(1)スマートホーム
玄関ドアや窓シャッターなどの建材とAIスピーカーを連係させるシステム
エアコンや冷蔵庫、照明といった生活家電を中心として、IoT対応の製品やサービスが続々と増えているが、その動きをさらに加速させそうなのが、住宅建材関連の最大手であるLIXILがこの春開始するサービス。
同社が「これからの住まい」として提唱するのは、生活家電はもちろん、玄関ドアやシャッター、給湯設備やセキュリティカメラなどをAIスピーカーやスマホによってコントロールするシステムだ。
構築にはホームコントローラーとリンクコントローラーが必要で、これを自宅のWi-Fiに接続し、それぞれのIoT機器を操作。用途に応じたパッケージ商品として、2018年4月に発売開始となる。
LIXIL
これからの住まい
2018年4月発売予定
(2)宅配ボックス
開閉通知機能付き宅配ボックスをセットにしたオプションサービスを「NURO 光」がスタート
ネット通販の利用が急拡大する中で、宅配便の受け取りは重要な問題になっているが、この分野にもIoTの流れがやってきた。
「NUROスマートホームスタートプラン」は、不在時に宅配便の荷物を受け取ることができる宅配ボックスサービス。
システムには宅配ボックスのほかに宅内に設置するスマートハブと、宅配ボックス内に入れるスマートタグが必要。ボックスが開閉されるとスマホに連絡が届く仕組みだ。
初期費用は9800円、月額費用は1980円、宅配ボックスは3万6000円(すべて税抜き)となる。宅配ボックスは盗難防止のためにチェーンで固定する工事が行われる。
ソニーネットコミュニケーションズ
NURO スマートホームスタートプラン
利用料:1980円/月ほか
(3)電源プラグ
リモコンが付属していない家電をスマホでオン/オフができるようにするIoTプラグ
さまざまな家電をIoT化するプラグが「ePlug」。
家電製品とコンセントの間にこのアイテムを挟み込むだけで、家の中はもちろん、外出先からでもスマホを使って家電の電源のオン/オフやタイマー設定が可能になる。
さらに、複数のePlugを用意して、複数台の家電の操作をスマホアプリで一括管理できるほか、計測機能付きモデル(ePlug-B1)であれば、時間、日、月、年単位で消費電力をモニタリングすることも可能だ。
リンクジャパン
ePlug
実売価格例:4260円(「Makuake」でクラウドファンディング受付中)
https://www.makuake.com/project/eplug/
●電源:AC100〜125V 、50/60Hz●最大負荷値:15A●通信:Wi-Fi(2.4GHz帯)●サイズ:幅55mm×高さ53mm
解説/編集部