コスパ抜群の3メーカーを中心にねらえ!
新しいメーカーが続々と参入し、選びきれないほどの端末が発売されているSIMフリースマホ市場。しかし、最近はファーウェイとASUSの2強が順調に新機種をリリースする一方、日本市場で新機種を発売しないメーカーも増えてきた。
性能面やサポートの充実度を重視して選ぶなら、ファーウェイとASUSに加え、こちらもコスパの高さで人気を集めつつあるモトローラの3メーカーを軸に検討すべきだろう。3万〜5万円台のミドルハイクラスが性能と価格のバランスがいい。
なお、大手キャリアから乗り替えて、初めてSIMフリースマホを使う場合は、富士通やシャープを検討しよう。防水・防塵に対応し、おサイフケータイも利用できる。ただし、ソニーのXperiaやサムスンのGalaxyの最新モデルは、ほとんどSIMフリー端末が用意されない。
一方、iPhoneは格安SIMで利用が可能。最新のiPhone XのSIMフリー版の価格は12万1824円からと高額だが、大手キャリアからの乗り替えにより、毎月の利用料を半減できるのなら、2年も使えば十分元が取れるはずだ。
格安スマホ選びはここに注意!
1 手持ちのSIMに合った端末を選ぶ
2 おサイフケータイやワンセグ対応機種は少ない
3 XperiaやGalaxyシリーズの最新機種はほとんどない
カメラ性能のいいスマホが欲しい!
ファーウェイ
P10 Plus
ライカと共同開発したレンズを搭載し、ライカが認めた画質で撮影できることが売り。背面にはF1.8の明るいレンズを採用し、2000万画素のモノクロセンサーと1200万画素のカラーセンサーで、奥行き感のある高精細画像が撮れる。800万画素の前面カメラもライカ製で、背景を美しくぼかす自撮り撮影も楽しめる。
取り扱いMVNO例●IIJmio/OCNモバイルONE/mineo/楽天モバイル
やっぱり最新のiPhoneがいい!
アップル
iPhone X
初号機の発売から10周年を迎えたiPhoneが、次の10年に向けて発売した新機軸モデル。5.8型OLED(有機ELディスプレイ)を搭載し、ホームボタンを廃止したフルスクリーンに。前面のTrueDepthカメラは「Face ID」という高精度の顔認証に用いるほか、本格的な照明エフェクトを加えたポートレート撮影も可能だ。
取り扱いMVNO●なし
ダブルレンズスマホで撮りたい!
モトローラ
Moto G5S Plus
1300万画素×2のデュアルカメラを搭載し、背景を美しくぼかしたり、写真の一部をモノクロにするといった画像編集も楽しめる。800万画素の前面カメラは広角レンズを採用し、パノラマでの自撮りも可能。基本性能も4Gバイトメモリーを搭載し、DSDS(本体に2枚のSIMカードが装着でき、同時待ち受けができること。)に対応するなど、ハイミドル仕様の高コスパモデルといえる。
取り扱いMVNO例●IIJmio/OCNモバイルONE/BIGLOBEモバイル
自撮りがすごいスマホが欲しい!
ASUS
ZenFone 4 Selfie Pro
自撮りに特化した前面デュアルカメラを搭載。メインカメラはF値1.8の明るいレンズで、センサーは1200万画素だが、デュアルピクセル仕様で2400万画素相当での撮影が可能。サブカメラは500万画素で、120度というワイドアングルで撮影できる。背面カメラは1600万画素。両面にLEDフラッシュを備えていることも利点。
取り扱いMVNO●IIJmio/OCNモバイルONE/BIGLOBEモバイル/mineo/UQ mobile/LINE
コンパクトな割安モデルがいい!
ZTE
BLADE E02
幅71ミリで、重さは約135グラム。片手でも操作しやすいコンパクトなモデル。クアッドコアCPU、2Gバイトメモリーというエントリー仕様だが、ガラケーとの2台持ちをしたい人や、用途が限定的な若年層やシニア層向けの端末としても好適。よく使う機能や連絡先が、大きく見やすく表示される「ファミリーモード」も搭載。
取り扱いMVNO例●楽天モバイル
解説/村元正剛(ITライター)
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