに寄るべし!
観光地に出かけたときや、街中でちょっと気になるスポットを見つけたときなど、そこにある看板などをバックに記念写真を撮ることがあると思う。同じ場にいる人どうしで、「シャッターを押して下さい」などと頼み合った経験は、誰もが持っているだろう。
その際、対象(看板など)と一緒に写ろうとするために、カメラからどんどん離れていってしまう人が多い。しかし、そうすると、人物は小さくなり、顔の表情などがわかりにくい写真となってしまう。スマホ写真の多くは、スマホの小さな画面で見ることになるので、なおさらだ。
そこで、記念写真の撮影では、被写体となる人物にあまり後ろに下がらないでもらうことが大切だ。看板や壁画と一緒に写りたいからといって、その位置まで後退する必要はない。表情がわかるように、逆にスマホに近寄ってもらうことを心がけよう。
■背景に寄ると人物が小さく写ってしまう
子供の描いたカラフルな絵を前に記念写真。どうしても、壁の絵に寄って撮りがち。すると、表情がわかりにくい大きさになってしまう。
逆にもっと手前に来てもらうようにしよう。人物は「背景に寄らず、カメラに近く」というのが基本だ。
■iPhone XS Maxで撮影
■解説/吉村 永(カメラマン)モデル/八嶋夏世(ソレイユ)