【ダイソー・コーヒードリッパー】ペーパーフィルター不要で税込550円 環境にも財布にも優しいか試してみた

レビュー

テレワークが推奨される昨今、自宅でお仕事という方も多いでしょう。筆者も自宅で原稿を書いている時間が長い「在宅ワーク組」です。自宅での仕事中、何杯もコーヒーを飲むという方も多いのではないでしょうか。筆者の場合、自宅よりもキャンピングカーでの撮影現場で、コーヒーを飲むことが多くなります。そこで今回、ダイソーで見つけたペーパーフィルター不要の「コーヒードリッパー」(税込550円)をキャンピングカーに持ち込んで試してみました。その実際の様子をお伝えします。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

ペーパーフィルターのいらない「コーヒードリッパー」

環境にもお財布にも優しい

本サイトでも、さまざまな100均アイテムの記事を書いていることからわかるように、筆者は100円ショップが大好きです。かなり頻繁に100円ショップの新アイテムをチェックしていますが、今回はダイソーで、「ペーパーフィルター要らずでエコ&節約」というコーヒードリッパーを発見しました。

コーヒーを淹れるたび、当たり前のように使っているペーパーフィルター。当然、使い捨てです。1日何回コーヒーを淹れるかによっても違うでしょうが、あまり環境に優しいとは思えません。

今回紹介する「コーヒードリッパー」は、ステンレス製の2重メッシュフィルターでできており、ペーパーフィルターを使わずにコーヒーを淹れることができます。ペーパーフィルターを使わないということは、環境に優しいだけでなく、お財布にも優しいといえるでしょう。しかも税込で550円。100円ショップダイソーの中では高額商品ですが、筆者は即買いしました。

ステンレスメッシュを2重構造にすることで、コーヒーの粉が落ちることが少ないといいます。

税込550円とは思えないしっかりとした作り

自宅に持ち帰り、さっそく箱から取り出してみると、さすがダイソー!とても税込550円とは思えないほど、しっかりとした作りのステンレスメッシュの「コーヒードリッパー」が出てきたわけです。

実をいうと筆者は普段、自宅ではさほど頻繁にコーヒーを飲みません。それなのに「コーヒードリッパー」を購入したのは、撮影などのためにキャンピングカーで出かけた際、出先で熱いコーヒーを飲みたいからです。キャンピングカー生活では、できる限り余計なものや余計なゴミを減らしたいので、ペーパーフィルターのいらない「コーヒードリッパー」は好都合だと考えました。

単純にゴミを減らすだけならインスタントコーヒーで我慢すればいいのですが、北海道で極寒の撮影現場からキャンピングカーに戻った時、やはりインスタントではなく、その場でドリップした美味しいコーヒーを飲みたいという目論見もあります。

税込550円とは思えないほど、しっかりとした作りの「コーヒードリッパー」。

実際にコーヒーを淹れてみた

ペーパーフィルターで淹れるのと大きな違いは感じない

ステンレスフィルターでできた「コーヒードリッパー」の中に適量のコーヒーの粉を入れ、上面が平らになるように少し揺らしてならします。その後、熱湯をコーヒーの粉全体が浸る程度注ぎ、少しの間蒸らす。そして、熱湯を4〜5回に分けて注ぐのがおいしく淹れるコツだそうです。

淹れる前は、「ペーパーフィルターがないと、注いだお湯が一気に落ちてしまうのでは」と、心配していました。しかし実際は、ペーパーフィルターを使った場合よりも若干お湯が落ちるスピードは速いものの、ほとんど違和感なくコーヒーを淹れることができます。この点に大きな違いは感じません。

また、最初に少量の熱湯を注いで蒸らしているとき、コーヒーの粉が膨らむ感じも、ペーパーフィルターと同じような印象でした。その後、お湯を4~5回に分けてを注ぐタイミングも、ペーパーフィルターのときと変わりません。このあたりも、いつもどおりといえるでしょう。

普段ペーパーフィルターでコーヒーを淹れている方なら、まったく問題なく使えると思います。

キャンピングカーの中で「コーヒードリッパー」を使ってコーヒーを淹れてみました。手順はペーパーフィルターのときと変わらず、違和感もありません。

実際に淹れたコーヒーを飲んでみた

先にお断りしておきますが、筆者はコーヒーに強いこだわりはありません。撮影などのために出かけた北海道の大自然の中で、インスタントコーヒーではなく、やはりドリップしたコーヒーが飲みたいといった程度のレベルです。

ただ、ちょっと心配もありました。ステンレスフィルターでドリップすると、コーヒーに金属臭が移るのではないか?実際には、金属臭は気になりませんでした。そもそも、筆者がキャンピングカーの中で使っているマグカップはステンレス製。コーヒーをドリップして保温する魔法瓶もステンレス製なのです。金属臭が気になるなら、とっくに気になったいるでしょう。もしかしたら、コーヒーのアロマのためにいろいろ配慮する方にとっては、気になるのかもしれません。

使用したコーヒーの粉も、「インスタントよりは美味しいコーヒーが飲みたい」という程度で用意したものなので、かなり安価なものです。とはいえ、明らかにインスタントコーヒーとは違う、ドリップコーヒーの味と香りを楽しむことができました。

マグカップが金属製のため、ステンレスフィルターの臭いが気にならなかった可能性は否定できません。

予想外に困ったのが後片付け

後片付けに関しては、淹れ終えたコーヒーの粉をゴミ袋の中に捨て、ステンレスフィルターをウェットティッシュで拭く程度で済むのでは、と筆者は考えていました。残念ながらこれはハズレ。

水分を十分に含んだコーヒーの粉は、ゴミ箱の角に軽く打ち付けた程度ではなかなか落ちてくれません。ステンレスフィルターに付着した粉も、ウエットティッシュで拭いた程度では簡単には取れません。

結局、自宅の台所まで持ち帰って、流水でコーヒーの粉を洗い流しました。大量の水が使えないキャンピングカー生活では、ステンレスフィルターの「コーヒードリッパー」より、ペーパーフィルターのコーヒードリッパーの方が使いやすいようです。

予想以上にコーヒーの粉がべったりと付着し、簡単には落ちてくれません。キャンピングカーでの使用には向いてないように感じました。

まとめ

自宅で毎日使うなら超おすすめ

ペーパーフィルターが不要で余計なゴミが出ないステンレスメッシュの「コーヒードリッパー」は、キャンピングカー生活のようなアウトドアで便利なのではないかと考えました。しかし実際には、使った後に流水で洗う必要があることが判明。大量の水が使いづらいキャンピングカー生活には、あまり向きませんでした。

ところが、自宅で使い始めたところ、超快適!まず、ペーパーフィルターをセットする手間がありません。ちょっとしたことですが、やらなくなるとすごく楽。同様に、ペーパーフィルターを常備しておくことからも解放され、これもすごく楽。台所でコーヒーを淹れて、コーヒーの粉をゴミ箱に捨て、「コーヒードリッパー」を流水でゆすぐだけ。ペーパーフィルターを買わずに済んで節約になり、ゴミも手間も減ります。自宅で使う「コーヒードリッパー」としては、かなりおすすめです。税込550円というリーズナブルなお値段なので、ペーパーフィルターを買わずに済むことを考えると、すぐ元が取れてしまいます。環境にもお財布にも優しいコーヒードリッパー、自宅で頻繁にコーヒーを淹れる方は、一度使ってみてはいかがでしょうか。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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