エミライは、中・FiiO Electronics社のDAC内蔵ヘッドホンアンプ「K9 Pro LTD」のを販売を開始した。本製品は、希少となったAKM製のDACチップ「AK4499EQ」を搭載しているのが特徴で、最大384kHz PCM/DSD256データの再生に対応する。また、FiioとTHXが共同で開発した「THX AAA 788+」ヘッドホンアンプ回路を2基搭載しているので、負荷インピーダンスの高低に関わらず、音楽のすべてのディテールとダイナミクスを理想的に再現することができる。
Fiio
K9 Pro LTD
●実売価格:9万2400円程度
AKM製のフラッグシップDACチップ「AK4499EQ」を搭載し、最大384kHz/32bitまでのPCMとDSDの再生に対応するヘッドホンアンプ
エミライは、中・FiiO Electronics社のDAC内蔵ヘッドホンアンプとして、AKM製のフラッグシップとなるDACチップ「AK4499EQ」を内蔵したヘッドホンアンプ「K9 Pro LTD」の販売を開始した。
「K9 Pro LTD」は、希少となったAKM製のDACチップ「AK4499EQ」を搭載しているのが特徴で、最大384kHz PCM/DSD256データの再生に対応する。最新世代のXMOSチップを搭載した本機は、USBとBluetoothのデコーディングに、44.1kHz系、48kHz系専用のフェムトクロックが使用されるデュアルモードクロックマネジメント技術をサポートしている。
AKMのフラッグシップとなるDACチップ「AK4499EQ」を搭載
「AK4499」は、理論限界に限りなく近いノイズ特性を達成するため、AKM初となる電流出力方式DACを採用。ローディストーション・テクノロジーにより業界最高水準の低歪み特性が特徴。歪み特性を劣化させる要因となる半導体回路で用いる素子の非線形成分を徹底的に除去するため、AK4499EQは新たな低歪テクノロジーを採用し、素子からの不要な電荷放出による歪み成分を抑制している。それによって、ハイエンドDACとして業界最高水準の超低歪を実現した。
また、「K9 Pro LTD」のヘッドホンアンプ部に搭載されている「THX AAA 788+」回路は、負荷インピーダンスの高低に関わらず理想的なディテールとダイナミクスを実現すべく、同社とTHXが共同開発した新たなヘッドホンアンプ回路だ。
さらに、「K9 Pro LTD」は、全段完全バランス設計となっており、全てのプロセスで差動信号を通過させることにより、異なるコンポーネント間の干渉を最小限に抑え、音楽のすべてのディテールと大きなダイナミクスを理想的に再現することができる。
PCB(プリント基板)は、分割レイアウトを採用しているため、処理されるオーディオ信号が影響を受けないようになっている。また、電源部には自動電圧変更機能を搭載したリニアパワーサプライを使用しており、クリーンで強力な電源を供給することで高品位再生を実現している。
K9 Pro LTDは、Bluetooth用にQualcomm製のSoC「QCC5124」を搭載し、LDAC、aptX HD、aptX Adaptiveなどのフォーマットに対応。ゲームやビデオで必要とされる低遅延と、ハイレゾ・オーディオで必要とされる高ビットレートの両方を満たしており、安定した高速でのBluetooth接続が可能だ。
ADCボリュームコントロール方式による音量調整機構を採用
K9 Pro LTDには、ADCボリュームコントロール方式の音量調整機構を採用しており、左右音量バランスの不均衡やノイズの発生を抑え、すべての音量レベルでスムーズな音量変化を実現している。
大きさは、幅200mm、奥行き250mm、高さ77mm、重量は2750グラム。電源ケーブル、USB A to Bケーブル、6.3mm to 3.5mm変換ケーブル、Bluetoothアンテナ、交換用ヒューズ、クイックスタートガイドが付属する。
※価格は記事作成当時のものです。