家庭の使用スタイルに合わせてメニューを提案する新「ヘルシオ」は、独自のクラウドサービスと連係し操作画面を改良、使い勝手を向上させる「AIパネル」を新搭載した。300℃以上に加熱した過熱水蒸気で調理したり、音声操作や献立相談などの便利機能を独自に展開して進化を重ねてきた。
家庭の使用スタイルに合わせてメニューを提案する新「ヘルシオ」
300℃以上に加熱した過熱水蒸気で調理する「ヘルシオ」は、音声操作や献立相談などの便利機能を、独自に展開して進化を重ねてきた。2020年6月発売の新製品では、独自のクラウドサービスと連係し操作画面を改良、使い勝手を向上させる「AIパネル」を新搭載した。
AIパネルは、各家庭の調理履歴などをクラウドで学習し、よく使う機能やおすすめメニューを本体の操作画面に表示する。これにより、使用頻度の高い機能のボタンがスタンバイしている状態になるため、ユーザーは機能を探す手間なしに使えるようになった。
表示内容は、朝(4時~10時59分)、昼(11時~15時59分)夜(16時~3時59分)で切り替わり、その時間帯に合ったメニューを提示する。季節でおすすめの料理が変わるほか、各家庭の使用状況や生活スタイルに合わせて、表示内容が進化していくのが大きな特徴だ。
調理面では、切った材料を角皿に並べるだけで、ちょうどいい火加減に仕上げる自動調理機能「まかせて調理」がパワーアップ。これまでは1段でしかできなかった調理が上下2段で行えるようになり、メイン+付け合わせなど、一度でたっぷりの量を作れるようになった。
ちなみに、緊急事態宣言期間中は、従来モデルで「まかせて調理」の稼働率が大幅に上がったという。昼時の調理回数は、昼ご飯にちょうどいい焼きそばなどが作れる「炒める」が82%も伸びるなど、ほったらかしで上手に作れる魅力が、再認識される形となった。
さらに新モデルでは、煮物やカレーなどが、ボウルで作れるレンジ調理機能も新搭載。在宅シフトで増えた自炊の負担を、強力にサポートする。
シャープ
ヘルシオ AX-XA10
実売価格例:18万7000円
使い方を学習するAIパネル
上段の仕上がり具合に応じてダンパーが開く
※価格は記事作成時のものです。
文/諏訪圭伊子(フリーライター)