【おすすめ縦型洗濯機】ロングヒット!日立『ビートウォッシュ』の実力はどう?発表会レポート

洗濯機

発売から20年で累計販売台数が1100万台を超えた日立の縦型洗濯機『ビートウォッシュ』は、洗浄力が自慢のロングヒット商品。新製品ではさらに洗浄力が強化され、使いやすさや設置性もアップしました。発表会から新製品のポイントをレポートします!

縦型全自動洗濯機は性能の違いがわかりづらく、どう選べばいいか迷いやすい家電のひとつです。そんな中で長期に渡って支持されているロングセラーが日立ビートウォッシュシリーズ。『ビートウォッシュ 全自動洗濯機』2024年の新商品が発売になりました。

 

ビートウォッシュシリーズは濃い洗剤液に浸した状態でしっかり洗うことで、高い洗浄力を実現している人気商品です。洗浄方法のキーワードは「立体的なパルセーター」と「高濃度洗剤液」となっています。詳しくみていきましょう。

 

立体的なパルセーターの採用

パルセーターとは、洗濯機の底についている回転羽根のこと。ビートウォッシュのパルセーターは立体的なデザインをしており、回転させた時に「押す・叩く・揉む」といった手洗いのようなモーションを再現します。衣類が上下する動きにビート感があることから「ビートウォッシュ」という名前がついたのだとか。

ビートウィングと呼ばれるパルセーターは度々進化しており、今回の新製品に搭載しているのは7代目の「ビートウィングプラス」です。中央に穴を設けることで洗剤液が効果的に循環できるのが特徴で、従来の羽根では35分かかっていた洗濯が30分まで短縮されました(10kgタイプ)。この技術を活用した新製品の「おしゃれ着コース」も、以前は46分だった洗濯時間が30分までギュッと短くなっています。

左が6代目のパルセーター、右が新製品にも搭載している7代目のビートウィングプラス

 

また、スロープ(パルセーターの凹凸)の高低差を少なくして洗濯物への負荷を抑えることで、洗浄力はそのままに衣類を長持ちさせることも可能に。色褪せや糸のほつれ、毛玉の発生を防いでくれるので、お気に入りの服も心置きなく洗えます。

 

高濃度洗剤液による洗浄

ビートウォッシュは、洗剤を少ない水で溶かして高濃度洗剤液を作り、洗濯物に浸透させながら低水位で洗うのが特徴です。高濃度洗剤液をたっぷり吸った衣類は汚れが剥がれやすくなるため、油や泥による頑固な汚れにも高い効果を発揮。ワイシャツの首周りや袖の汚れも得意で、別洗いやつけ置きの手間なしにスッキリ落としてくれます。

『ビートウォッシュ 全自動洗濯機 BW-X120K』で洗濯。衿元の汚れがきれいに落ちている

 

会場では、水道水、通常の洗剤液、高濃度洗剤液の3つに毛糸を浮かべて浸透力を比べるデモンストレーションが行われました。高濃度洗浄液は約15秒、通常の洗剤液は30秒ほどで毛糸に洗剤液が染み込んで沈むという結果に。水道水は5分経っても沈む気配が見られませんでした。高い濃度の洗浄液に浸すと洗濯が早く進み、汚れ落ちも良いんですね。

従来は高濃度洗剤液を上からシャワーしていましたが、新製品では下段シャワーが新設されました。これにより衣類に高濃度洗剤液がより散布しやすくなり、洗剤液を衣類全体に行き渡らせて洗いムラがさらに低減しています。

 

新デザインで使いやすさ一新

特徴的な洗い方をするビートウォッシュですが、新製品はフルモデルチェンジして蓋に覗き窓がついたので、運転中に洗濯している様子を見ることができます。

※フルモデルチェンジは8〜10kgモデル。12kgタイプは以前から窓あり。

左から10kgタイプの『ビートウォッシュBW-V100K』、8kgタイプの『ビートウォッシュBW-V80K』2023年発売の8kgタイプ『ビートウォッシュBW-V80J』。

 

また、新デザインでは洗濯槽が浅くなり、衣類が取り出しやすくなりました。

実際に手を入れてみたところ、深さにかなり違いを感じました。新デザインは肘よりちょっと上ですが、従来機種は肩付近まで入れるイメージで、屈む深さが一段違う印象です。

 

アンケートによると日立の8kgタイプの購入者は60代以上の方が多いとのこと。衣類の取り出しやすさは特にはこだわり、従来品に比べて投入口から洗濯槽の底まで 70ミリ浅くなっています。ボディ自体もかなりコンパクトになっていて「これって本当に8kg?」と思うようなサイズ感でした。

広報さん曰く「昔の5kgタイプと同等の大きさ」とのことで、設置性がかなり良くなっています。最新の洗濯機が欲しいけど、スペースの問題で難しかったという人には、いい選択肢になるのではないでしょうか。

 

まとめ

もともと定評のある洗浄力がさらに強化され、置きやすさや使いやすさも向上したビートウォッシュの新製品。他にも糸くずフィルターの大型化や自動投入タンクの容量アップなどメンテナンス性もアップしています。
またビートウォッシュには、自動で洗い方や時間を調整する「AIお洗濯」など、他にも便利な機能がいろいろと用意されています。気になる人はチェックしてみてくださいね。

 

2024年の新製品は以下 ()内は洗濯・脱水容量

BW-X120K(12kg)、BW-X100K(10kg)、BW-X90K(9kg)

液体洗剤・柔軟剤 自動投入、ナイアガラ ビート洗浄、つけおきプラス、洗濯槽自動おそうじなど。12kgでは洗濯コンシェルジュ・AIお洗濯も搭載

Amazonの販売ページ

BW-V100K(10kg)、BW-V80K(8kg)、BW-V70K(7kg)

ナイアガラ ビート洗浄、つけおきプラス、洗濯槽自動おそうじなど

Amazonの販売ページ

 

日立『ビートウォッシュ』フルラインナップ

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諏訪圭伊子(フリーライター)

家電に携わって30余年のアラフィフライター。月刊『特選街』であらゆる家電を詳しくレビューした「我ら!家電体験隊。」の連載を長年担当。様々な家電メーカーの新製品発表会に参加し、最新の情報収集を行う。プライベートでは仕事と家事を切り盛りする2児の母。ママ友に情報を共有するような親しみやすさをモットーに、その家電が暮らしにどう生きるかをイメージできるような、具体的で丁寧な解説を目指している。

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