ノイズキャンセリング機能自体は新しいものではないが、はやりの超コンパクトな完全ワイヤレスイヤホンと融合したことで、ユーザーや適用範囲が広がった。ここでは注目の最新モデル、ソニー「WF-1000XM4」とAVIOT「TE-D01t」を紹介しよう。
ノイズキャンセリングもどんどん進化。最新モデルのトピックはコレ!
完全ワイヤレスイヤホンの新しいトレンドが「ノイズキャンセリング」。ノイズキャンセリング機能自体は新しいものではないが、はやりの超コンパクトな完全ワイヤレスイヤホンと融合したことで、ユーザーや適用範囲が広がった。
アクティブノイズキャンセリング機能には、大きく分けて2方式が存在する。周囲の騒音をマイクで拾い、鼓膜に届く音を推測する「フィードフォワード」方式と、イヤホン内側にもマイクを搭載し、漏れ届く騒音を解析してキャンセリング効果を高める「フィードバック」方式。そして、この二つを合わせたのが「ハイブリッド」方式で、一般に高レベルとされる。
注目は、ソニーのWF-1000XM4で、独自のデジタル処理技術により、超強力なノイズキャンセリング性能を発揮。
●超強力なノイズキャンセリング
独自のデジタル技術により比較的高い周波数までキャンセリングできることで人気。新モデルは、コンパクト化されたのも魅力。
ソニー
WF-1000XM4
実売価格例:3万3000円
![](https://tokusengai.com/assets/images/2021/11/18/477ad45515e522fa48669e58d97ec10c27d0e647.jpg)
また、AVIOTのTE-D01tは、ハイブリッド方式で手軽な価格を実現した。
●ハイブリッド方式で手軽な価格を実現
完全ワイヤレス時代に急伸したAVIOTの意欲作。実績のあるエンジニアを投入し、高性能なノイズキャンセリング性能を実現。
AVIOT
TE-D01t
実売価格例:1万890円
![](https://tokusengai.com/assets/images/2021/11/18/b4ae2353e87b862c1b80cd298dd7fab9aefc05ab.jpg)
※価格は記事作成当時のものです。
■解説/鴻池賢三 (AV評論家)
![](https://tokusengai.com/assets/images/2021/11/18/57f119d4361d06dc739f36d879804a1bd337c026.jpg)
この記事は『大人のオーディオ大百科2021』(マキノ出版)に掲載されています。
www.amazon.co.jp