オーディオ機器が持つ本来の能力を引き出し、音質を向上させる
オプソル
端子クリン
端子に差し込んで接点の酸化物を除去する
あなたは、CDプレーヤーやアンプ、スピーカーなどオーディオコンポの端子クリーニングをしたことがあるだろうか?
「えっ、端子の掃除?」と思う人が多いかもしれないが、実は、オーディオマニアの間で端子の掃除は常識。
新品のコンポであっても半年、1年とたつうちに酸化や汚れなどで黒ずんできてしまう。
端子が汚れてくると、音楽信号の通りが悪くなる。
すると、100万円のコンポであろうと10万円のコンポであろうと、価格に関係なく、どんよりと曇った音を聴かされることになるわけだ。
そこで、「その機器が本来持っている能力を100%引き出してほしい」という願いで開発されたのが、ここで紹介するオプソルの端子形クリーナー「端子クリン」。
本業の金型製作技術を生かし、あらゆるオーディオ端子に適合したクリーナーが出来上がった。
RCA、スピーカー、電源など端子の形状に合わせて用意されている。「標準セット」(25本入り)は、18種類の端子に対応。これだけあれば、端子クリーニングはすべてOKだ。
標準セット
実売価格例:3610円
本体は樹脂性で、乾式だから作業はとにかく簡単。使い方も、端子に差し込んで軽く抜き差しするだけという手軽さだ。
端子の形状にぴたりと合うので、おもしろいように汚れが落ちる。接点の酸化物を根こそぎ除去してくれるというから頼もしい。
「標準セット」(25本入り)は、18種類の端子に対応。RCA、スピーカー、電源など端子の形状に合わせて用意されている。これだけあれば、端子クリーニングはすべてOKだ。
RCA端子とスピーカーのバナナ端子で試したところ、そのクリーニング効果はびっくりするほど。
曇り空がスカッと晴れわたるという形容がぴったりで、実にさわやかなサウンドに変化した。
このほか、「標準セット」には、電源コンセント用やヘッドホン端子用、スピーカーのYラグ用など、多彩なタイプが用意されている。
真空管に使えるソケットクリ一ナ一も新登場
さて、最近人気の真空管。
これまでは、真空管が差してあるソケットのクリーニングは、細すぎてほぼ不可能だった。
だが、その極細のピン穴に差し込んで、クリーニングできるというのが、新製品の「φ1極細クリーナーキット」だ。
φ1極細クリーナーキット
実売価格例:1900円
先端がかなり細くなっていて(1ミリ)、MT管(小型の真空管)などの細い穴にも入るので、まさに、かゆいところに手が届く感じ。
試してみると、音場が澄んでクリーンになり、今まで聴こえなかった微妙なニュアンスまではっきりとわかる。
躍動感が高まり、音楽が生き生きとしてきた。
いずれの製品も使用シーンはかなり広いので、本格的なホームオーディオからポータブル機まで、ぜひ多くの人に使ってほしい。
解説/林 正儀(AV評論家)
※価格は記事制作時のものです。