世界で一番黒いボールペンとして、『ユニボール ワン』シリーズが、ギネス世界記録™に認定された。
「最も黒いゲルインクボールペン」が、記憶に残る文字が書ける理由とは?
シンプルデザインで目立たない存在でありながら、濃くくっきり書けるインクで、手書きノートユーザーに人気なのが、三菱鉛筆『ユニボール ワン』シリーズ(Fシリーズ・税込330円/無印・税込132円/Pシリーズ・税込約550円など・発売中)だ。
何しろ三菱鉛筆が立命館大学との共同研究により、「黒は、濃く、くっきりとした文字ほど記憶に残りやすい」なのだと、研究結果が出ているのだとか。これはもう、勉強世代にとっては重要な機能である。三菱鉛筆のボールペンの定番には「ジェットストリーム」という優れた製品群があるが、この特徴だけでも『ユニボール ワン』に切り替えたい学生ユーザーは多いだろう。
ではなぜ、『ユニボール ワン』は、それほどまでに黒いのか。当然のごとく、その秘密は使用しているインクにある。
「ゲル(ジェル)インクのボールペンも良いけれど、油性に比べてにじみやすくて」
そう感じている人も少なくないと思うが、独自開発の「ユニボール ワンインク」(2022年2月〜)は、一般のゲルインクと違い、紙繊維への浸透を極力抑える顔料(染料)を使用しているのが特徴だ。それらを粒子中に閉じ込める独自開発の「ビーズパック」方式が、にじまず、濃くくっきりとした”黒”を実現しているのだという。
さらに固形と液体の成分比をバランスしたことで、瞬時に液体は吸収されて裏移りせず、固形の色が残る。その結果、にじみは最小限に抑えられたところが、ゲルインクの常識を塗り替えたと言われる根拠だ。
その功績が2023年7月3日、「最も黒いゲルインクボールペン“Blackest gel ink ballpoint pen”」として、「ギネス世界記録」に認定された。これは日本人として、誇りに思うべきだろう。
入手は全国の文具店やオンラインショップなどで可能だ。
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