ツインバード/コードレススティック型クリーナー【やりすぎ家電】

リビング家電

世界に無数に存在する家電の中には、斬新すぎる発想を持った製品が少なくない。本連載では、思わず人に話したくなる、世界の知られざる「やりすぎ家電」を、家電スペシャリストの滝田勝紀が、丹念に発掘、レポートする。

ツインバード
コードレススティック型クリーナー TC-E261S

クラス最軽量の1.5キロながら吸込仕事率は70ワットと、パワーと軽さを融合。運転状況や電池の残量を知らせるLEDライトインジケーターをハンドル部に搭載。充電時間は約3時間で、「標準」なら約30分、「強」なら約7分の連続使用が可能。実売価格例は、3万3970円。

掃除機によくある五つの悩みを解決したスティック型クリーナー

多くの人が現状の掃除機に対して抱く共通の悩みをご存じだろうか?

(1)メンテナンス、(2)重さ、(3)使い勝手、(4)吸引力、(5)デザインの五つだといわれている。

確かに、多くのサイクロン式掃除機は、ゴミ捨て時にホコリが舞って気分が悪い。

重かったり、ノズルの動きが悪かったり、ゴミを思いどおりに吸わなかったりすると、やる気もなくす。当然、見た目も気になるので、カッコいいほうがいい。

そんな悩みや要望を真正面から受け止めて開発されたのが、ツインバードのコードレススティック型クリーナーである。

最近の掃除機は、サイクロン式のものが多いが、本機はあえて紙パック式を採用し、専用の小型紙パックまで独自開発した。

これにより、ゴミを捨てるときにどうしてもホコリが舞ってしまう問題を解決し、さらに余計な機能をとにかく削ぎ落とし、細身にすることで、重量約1.5キロを実現した。

5万円程度でありながらパワーブラシを採用し、独自の”ボールキャスター”まで開発。ヘッドは180度回転でき、小回りが利く仕様となっている。

もちろん、これだけではない。

燕三条を拠点とする”匠”な家電ブランドらしく、極限まで軽量化しながら、強モードで吸込仕事率70ワットとハイレベルな吸引力を実現している点もポイントだ。

さらに、目をみはるのがデザイン性の高さ。

シルバー×ブラックという高級オーディオにも通じる配色は精緻性を感じさせるうえに、高性能なプロの道具といった雰囲気を醸し出し、使う側に安心感を与えている。

と同時に、部屋に置きっぱなしにしても、さまざまなインテリアにも調和するデザインにまとめられている。

また、充電は、付属の収納フックに引っ掛け、マグネットプラグにくっつけて行えるなど、ユーザーフレンドリーなところも見逃せない。

究極のベーシックをうたうツインバードのコードレススティック型クリーナー。

ここまで几帳面に真正直に悩みにこたえるなんて……。

ハッキリいってやりすぎです!

ズバリ、ココがやりすぎ!

●究極なミニマルデザイン

ミニマルさを極限まで追求。

精緻性の高いプロの道具感を出すため、シルバーとブラックのバイカラーを選択した。

シンプルなインテリアにも合うデザインにまとめることで、出しっぱなしでいつでも気軽に手に取って掃除できる。

●手も空気も汚さない紙パック式

手軽で衛生的な紙パック式を採用。

掃除後にポンと捨てるだけなので、ゴミに直接触れてしまうといった心配がない。

小さな子供がいる家庭やアレルギーが心配な人でも、安心して使える。

しかも、1年間分の目安である12枚の紙パックを付属。

●左右180度に回転する新開発ヘッド

回転ジョイントとボールキャスターによる左右180度に回転する新開発ヘッドを採用。

家具の裏側やすき間、ベッドやソファの下もきっちりと掃除できる。

パワーブラシも搭載しているので、ラグやカーペットのゴミも吸い込む。

解説/滝田勝紀(フリーランスライター)
◆Profile/フリーランスの編集者で「All About」の家電ガイド。ITメディアの「滝田勝紀の白物家電スゴイ技術」ほか連載多数。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。電子雑誌「デジモノステーション」ディレクターも兼任している。

※価格は記事制作時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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