1万円以下でノイズキャンセリングにデュアルデバイス接続の「1MORE SonoFlow SE HQ31 ワイヤレス ヘッドホン」が仕事にもリラックスタイムにもすごくいい

レビュー

ちょっといい音で音楽が聴きたいと思い、1万円以下でノイズキャンセリングにもデュアルデバイス接続にも対応する「1MORE SonoFlow(ワンモア ソノフロー) SE HQ31 ワイヤレス ヘッドホン」を導入。これが予想以上にどハマり。仕事でも、リラックスタイムでも手放せないアイテムになった理由を解説します。

なぜか急にちょっといい音で音楽が聴きたくなった

デュアル接続可能で1万円以下、カラーリングの豊富さに引かれた

我が家に届いた「1MORE SonoFlow SE HQ31 ワイヤレス ヘッドホン」。箱のサイズは約22cm×17cm×6.5cm。イヤホンとはサイズがまったく違うわけです

時折、大きなヘッドホンを装着して歩いている方をみかけますが、だいたい若い人です。筆者のようなおじさんは、イヤホンをしていることはあっても、ほとんど外でヘッドホンをしている方をみかけません。

そして、筆者はだいたいいつもイヤホンをしています。仕事をしているときも、ジョギングをしているときも、お酒を飲んでいるときも、お風呂に入っているときと寝ているとき以外はすべてと言っていいのでしょう。

ですが、オープンイヤータイプで音楽を聴いていることはありません。打ち合わせの電話をしているか、ニュースを聞いているか、オーディオブックで読書をしているか、お酒を飲みながら映画やアニメをみているかです。

写真は1MOREの公式ページより。カラーバリエーションの豊富さも「1MORE SonoFlow SE HQ31 ワイヤレス ヘッドホン」の魅力のひとつです

そんな筆者が先日なぜか、大音量かつ、できればよい音で音楽が聴きたいと思いました。それも、家族の寝静まった夜中に、これを実現するためには、ヘッドホンしかないだろうと筆者は思ったのです。

そして、普段イヤホンを愛用している1MORE(ワンモア)のサイトをみてみると「1MORE SonoFlow(ワンモア ソノフロー) SE HQ31 ワイヤレス ヘッドホン」(以下「HQ31」)という新製品が紹介されていました。価格は税込9,800円で、デュアルデバイス接続に対応してブラック以外にも、ブルー、ピンク、ホワイトからカラーリングも選べるといいます。

なぜか、このときの筆者は明るい色のヘッドホンがほしかったのです。疲れていたのかもしれません。ピンクを選びかねないほどの精神状態でしたが、ある程度無難なホワイトを選択。筆者は同じ1MOREの「1MORE Open Earbuds S70 オープンイヤーイヤホン」を愛用しており、音質にも不安はありませんでしたし、デュアルデバイス接続の便利さを痛感していたので、これに対応する「HQ31」を選択しました。

おじさんを夜中に踊らせ続ける「ワンモア ソノフロー SE HQ31」

付属品は取扱説明書と充電用のUSBケーブルのみです。充電はUSB Type-Cとなっています。汎用性が高く使いやすいです

音質はもちろん、ノイズキャンセリングによる没入感がいい

なぜだったのか? いまになっても筆者にはわからないのですが、筆者はヘッドホンを装着して大音量で、1人で、音楽が聴きたかったのです。そのため「HQ31」の到着を1人楽しみしていました。

そして「HQ31」が到着した。その日の夜中に家族が寝静まったのを確認して装着。ずいぶんと音楽を聴いていなかったので、何を聞いてよいか、分からず、懐かしのJ-POPなどを再生してみました。

当然、オープンイヤータイプのイヤホンと比べものにならない音質。実際のところ「HQ31」は40mm大口径ドライバーを搭載し、2つのHi-Res認証「Hi-Res Audio認証」「Hi-Res Audio Wireless認証」を取得、高解像度の音質を提供し、没入感のあるリスニング体験を実現するというだけあり、音楽に没入できるのです。

リスニングモードの切り替えは、装着時の右耳の後ろ側になる「ANC」ボタンで切り替えることができます

おそらく、この没入感の高さは、音質だけでなく、マイナス42dBのアクティブノイズキャンセリングの効果も大きいようです。「HQ31」はリスニングモードをノーマル、ノイズキャンセリング、外音取り込みから選択できるのですが、圧倒的にノイズキャンセリングでの没入感が高くおすすめです。

ただしノイズキャンセリングをオンにすると、再生時間が最大約90時間から、約60時間に短くなるというデメリットはあります。なお600mAhのバッテリーは満充電には約120分必要です。

筆者は家族の寝静まった夜中に雑用をこなしながら、大きめの音で音楽を楽しもうくらいに思っていたのですが、没入感の高さになにか踊りたく……ちょっと身体を揺すりたくなり「HQ31」を装着したまま、夜中で1人で踊っていました。

「1MORE」のアプリからも「リスニングモード」の変更が可能。「外音取り込み」は残念ながら、あまりおすすめできません

これがすごく楽しい。そして、ノイズキャンセリングのおかげでトイレに起きてきた妻にも気が付かず、ほかの人からみれば、無音でタコ踊りをしているところを目撃され、笑われたわけです。それでも、このところはずっと夜中に1人で踊っていますが。

「HQ31」は大きさが約181mm×185mm×79mm重さが約273gありますが、少し装着感がきつめなこともあり、踊っていても「HQ31」はほとんど気になりません。こうして、真夜中の新しいリラックス方法が筆者に加わりました。

仕事の際にもノイズキャンセリングとデュアルデバイス接続が超いい

さすがに「HQ31」を装着したまま、外を歩いていることはほぼありません。しかし、かなりの頻度で持ち歩いているわけです

カフェやコワーキングスペースでの集中力がさらにアップする「HQ31」

特選街webでも、いくつかの記事で筆者は自宅では快適過ぎて、誘惑が多く、原稿を書くことに集中しきれないので、集中力を買いにカフェやコワーキングスペースに通っていることを紹介しています。

実は、これだけではなく、筆者は原稿を書きながら、日本語を聞くのが苦手です。もっと端的にいうなら、意味がわかる言語の歌詞付きの音楽を聴きながら、作業すると効率が落ちます。そのため、聞き取れない程度の会話といった雑踏の音などはいいのですが、それ以上の大きさでの会話などが聞こえる際には、それらをカットしたいのです。

このときに「HQ31」はびっくりするほど、高い効果を発揮してくれます。1つは「HQ31」はノイズキャンセリングモードにしておくと、音楽などを再生しなくても周りの騒音をキャンセルします。そのため、まわりの雑踏はもちろん、カフェのBGMなども明らかに小さくなるのです。この効果が非常に高く素晴らしい。

「1MORE」アプリの「ベータ版機能」のなかにある「2台接続可能」。これをオンにするとデュアルデバイス接続が可能になります

さらに、それでも没入感が足りないときは、ノイズキャンセリングモードで環境音楽などをかけてしまいます。こうすると、さほど再生する音を大きくしなくても、完全に周りから隔絶された状態を作り出すことができます。びっくりするくらい集中できます。

そして、このカフェやコワーキングスペースで「HQ31」を使うときに便利なのが、デュアルデバイス接続です。スマートフォンと仕事に使うノートパソコンの両方に「HQ31」をデュアルデバイス接続しておけば、そのとき再生をはじめたデバイスに自動的に切り替わってくれます。ただし、ベータ版機能なので、スムーズに動作しないこともあります。

それでも、いちいち音楽などを再生したいデバイスに「HQ31」のBluetooth接続を切り替える必要のない環境は1度使いはじめると手放せない快適さです。というより、どうして接続し直さないといけないのか! と不便さを痛感します。

筆者のバックパックの中に収まるGEEKRIAのヘッドホンケース(型番:B076J4C854)に入れた「HQ31」。結構なスペースを専有しますが、それでも持ち歩きたいのです

最初は自宅でのリラックスタイム用にと導入した「HQ31」ですが、現在ではすっかりカフェやコワーキングスペースで仕事をする際に必須のアイテムとなりました。そのため、筆者はイヤホンなどに比べると大きくて邪魔なのですが、「HQ31」をAmazonなど販売されているGEEKRIAのヘッドホンケース(型番:B076J4C854)に入れて、毎日のように持ち歩いています。

考えていた以上に筆者のプライベートも仕事も充実させてくれたヘッドホン「HQ31」。おじさんのヘッドホン持ち歩き生活も思ったよりもずっといいですよ。気になる方は、ぜひ試してみてください。なにか、生活が楽しくなります。

 

公式サイト

 

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

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