クリーンパナソニックは、日本で一番の家電メーカーです。部分的には、異論がある人もいるでしょうが、大局的に間違っていないと思います。スティック型掃除機でもそう。2つの独自技術を持っています。「クリーンセンサー」と「からまないブラシ」です。何故なら、それが双方とも導入されたフラッグシップモデルは、別の意味でお勧めできないし、パナソニックで今、一番勧めたいモデルには片方しか搭載されていないのです。今回は、パナソニックの商品レポートです。

パナソニックの掃除機にまつわる2つのスゴイ技術

クリーンパナソニックは、日本で一番の家電メーカーです。部分的には、異論がある人もいるでしょうが、大局的に間違っていないと思います。スティック型掃除機でもそう。2つの独自技術を持っています。「クリーンセンサー」と「からまないヘッド」です。

特許がどうなっているのかでも異なりますが、自分が商品企画をしていたら必死で同等以上の効果を持つ技術を模索したでしょうね。そのレベルの技術です。

ところが、それが双方とも導入されたフラッグシップモデルは、別の意味でお勧めできないし、パナソニックで今、一番勧めたいモデルには片方しか搭載されていない。今回は、パナソニックの商品レポートです。

ハウスダスト除去が目でわかる「クリーンセンサー」

喘息「予防」ガイドライン

アレルギー性気管支炎喘息をはじめとして、ハウスダストは、できる限り家にあって欲しくないゴミです。ここでいうハウスダストは、数百μmの大きさのホコリダニの死骸、脱皮カス、フンが壊れたモノを意味しますので、人の目には見えません。しかし、アレルギーを持つ人が、ハウスダストによる喘息の発作を起こした場合、まるで首を絞められ、ストローで息をし続ける様な状態に陥ります。

医療は、症例一つ一つに、医者が治療できる様に対応法が確定しているものはガイドラインが定められ、同じ治療が受けられる様に整備されています。しかし、このガイドラインは「治療」のものであって予防に対するものではありません。しかし、例外があります。喘息のみ「予防」のガイドラインがあり、当然、それにはハウスダストの除去が明記されています。「掃除機で20秒/m2」。エビデンスは1994年に神戸の保健所のものが使われています。

しかし「掃除機で20秒/m2」というのは、かなりのスローペース。パワーヘッドでゴロゴロというのが当たり前の人から見るとなんともまどろっこしい。自分の家は、全部フローリング。ホコリダニが隠れるとこともないし問題ないとする人もおられるかもしれません。しかし、心配は心配。それを打破するために作られたのが、パナソニックの「クリーンセンサー」なのです。

「20秒/m2」でハウスダストを除去

クリーンセンサーは、吸い込んでいる空気を赤外線センサーで探知。空気内にハウスダストサイズのゴミの有無を確認、判断します。

画像1: panasonic.jp
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使ってみると、「掃除機で20秒/m2」に近しいテンポでの掃除となります。ハウスダストはダニ由来。このため小さな鍵状の突起が付いています。要するに引っかかるので除去に時間がかかるのです。クリーンセンサーの有無で、それが可視化できるわけです。すごく便利です。

なお、本体に備えてあるので、布団用ヘッドでもダストがなくなるのが、分かります。あって嬉しい機能です。

メンテナンスフリー「からまないブラシ」

「髪の毛」の絡まりが掃除機の悩み

掃除機が吸わなくなった時、いくつか理由が考えられます。うち一つにヘッドへの糸くず、髪の毛がからみヘッドが回転しなくなることがあります。普通の場合、1ヶ月に一度くらいメンテナンスが必要です。ヘッドですから、お世辞にもキレイとは言えません。それを手で掴み、古新聞の上で分解、キレイにするのは、気は晴れるのですが、かなり大変です。

からまなければ、どれだけ楽なことでしょうか? 私が知っている限り、成功例は一例。iRobot社のルンバに採用された「ゴム製のデュアルアクションブラシ」です。これは特殊なゴムを、特殊な形状で合わせているのですが、特にすごいのは素材。特殊なゴムを見出すのに数年かかったそうです。

ヘッドのメンテナンスから開放

今回パナソニックは、それをヘッドローラー形状で対応しました。円錐を用いたのです。長い糸、髪などが巻きつくと、ローラーが回転すると狭くなっている方へ移動します。パナソニックのからまないヘッドは、この形状のローラーが2つあります。左右配置で、ヘッドの左端、右端から糸、髪の毛等を中央に寄せてきます。2つのローラーはつながっていないので、運ばれてきたものは中央、吸引口の前でフリーになります。

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これは、実に見事な技術で、ヘッドのメンテナンスから解き放たれたわけです。技術に秀でた日本メーカーの誉とも言える技術です。

フラッグシップ「MC-SBU840K」は重い上にバランスが悪い

この2つの技術が搭載されたのが、フラッグシップ「MC-SBU840K」です。

画像3: panasonic.jp
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ところが重い上に、バランスが非常に悪い。要するにスティック型掃除機に軽く、バランスよくがクリアされていないのです。確かに、バッテリーは標準モードで60分持ちますし、パワーもあります。ユーザーが要求することのほとんどは、クリアしています。

しかし、バランスが悪いので、実に使いにくい。また、持ち手の上の張り出しが、時々手首にも当たります。いい技術の良さより、使いにくさの方が先に立ちます。スティック型掃除機の難しさです。

お勧めモデルは「MC-SB51J」

今のパナソニックのスティック型掃除機で、私のイチオシは、軽さを主眼に作られた「MC-SB51J」。

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軽いと言っても、1.6kg。ダイソンのDyson Micro 1.5kgの様に、バランス、パワーなどが実に上手く取れており、お勧めできるモデルです。

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これに搭載されているのは「クリーンセンサー」だけですが、掃除機の基本がしっかりしているので、機能が十分な威力を発揮します。その上、布団ノズルもついておりますので、これで、ハウスダスト対応は万全。アレルギー性喘息、花粉症にお悩みの人に、ぜひお勧めしたいモデルです。

最後に

日本は技術があるのに、商品が悪い。クルマ、黒物家電、白物家電、いろいろな分野でそう言われています。商品化は「差別化」というわけで、いろいろな技術を作る日本ですが、今回の様なことが散見されます。基本と新技術のバランスが取れていないのですね。

スティック型掃除機は、まだ「THE」と言えるほど、定番が決まっているわけではありません。買う前に店頭チェックされることをお勧めします。

そして、パナソニックには是非、MC-SB51Jにからまないヘッドを組み合わせた様なモデルを世に送り出して欲しいと思います。

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京散歩とラーメンの食べ歩き。

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