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絶品パイタンスープが2時間でできる!?時短調理トフィーのハンドブレンダーを導入してみた

調理家電

自宅で白湯を作りますか? 白湯(さゆ)ではなく白湯(パイタン)です。最近、筆者は週末ごとに半日かけてパイタンを煮込んで、ラーメンはもちろん、鍋やみそ汁などにして楽しんでいます。しかし、ハンドブレンダーを使えば、パイタン作りは2時間程度で済むと聞き、実際に導入してみました。

スープがおいしければ、だいたいなんでもおいしくなる

濃厚ドロドロのパイタンスープを自宅で作ってみた

我が家では最近、冷蔵庫に自家製のパイタンスープをストックして、さまざまな料理に使っています。これがかなり便利。

我が家には0歳と4歳の2人の息子がおります。親バカなので、大変可愛いのですが不満がないわけではありません。 残念ながら幼いふたりの息子がいると、外食はかなり難しいわけです。特にカウンターだけのこだわりのラーメン屋などはハードルが一気に上がります。

 

しかし 筆者は食べたいのです。ギトギトスープのこってりラーメンが……。 そこで 筆者は考えました。食べに行けないのであれば、作ればいいじゃないですか。お店並みは不可能でも自分自身が満足できる程度なら、何とかなるのではないかと考えました。

 

そこで目をつけたのがパイタンスープ。 豚や鶏、魚などの骨付き部分を基本的に 煮込み続ければ完成するパイタンスープは、子どもから目が離せず、ずっと自宅にいる筆者たちに向いていると考えたわけです。

 

最初は自宅の冷凍庫で保存されていた手羽先、この手羽先で作ったパイタンスープが非常においしかったので、次はパイタンスープのために買ってきた鶏ガラでスープを作りました。これも予想以上においしい。

ハンドブレンダーがあれば、パイタンスープの乳化が劇的に簡単になるという話を筆者は聞いたのです。使ってみたい。

ラーメンはもちろん、鍋を作る時のベースのスープとしても、味噌汁を作る時にプラスしても、出汁やスープを必要とする料理の際に使うだけで格段においしくなるのです。しかも レトルトパックなどで販売されている鍋スープなどに比べると、コストパフォーマンスも高い。

 

パイタンスープは筆者の予想以上に大活躍してくれたわけです。しかし、問題点もあります 。作るのに時間がかかるのです。素材によって加熱時間を変えていますが、圧力鍋で2時間前後加熱、そこからさらに5〜6時間、グラグラと鍋を煮立てて、スープを乳化させ真っ白なパイタンスープに仕上げるのです。

 

百歩譲って時間がかかるのはよいとしても、スープを乳化させるまで5〜6時間分のガス代といった光熱費が気になるのです。さすがに、これはもったいないと思っていたところに、 ハンドブレンダーを使えばあっという間にスープを乳化できるという話を耳にしました。 これを一度試してみたいと筆者は考えていたわけです。

 

ひと目で気に入ったビビットイエローのハンドブレンダー

大きな違いがわからないので気に入った色で選んでみた

テンションが上がるので、筆者はビビッドカラーのキッチンアイテムが好きです。特に黄色は息子が喜ぶのでとてもうれしい。

パイタンスープを短時間で簡単に作りたいがためにハンドブレンダーを導入しようと考えた 筆者。実際のところハンドブレンダーがほしいというよりも、パイタンスープを作るためのアイテムがほしいというのが素直な感想です。そのためオプションに何がついているとか、多機能だとかそういった要素にはほとんど興味がありません。

 

しかしインターネットでハンドブレンダーをみていると、ハンドブレンダーだけではなく、 泡立て器やチョッパーといったアタッチメントが付属しているのが一般的で「混ぜる」 「刻む」「潰す」「泡立てる」などの調理ができるといいます。また 筆者がみた限り、価格にも大きな差がなく、 どれがよいのか迷ってしまいます。

ハンドブレンダーだけでなく、チョッパーや泡立て器といったアタッチメントも付属する「Toffy ハンドブレンダー」。

そんななか、筆者はみつけたのです。ビビッドイエローのハンドブレンダーを、ほとんどのハンドブレンダーのカラーは黒か、白か、シルバー。そんななか「Toffy ハンドブレンダー(K-HBD1)」(以下「Toffy ハンドブレンダー」)はビビッドイエローのボディカラーになっています。

 

正確にいうならば「Toffy ハンドブレンダー」はパンナホワイト、カナリアイエロー、フレンチブルーの3色展開です。実勢価格は税込5,500円で、ハンドブレンダーのほかに、チョッパーと泡立て器のアタッチメントも付属します。

アタッチメントを交換すると泡立て器としても使用可能。チョッパーアタッチメントもあるので、料理のバリエーションが増えそうです。

ほとんどビビッドイエローのボディカラーにひと目ぼれして導入を決定した筆者ですが、「Toffy ハンドブレンダー」に決めた、もう1つの大きな理由は2025年2月5日発売の最新モデルであること。はじめて導入する電化製品の場合、価格の大きな差がないのであれば、筆者は最新モデルを選ぶようにしています。

 

パイタンを作る時間は短くなるのか? 試してみた

我が家の作り方では所要時間が1/4と脅威的にパイタン作りが手軽に

たっぷりの鶏もみじをたっぷりの水で圧力鍋を使って加熱します。そのあと、いままでは時間をかけて乳化させていたのです。

我が家のパイタンスープの作り方は非常に シンプル。鶏でも、豚でも骨の付いている部位、例えば手羽先であったり、鶏ガラであったり、豚ならば豚足であったり、豚骨であったりを、まずは圧力鍋で2時間前後煮た後、フタを開けてさらに5〜6時間、グツグツと沸騰させてながら煮込んでいくだけです。

 

この調理のなかで予想以上に時間がかかっているのは、圧力鍋で煮た後、スープを白色に乳化させる工程で約5〜6時間かかっています。ある意味、パイタンスープを作る工程のほとんどは乳化作業といえます。手間はかかりませんが、長時間加熱するので、光熱費がもったいなく感じます。

圧力鍋で2時間加熱した鶏もみじのスープ。表面の油は浮いていますが、乳化白濁はしていません。これをいままでは6時間かけて乳化させていました。

これがハンドブレンダーを使えば、圧力鍋で煮た後ハンドブレンダーで撹拌すれば、乳化が終了するというのでパイタンスープを作る所要時間が1/4に減少するはずです。これは本当なのか? 試してみました。

 

今回は、近所のスーパーで鶏ガラが売り切れていたため、鶏もみじを使ってパイタンスープを作っていきます。買ってきた冷凍鶏もみじを鍋に入れ、ひと煮立ちさせ、1度お湯から出して洗います。その後、圧力鍋に入れて2時間煮込みます。この際にニンニクやショウガ、ネギなどの香味野菜と、我が家では冷蔵庫の野菜庫に余り物の野菜があれば、これらも刻んでいっしょに煮ます。

圧力鍋で加熱したスープをハンドブレンダーで撹拌すると、本当にあっという間に乳化、白濁します。ちょっと驚くほど短時間で真っ白になるのです。

圧力鍋で2時間煮た後、火を切って鍋の圧力が下がったら、フタを開け、これまでは、ここから乳化させるために5〜6時間煮込んでいました。しかし、今回は「Toffy ハンドブレンダー」を導入したので、これを使います。 筆者はハンドブレンダーを使っても乳化のための時間が短くなる程度で劇的な効果は得られないと思っていました。

 

ところがハンドブレンダーを使って、圧力鍋で2時間煮た後の鶏もみじスープを撹拌すると、写真のようにスープは真っ白に。びっくりするほど簡単にパイタンスープが完成しました。これまで約8時間かかっていたパイタンスープ作りがなんと2時間で終了。時間は1/4となったわけです。

ハンドブレンダーで乳化させたスープをザルでこしたらパイタンスープの完成です。ザルに残ったのは小さな骨の破片だけでした。

これまではパイタンスープ作りに約8時間かかるため、週末だけの特別な作業としていましたが2時間でできるなら 平日の夜に仕込むことも可能だと感じました。あと、気になるのはパイタンスープの味だけです。

 

いままで以上にクリーミーでこってり、なめらかでおいしい!

パイタンスープだけでも手放せないが、ほかにも活躍してくれそう

完成した辛味噌鶏白湯ラーメン。自家製パイタンスープを使うことで、自宅で作ったとは思えないほど、こってりまろやかです。

完成した鶏もみじのパイタンスープの味を確認するために、これを使って辛味噌ラーメンを作ってみました。いうならば、辛味噌鶏白湯ラーメンといったところ。とはいえ、既製品の生ラーメンと辛味噌スープの素を使ってラーメンを作るだけです。

 

中華鍋にごま油とおろしニンニクとショウガ、冷凍のひき肉、冷凍ネギを入れて、軽く炒めたら、もやしと辛味噌ラーメンスープの素を投入。さっと炒めたら、さらにパイタンスープを投入します。スープのできあがるタイミングに合わせて、茹でておいたラーメンの麺とドンブリに入れたら完成です。

 

自家製のパイタンスープを使っている以外、なんの工夫もありません。しかし、味は格段においしくなっています。スープをこした時点で、小さな骨の破片以外、鶏もみじのおいしさのすべてを吸収したパイタンスープを使うだけで、近所のスーパーで普通に売っているラーメンの麺とラーメンスープの素で作っても、ギトギトこってりのラーメンが完成します。

既製品の生ラーメンの麺とラーメンスープの素を使っても、自家製パイタンスープを惜しげもなく、たっぷり使うとかなり本格的に仕上がります。

乳化作業をハンドブレンダーで行ったためか、ポタージュ状に粉々に撹拌された鶏もみじが入っている影響なのか、いつもパイタンスープ以上にこってりなめらかに感じました。とてもおいしい。これでしばらくはこってりラーメンが食べたい衝動が抑えられそうです。

 

当然、ラーメンだけでなく、鍋やみそ汁の出汁に使ってもおいしいので、日々いろいろな料理に活用できます。また、今回導入した「Toffy ハンドブレンダー」はパイタンスープ作りに脅威的な効果を発揮してくれました。これだけでも筆者にとっては価値は十分なのですが、ほかの料理にも活躍してくれそうです。こちらも今後が楽しみ。

 

ハンドブレンダーを使うとびっくりするくらい短時間で調理可能になるパイタンスープ。ぜひ1度作ってみて、普段の料理に使ってみてはどうでしょうか。スープ料理の味が格段に向上しますよ。ぜひお試しください。

<公式サイト>
ラドンナ https://ladonna-co.net/

 

 

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レビュー家電・AV調理家電
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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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