スマホはとても便利なツールだが、危険と背中合わせの部分があることをご存じだろうか。でも大丈夫! しっかりと対策をしておけば心配はない。ここでは、あなたのスマホを守るおすすめ技を紹介しよう。
(1)セキュリティアプリは、高いウイルス検出率と動作の軽さで選べ
iPhoneに比べてウイルスの侵入を受けやすいといわれるAndroidスマホ。
そんなAndroid用のセキュリティアプリを選ぶ際には、ウイルスの「検出率の高さ」を重視するのは当然だが、もう一つ重要なのが「動作の軽さ」。バックグラウンドに常駐するセキュリティアプリはシステムに負荷を掛けがちで、特にミドルスペック以下のスマホではシステムが極端に不安定になることもあるためだ。
そこでおすすめしたいのが、動作の軽さで定評のある「Avira Antivirus Security」。基本機能は無料で使うことができる。
動作の軽さに定評がある「Avira Antivirus Security」
(2)LINEやアマゾンなど有名サービスを騙る偽サイトに注意せよ
ネットバンクや通販サイトなど、本物そっくりのサイトになりすまして、ユーザーの個人情報などを盗み取るのが偽サイト──いわゆる「フィッシングサイト」だ。
よくあるケースが、メールやメッセージなどで偽サイトへのリンクを送り、ユーザーを言葉巧みに誘導させようとするもの。こうしたフィッシングサイトから身を守るには、怪しいリンクに決してアクセスしないのが鉄則となる。
さらに慎重を期すなら、「LINE」やメールの場合、設定で「迷惑メール」や「メッセージ受信拒否」機能などをオンにして、怪しいメールやメッセージは受信しないようにしておきたい。
「LINE」でメッセージを受信拒否にするには?
(3)SNSやGmailなどのアプリを起動できないようにロックする
知り合いに写真を見せたいときなどに、スマホを相手に手渡すというのはよくあることだ。
しかし、そんなとき、ふとした拍子でSNSやメールなど、人には知られたくない情報を見られてしまって、お互いに気まずい思いをしたことはないだろうか。
そんな意図せぬ事態を避けるには、アプリの起動にパスワードロックを掛けられる「アプリロック」というAndroidアプリが極めて有効。写真や動画も隠して見せないようにできるので、大切なプライバシー情報をスマートに守ることができる。
特定のアプリにパスワードを設定できる「アプリロック」
(4)自分のスマホを勝手に見た人をカメラで撮影する監視アプリを使う
退席中や食事中などに、スマホのデータを誰かに盗み見られているという気がするなら、「くまモンのアプリロック」(Android用アプリ)を使ってみよう。
メインの機能は、前項の「アプリロック」と同じく、アプリ起動にパスワードを掛けてロックするというものだが、それに加えて、「のぞき見撮影」というカメラ機能も備わっている。
アプリの起動パスワードを5回以上間違った場合、カメラが起動して相手の顔を自動撮影してくれるので、誰がスマホをのぞき見しようとしていたのかが丸わかりとなる。
誰がのぞき見していたかがわかる「くまモンのアプリロック」
(5)鍵やカバン、自転車などにつけておくと安心な紛失・忘れ物防止タグ
鍵やスマホなどを置き忘れて困った経験があるのなら、忘れ物防止タグ「アッハ!」を試してみよう。スマホとブルートゥースでペアリングするだけで、忘れ物防止に役立つ機能を多数利用できる。
例えば、スマホと「アッハ!」のどちらからでも呼び出し音を鳴らして、互いの置き場所を探ることが可能。ほかにも地図で位置を表示できるGPS機能や、探し物までの距離を示してくれる距離センサーなども搭載。
探し物の接近をアラートで伝える機能も備え、空港のターンテーブルで荷物を探すのにも役立つ。
アクセサリー感覚で装着できる「アッハ!」
解説/篠原義夫(ガジェットライター)