【最新スマートスピーカーレビュー】音質重視の2モデルAmazon「Echo」とGoogle「NestAudio」を○×チェック

家電・AV

インターネットに接続し、音声操作で各種情報の取得や音楽の再生も行えるのがスマートスピーカー。オーディオ専業各社からも音質を重視した製品が登場している。人気は、音声認識および情報サービスを提供する、AmazonとGoogleの最新製品。1万円台と手軽な価格が特徴だ。

Amazon
Echo

Amazonの「アレクサ」に対応した球体型。音は派手で量感豊か

Amazonの「アレクサ」に対応。Amazon Musicなどのサービスと組み合わせるのが便利だ。

Amazon
Echo
実売価格例:1万1980円

●サイズ/幅144mm×高さ144mm×奥行き133mm
●重量/0.94kg

ブルートゥース Ver.5.0
スピーカー
ユニット
76.2mmウーハー
20mmツイーター

ユニークな球体形状で、コンパクトさも魅力の一つ。

ここが○

音声認識「アレクサ」対応製品の象徴ともいえる青い光が、筐体下部を取り巻くように配置され、個性的かつ未来感が斬新。底面にネジ穴があり、三脚に固定することもできるなど、設置性も考慮されている。音質は派手めだが、非常に明瞭で重低音も量感豊かに響き、価格以上の出来栄えだ。

ここが×

音質は悪くないが、派手で聴き疲れる傾向がある。低音の量感も、日本の一般家庭やユーザーにとってはやや過多な印象。

Google
Nest Audioini

Googleの最新製品は薄型で設置性に優れる。新技術は未知数

Google対応スピーカーとして音質を強化。コンテンツや周囲の騒音に応じた自動調整も可能。

Google
Nest Audioini
実売価格例:1万1550円(1台)

●サイズ/幅124mm×高さ175mm×奥行き78mm
●重量/1.2kg

ブルートゥース Ver.5.0
スピーカー
ユニット
75mmウーハー
19mmツイーター

ここが○

薄型で設置性に優れ、音質も非常にクリア。再生コンテンツに応じてイコライザー調整を行なう「Media EQ」や、再生している部屋の騒音状況を検知して音質を最適化する「Ambient IQ」は、旧来のオーディオ専業ブランドではなく、先進的なIT企業ならではと思える取り組みだ。

ここが×

「Media EQ」と「Ambient IQ」の技術は興味深いのだが、聴感上の効果はあまり実感できなかった。


アップルのHomePodに小型版が登場

スマートスピーカーといえば、AmazonやGoogle製品が強いが、日本ではiPhoneの普及率が高く、HomePod miniも注目に値する。

コンパクトで価格も抑えられているほか、アップルが独自に開発するUWB無線チップ「U1」が内蔵され、iPhoneを近づけるだけで聴いていた音楽を引き継ぐことができるなど、スマホ時代のスピーカーとして、機能も先進的だ。

アップル
HomePod mini
実売価格例:1万1880円

iPhoneなどでもおなじみ、アップルのAIアシスタント機能「Siri」を搭載するスマートスピーカー。iPhoneとの連係機能が充実している。

※価格は記事作成時のものです。

■解説/林正儀(AV評論家)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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