キャリアでためた各ポイントの提携店で、買い物の代金支払いに利用できることはスマホの基本としておさえておきたい。また店頭での支払い・決済にスマホを使う方法が増えている。特に、最近注目されているのが、QRコードを使ったものだ。キャッシュレス決済の本命になるかもしれないと予測され、多くの事業者がQRコード決済のシステムに参入しているのにも注目だ。
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ドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリアは、毎月の利用料金に対して「ポイント」を付与している。ドコモは「dポイント」、auは「WALLETポイント」、ソフトバンクは「Tポイント」だ。これらのポイントは、各ポイントの提携店で、買い物の代金支払いに利用できる。
わかりやすいのは、ソフトバンクのTポイント。TSUTAYAをはじめとするTポイント提携各社でポイントを使うことができるし、提携各社で買い物をしたときにもTポイントがたまる。提携しているのはコンビニ、スーパー、薬局など多岐にわたっており、スマホでためたポイントというより、日常生活でたまるTポイントを日常生活の中で使うという感じだ。
ドコモのdポイントも、Tポイントと同様に、提携各社での買い物でためて、そこでポイントで支払いもできる。無印良品のネットストアで使えるのは魅力的だ。
auのWALLETポイントは、auが発行する電子マネー「WALLETプリペイドカード」のチャージに利用可能。このカードはMasterCard加盟店、WebMoney加盟サイトで使用できるので、クレジット決済ができるほぼすべてのお店で使える。
■キャリア各社のポイントが利用できる店
QRコードやアプリを使ってスマホで買い物をしてみよう
店頭での支払い・決済にスマホを使う方法が増えている。特に、最近注目されているのが、QRコードを使ったものだ。スマホでの決済には、おサイフケータイやApplePayといったFelicaチップやNFCを使ったものが従来から存在するが、それらは対応したスマホの機種でないと利用できない。
これに対してQRコード決済は、どんな機種でも利用できるというメリットがある。このメリットにより、キャッシュレス決済の本命になるかもしれないという予測のもと、多くの事業者がQRコード決済のシステムに参入している。
QRコード決済の方法は、スマホに決済システムごとの専用アプリをインストールし、支払い時にQRコードを発行して読み取るというもの。スマホにQRコードを表示して、お店のレジが読み取る方式と、お店のレジにQRコードが表示され、それをスマホのカメラで読み取る方式がある。
前者は、LINE Payや楽天ペイなどの多くのシステムで採用、後者も、オリガミペイなどで採用されている。どのシステムでも、引き落としはクレジットカードやプリペイドで行われる。
■LINE PayのQRコード決済の方法
解説/福多利夫(フリーライター)