家族でキャンピングカーで出かけたり、普段からキャンピングカーを仕事場として日常的に生活したりしている筆者。そんな筆者が最近ダイソーで発見した「アルコール配合除菌 アウトドア用ウエットシート 40枚」(税込110円)は、キャンピングカー生活はもちろん、車中泊やアウトドアに超おすすめ。ぜひ、みなさんにも使っていただきたく、今回の記事で紹介します。
執筆者のプロフィール
齋藤千歳(さいとう・ちとせ)
元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。
「食器を拭けるウエットティッシュ」をずっと探していた
アルコール配合で除菌も可能なスグレモノ
普段からキャンピングカーを仕事場にして、RVパークや道の駅での車中泊を家族で楽しんでいる筆者。
しかし、キャンピングカーのシンクは、基本的に使いたくありません。なぜなら、排水の後処理が面倒だから。RVパークや道の駅で排水を処理できる施設は、かなり少数です。自宅で処理するにしても、排水用タンクをキャンピングカーから降ろし、汚水を捨て、タンクを清掃して…と考えると、ものすごく億劫になります。しかも、筆者の住む北海道の場合、冬場は排水した汚水が凍るという、恐ろしいトラブルも想定されます。
そのため筆者は、キャンピングカーで使用した調理器具や食器は、ウエットティッシュで拭き取り処理を基本にしています。しかし、ドラッグストアなどを探しても、食器用と明記されたウエットティッシュは発見できなかったのです。そんななか、ダイソーで見つけたのが「アウトドア用品・食器の拭き取りに。」と明記された「アルコール配合除菌 アウトドア用ウエットシート 40枚」(以下、アウトドア用ウエットシート)。税込み110円です。まさに筆者の求めていたアイテムといえるでしょう。
1枚当たり2.75円という価格をどう考えるか
早速、購入した(喜びのあまり2つ買った)「アウトドア用ウエットシート」を開封して、1枚取り出してみました。長辺が約19cm、短辺が約15cmで、特別厚手という印象はありませんが、薄くて不安になるほどでもないといった感じでしょうか。また、エタノールが配合されているため、少しアルコールの香りがします。
実は、この時点で気になっていたのが、1枚2.75円という単価です。実を言うと筆者は、キャンピングカーで食器を拭く際には、「子ども用おしり拭き」を愛用しています(安全性は不明なのでマネしないでください)。いろいろと検討した末、配合される保存料などが少ないと思われたからです。「子ども用おしり拭き」は、1枚当たり単価がだいたい1円ちょっと。「アウトドア用ウエットシート」は約2倍の値段になります。
それでも、「食器を拭くのに使ってもいいのだろうか?」という不安を抱かず堂々と使える「アウトドア用ウエットシート」はとてもありがたい。実際に使ってみましょう。
食器を拭いてみた
子ども用おしり拭きと併用するのが◎
アウトドア好きなら、だいたい所有しているであろうシェラカップ。ご飯を盛ってもいいし、汁物を入れてもいい、ドリンクを飲むのにも便利なシェラカップを、筆者も愛用しています。最近は、100均ショップで手軽に購入できるのも大きなポイントです。
食事をしたあとのシェラカップを、「アウトドア用ウエットシート」で拭いてみました。ひとことで言うと、とっても普通。スーッと汚れが取れるとか、1枚だけで拭き取れるといった、劇的な違いは感じられません。「子ども用おしり拭き」と同じように、ごく普通に汚れが落ちます。
数枚使って汚れを落とした後に、ふと気づきました。最初の大きな汚れは安いおしり拭きで落とし、最後の仕上げと除菌を「アウトドア用ウエットシート」で行えばよいのでは?その方法なら、精神衛生上もよろしい。
これで使い勝手もコストパフォーマンスもばっちりです。
フッ素加工済みの製品なら汚れは簡単に落ちる
続いて、普段から愛用しているダイソーの「1.5合用メスティン フッ素加工」(税込1,100円)を拭いてみました。
ご飯を炊いた後なので、ご飯粒や粘り気のある汚れが付着していましたが、表面がフッ素加工されていることもあり、かなり簡単に汚れが落ちます。
水を自由に使うことができないこともある車中泊やキャンピングカー生活では、汚れの落ちやすい食器や調理器具がおすすめです。フッ素加工された調理器具+「アウトドア用ウエットシート」なら、後片付けも楽々です。
丸洗いできない「タケルくん」にも便利
車中泊やキャンピングカーでのアウトドアを楽しんでいる人なら、かなりの確率で所有しているであろうJPNの車載直流電気炊飯器「タケルくん」。筆者も当然所有しており、長年愛用しております。
この「タケルくん」の意外な弱点は、内釜が外れないこと。つまり、釜部分とヒーター部分が一体なので、普通の炊飯器のように、内釜を水で洗えないのです。フタなどは水洗いできるのですが、炊飯を行う釜の部分は、使った後に拭き取り洗いになります。
「タケルくん」に限らず、水での丸洗いができない調理器具の後始末には「アウトドア用ウエットシート」は本当に便利。アルコールによる除菌効果があるので、次に使うときまでの安心感が格段にアップします。
まとめ
カインズの「食器洗い用 除菌ウェットシート 60枚入り」と比較したい
キャンピングカーでの生活を始めてわかったのは、想像以上に、食器や調理器具を洗える環境が少ないということでした。食器用のウエットティッシュを探しても見つからなかったため、子どもの口の周りを拭いても大丈夫というウエットティッシュも検討したのですが、成分に水、BG、PG、メチルパラペン、ココイルアルギニンエチルPCA、EDTA-2Naなどが入っており、門外漢の筆者には、食器を拭いていいものか、全く判断できませんでした。「アルコール配合除菌 アウトドア用ウエットシート 40枚」は明確に食器の拭き取りに対応しており、ダイソーで税込110円と低価格で入手できるので、ぜひみなさんに使っていただきたい逸品です。
蛇足ではありますが、記事の執筆の際にいろいろと調べているとカインズで「食器洗い用 除菌ウェットシート 60枚入り」(税込198円)という商品を発見!筆者の家の近くにはカインズがないので、入手に少し時間がかかりそうですが、こちらとの比較もみなさんにお届けしたいと思います。