文房具は、年々進化している。あまり世間に大きく喧伝されることもないが、より使いやすく、便利になっているのだ。ここでは、「こだわり文房具傑作選」その2をお届けしよう。
※こだわり文房具傑作選【1】はこちら
段ボール、枝、針金まで切れる特殊刃を搭載したはさみ
エンジニア
鉄腕ハサミGT
2764円
「鉄腕ハサミGT」は、さまざまな物を切れる万能はさみだ。
その秘密は、ノーマルなストレート刃のほかに、硬い素材に対応したマイクロセレーション(ギザ刃)、針金などを切断するワイヤーカッター、段ボール箱をスムーズに開梱できるダンボールオープナーといった特殊刃も装備していること。
マイクロセレーションを使えば、クレジットカードやCDを切断して安全に処分可能だ。
しっかり握れるハイパーグリップも採用。
UVライトを当てて固める補修用の液体プラスチック
オリエント ・エンタプライズ
BONDIC
3218円
この「BONDIC」は、UVライトを照射すると硬化して固まる液体プラスチック。
これさえあれば、破損したパーツの補修や成形、フィギュアやアクセサリーの修理、むき出しになったケーブルの補強なども簡単に行うことができる。
固まった後は、磨いたり削ったり色を塗ったりすることも可能なので、自分の思いどおりに仕上げられるのも魅力。
接着剤代わりにも使える。
いちばん上の紙だけ切れるカッター
ミドリ
一枚切り抜きカッター
1036円
新聞や雑誌の記事をカッターで切り抜こうとして、うっかり下のページまでザックリ切ってしまった経験は誰しもあると思う。
本品は、そんな失敗を未然に防げるスグレモノ。
刃先がほんの少ししか出ないので、重なった紙の上1枚だけをきれいに切り取ることができる。
しかも、独自の回転式ヘッドにより、切りたい方向にスムーズに刃先が向くため、曲線も滑らかに切ることが可能だ。
折らなくても切れ味が持続する長もち加工刃のカッター
プラス
オランテ
486円
カッターの刃は、切れ味が鈍ったら折るのが一般的だが、折るのは怖くて苦手という人もけっこう多い。
そこで、折らなくても切れ味が持続するステンレス製の「長もち加工刃」を採用したのが、この「オランテ」。
凹凸表面加工とフッ素コートで、ガムテープなどを切った際のベタつきも防げる。
「とめる」「外す」が簡単にできるクリップ
オート
スライドクリッパー ・ソフト
540円
書類や資料を綴じるときに使われるのは、主にゼムクリップとダブルクリップの2種類。
ただ、ゼムクリップは挟める枚数が少ないうえにズレやすいし、ダブルクリップは紙に跡が残る心配がある。
そこでおすすめしたいのが、この「スライドクリッパー・ソフト」。
柔らかい樹脂製のスライダーで紙を挟み、カバーを押し下げてしっかり固定する方式で、安定感も抜群。使い終わったら、カバーを引っ張り上げるだけで簡単に外せる。
長寿命かつ省電力で目に優しい人型LEDブックライト
レイメイ藤井
ライトマン
1728円
人型のユニークなデザインで人気を集めたLEDブックライト「ライトマン」が、進化して帰ってきた!
連続点灯約72時間の長電池寿命に加え、ブルーライトをカットした優しい明かりも実現しており、さらに快適に使えるようになった。
もちろん、先代同様、手足を曲げて好きなポーズを取らせることも可能。
ライトを使わないときは、スマホスタンドやインテリアとして使える。
物を傷めずにまとめられる特殊なガムテープ
仁礼工業
スーパーふしぎテープ
1188円(30mm×50m)
テープどうしはくっつくが、ほかの物にはくっつかないという不思議な結束テープ。
2周半巻いたときの強度は、30ミリ幅テープで60kgf、50ミリテープなら100kgf超で、重量物の結束にも利用できる。
水にも強く、数回程度なら剥がして再使用することも可能。
前面にポケットがついて使いやすいクリアファイル
プラス
トトコ
594円(A4 20ポケット)
ちょっとしたアイデアを加えることで、クリアファイルを劇的に使いやすくしたのがこのシリーズ。
まず、表紙にポケットを設けることで一時的な保管場所を確保。
さらに、ふくらみを抑えるゴムと留め具で見た目がスマートになり、携帯性も向上。
また、中身が見えない不透明タイプと一目でわかる透明タイプがあり、目的に合わせて使い分けられる。
解説/生島 保 (フリーライター)
※価格は標準価格(税込み)です。
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