多種多様な漫画アプリの中でも、群を抜いてヒット作を生み出している「ジャンプ+(ジャンプラ)」。今回はその中からオススメ作品を厳選してご紹介します。同アプリは、オリジナル連載作品の購読は「初回限定で全話無料」という太っ腹なサービスも導入しています!漫画中毒気味なライターが厳選した、オススメの連載作品をお伝えします。
ジャンプ+の魅力とは
100作近くの漫画が曜日ごとに更新される
2014年にスタートし、今では数あるWeb漫画媒体の中でもトップクラスの人気を誇る「ジャンプ+」。説明不要の国民的雑誌「週刊少年ジャンプ」を手掛ける集英社が提供するアプリです。かつてのヒット作をリバイバル連載している点や、不定期的に実施される無料配信キャンペーンなども魅力的ですが、特筆すべきはオリジナル連載作品の多さ。100作近くの漫画が曜日ごとに更新され、読切作品などの配信も盛んです。
また、ジャンプ+での配信を皮切りに大ヒット作となったものも数多く存在しており、漫画好きであれば是非チェックしておきたいポテンシャルを秘めた作品の宝庫でもあります。「とにかく面白い漫画を知りたい!」「無料で読める漫画アプリが欲しい!」という方にもオススメしたいアプリです。
アプリは、以下のボタンからダウンロード(インストール)できます。iOSの場合は「App Store」から、Androidの場合は「Google Play」から行ってください。
なお、ジャンプ+の詳しい利用方法などについては以下の記事でも解説しています。更に詳しく知りたいという方はぜひご一読ください。
今読みたい!ジャンプ+のオリジナル作品
ここからは、筆者イチオシのジャンプ+連載作品をご紹介します。いずれも同アプリで初回全話無料で購読可能のため、内容にピンと来た方はぜひ読み進めてみてください。
ジャンプ+の看板作品!遠藤達哉『SPY×FAMILY』【月曜更新】
まずご紹介するのは、累計発行部数が1000万部を突破したヒット作『SPY×FAMILY』です。
舞台は、東国と西国に分断されたとある国。西国側では<黄昏>の異名を持つ凄腕スパイが暗躍し、東側打倒のため数々の任務を秘密裏に遂行していました。そんな彼に下された新たな任務は、要人と接触するために「仮初の家族」を作ることでした。しかし、養子として迎え入れた少女・アーニャは他人の心が読める超能力者、妻として見初めた女性・ヨルは<いばら姫>の名を持つ凄腕の殺し屋で…。
と、あらすじから既にハラハラさせられる内容ですが、要所要所に挿入されるコメディパートや度々発生する事件などで読者を飽きさせない緻密な構成も魅力的。それぞれが裏の顔を持つ家族でありながら、どこかほんわかとしたアットホームさも抱えているキャラクターごとの魅力にも注目です。
作者の遠藤達哉先生は2000年にデビューした実力派のベテラン作家ながら、キャリアの中で惜しくもヒットに見舞われなかった遅咲きの漫画家でもあり、作品全体のクオリティコントロールの見事さは新人にはなかなか出せない魅力と言っても過言ではないでしょう。
アニメ化の噂も絶えないジャンプ+の看板作品として、マストで読んでおきたいオススメの漫画です。とにかくストレートに面白いのはもちろん、『よつばと!』などに代表される家族の絆を描いたホームドラマとしても楽しめます。
悪魔と少年のドタバタコメディ!平方昌宏『デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い』【月曜更新】
ジャンプ+の月曜は『SPY×FAMILY』以外にも、『DRAGON BALL』や『ダイの大冒険』といった名作のリバイバル連載も行われており、更新を楽しみにしている方も多い激戦区です。
その中でジワジワと人気を獲得している漫画が、『デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い』。最強の悪魔・デビィは人間界を滅ぼすために地獄から現れるものの、偶然にもゲーム好きの平凡な高校生・六郎の下に降臨することに。人類の平和を守るために「遊び」での勝負を提案したところ、実はポンコツなことが判明し…といった日常系ファンタジーな作品です。
筆者の好物である『邪神ちゃんドロップキック』や『小林さんちのメイドラゴン』などのコメディにも重なるドタバタ感はもちろん、デビィをはじめとする各ヒロインの可愛さが話題を集めています。作者の平方昌宏先生は過去にも『新米婦警キルコさん』などの作品で、独特のフェチズムを持ったキャラクターメイキングがひそかな注目を集めており、こちらも実力派ならではの作品として仕上がっています。デビザコ可愛い!
ハチャメチャな展開から目が離せない! 龍幸伸『ダンダダン』【火曜更新】
続いてご紹介するのは、『ダンダダン』。以前にも本サイトでレビューした話題作です。幽霊を信じないオカルトマニアの少年と、宇宙人を信じない霊媒体質の少女が織りなす、SF×オカルト×ホラーな怪奇青春ストーリー。あらすじから見ても分かる通り、とにかく過剰なまでの勢いと予測不能な展開が毎週火曜を盛り上げています。8月に第1巻が発売されたばかりでありながら、既に注目株として各所で大きな反響を呼んでいます。
作者の龍幸伸先生は『ファイアパンチ』『チェンソーマン』などで話題を集めた奇才・藤本タツキ氏のアシスタントを務めたのち、本作でデビューを飾りました。「大丈夫か…!?」と困惑すらしてしまうほどのストーリーながら、週刊連載とは思えぬほどに緻密な作画クオリティを保持し続ける実力派でもあります。
本作『ダンダダン』に関しては「とにかく一度読んで欲しい!」の一言に尽きます。作品単体のレビュー記事もあわせてご一読ください。
最高峰の百合恋愛漫画に悶絶…!岸虎次郎『オトメの帝国』【水曜更新】
ジャンプ+の水曜枠を彩る作品は数あれど、とにかく濃厚なラブストーリーに浸りたい…という方にオススメなのが『オトメの帝国』です。とある女子校を舞台に繰り広げられるオムニバス形式の群像劇なのですが、搭乗するカップリングのほぼ全てが百合(GL)という、好事家にはたまらないラブコメ作品に仕上げられています。
元々は「ビジネスジャンプ」「グランドジャンプ」といった雑誌連載作品だったのですが、2017年ごろにジャンプ+へ完全移籍を果たし、以後百合漫画の代表格として長期連載を続けています。
本作の魅力は、とにかく多彩な属性が目白押しのカップリングの嵐!明るくほのぼのとした関係性からしっとりと切ない恋まで、必ず一つはツボにクリティカルヒットする恋愛模様が、官能的にもファンシーにも描かれます。
2021年5月には人気カップルのボイスドラマも公開され、豪華な声優陣が作品の魅力を更に押し上げています。筆者のイチオシカップルは内気な黒髪少女・ほのかと明るい留学生・エリーシャの「ほのエリ」です。あなたの推しカップルは?
まとめ
今回はジャンプ+のオススメ連載漫画をピックアップして紹介しました。今回ご紹介した作品以外にも、『怪獣8号』などの注目作や『ONE PIECE』『NARUTO』など名作のリバイバル連載、『推しの子』や『久保さんは僕を許さない』をはじめとするヤングジャンプ連載組など、多種多様な漫画が読み放題です。ぜひ一度お試しください。