多彩な便利機能を搭載するシャークのスティック掃除機。今年の最新モデルは「徹底的にゴミを取り残さない」をテーマに、全方位からゴミを吸い取る新型ヘッドをはじめ、さまざまに進化を遂げています。新製品発表会でその魅力をリサーチしてきました。
シャークの最新スティック掃除機が進化!360度吸引&使いやすさが大幅アップ
スティック掃除機市場で高い人気を誇るシャークのクリーナー。パイプが途中でぐにゃりと曲がるフレックス機能や、髪の毛やペットの毛が絡まないブラシロール、ゴミを見えやすくするLEDヘッドライト、集めたゴミを充電時に引き取ってくれる自動ゴミ収集ドックなど、掃除を楽にするテクノロジーをいち早く導入してきました。今年6月発売の最新モデル『Shark PowerClean 360 コードレススティッククリーナー IW4171J』は、360度からゴミを吸い取る新型ヘッドを搭載したほか、さまざまな面で使いやすさを更新しています。

低い場所の掃除を楽にするフレックス機能(左)、床のゴミが見えやすいLEDヘッドライト(右)など、便利機能を数々搭載
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前後左右からゴミを吸引する新型ヘッド
今回から採用した新型ヘッドは、前進させた時だけでなく、後ろに引いた時にもゴミを吸い取るのが大きなポイントです。その鍵を握っているのが、柔軟に形を変える「アクティブフラップ」。ヘッドを前に押すときにはフラップが後方に倒れて壁になり、後ろに引くときには変形して空気の通り道を作る独自構造で、背後のゴミもしっかり吸い取れるようになりました。
これまでは、吸引力を確保するためにヘッドの後方にしっかりと壁を作って密閉度を上げる必要がありましたが、その壁が後ろのゴミの吸引を阻む原因になっていたのだとか。後ろも吸えるようにしつつ高い吸引力を維持するのは、かなり難しい開発ポイントだったそうです。

後方についた壁が、後方のゴミの吸引を妨げる原因に
ヘッドの側面には、従来に引き続き「エッジセンサー」を搭載。ヘッドサイドに壁を検知すると自動的に吸引力を最大2倍までアップする機能で、壁際のゴミを効率的に吸引します。今回後ろからの吸引がプラスされたことで、前後左右どの方向からもゴミを吸い取れるようになりました。
素材やサイズを見直してより使いやすく
新しいヘッドでは、さらに二つの点が見直されました。一つ目はブラシロールの素材です。従来はゴム製のフラップを使っていましたが、回転時に床に当たると音がしてしまうため、今回からケブラー繊維を採用。音が気にならなくなると同時に、ゴミの除去性能や耐久性も向上しています。また、ヘッド自体が小型化して、小さいスペースに入りやすくなりました。タイヤの大きさと位置も変わり、安定感が増して走行がよりスムーズになっています。
新製品は従来機より600gほど重いのですが、両方を使ってみたところ、新製品の方が軽い力で操作できました。ヘッドの後方からの吸い込みにもトライしてみましたが、毛足の長いカーペットに押し付けたゴミが驚くほどきれいに吸い込めます。これはかなり頼もしい。作業の時短や取りこぼしが少ないという面で、クオリティの高い掃除が期待できそうです。
好評の「毛が絡まないブラシロール」も健在。いかにも絡みやすそうな素材&長さの糸もスルッと吸い込み、ブラシにまったく残っていませんでした。
掃除中は、「iQセンサー」がゴミの量に合わせ吸引力を自動調整して、効率的にゴミを取り除きます。床の素材にも反応して吸引力を変えてくれるから、手動で切り替える手間もありません。手元では、インジケーターが色の変化でゴミの量をお知らせ。目に見えないゴミの有無が把握できて、ゴミの取り残しが防げます。

手元で床のゴミの量がわかる仕組み。赤だとゴミが残っていて、緑に変わるときれいになったサイン
「自動ゴミ収集ドック」では、充電中にクリーナー本体からゴミを自動収集。約30日分の量が溜められ、面倒なゴミ捨てを月1回程度に減らすことができます。新製品では、ダストカップ横に大きな窓を配置することで、ドック内のゴミの量が把握できるようになりました。従来の四角形からひし形にデザイン変更することで、圧迫感のないコンパクトな佇まいに。細かいながら気の利いた工夫もしっかり施され、日々の使いやすさや快適性に還元されています。
使って納得!最新シャークの実力まとめ
「掃除効率を究極的に上げ、徹底的にゴミを取り残さないShark最高の掃除機」を目指して開発された今回の新製品。ユーザーにとっては、特に掃除方法を変えず従来通り前後に動かすだけで、これまで以上に効果的&効率的な掃除ができるところが魅力的です。コードレスクリーナーに掃除性能やパワーを求める人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
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