ハイレゾ音源を聴くには、いくつかの方法がある。ポイントとなるのは再生機器だ。CDを再生するにはCDプレーヤーが必要なように、ハイレゾ対応の再生機器が必要になる。一番手軽なのはパソコンを使うことでだが、もし専用の再生機器を使いたいなら、ネットワークプレーヤーがおすすめ。他にスマホやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を使う方法がある。
必要な再生機器が異なりやりやすい方法を選ぼう
ハイレゾ音源を聴くには、いくつかの方法がある。ポイントとなるのは再生機器だ。CDを再生するにはCDプレーヤーが必要なように、ハイレゾ対応の再生機器が必要になる。もちろん、アンプやスピーカーも必要なのだが、これらは、オーディオが趣味の人なら所有しているはず。手持ちのオーディオ装置をそのまま使える。
まず、手軽なのは、パソコンでの再生だ。通常、ハイレゾ音源はインターネットの音楽配信サービスで購入するため、パソコンでダウンロードし、そのままパソコンで再生を行うのがシンプル。ハイレゾ音源の再生には、プレーヤーソフトとUSB DACと呼ばれる機器を使う。パソコンのHDDに保存したハイレゾ音源をデジタルデータのままUSB DACに伝送し、これを高音質なアナログ音声に変換して、アンプに入力するというわけだ。
(1)パソコンとUSB DACを使う
パソコンで再生するのではなく、専用の再生機器を使いたいなら、ネットワークプレーヤーがおすすめ。これは、ネットワーク経由でパソコンやNAS(LAN接続のHDD)にアクセスし、そこにあるハイレゾ音源を再生する機器。CDプレーヤーと同じ感覚で使えるし、再生ソフトやめんどうな設定も必要ないので、パソコンが苦手な人にもおすすめだ。ただし、ハイレゾ音源の入手には通常、パソコンが必要。完全にパソコンが不要になるというわけではないので、注意しよう。
(2)ネットワークプレーヤーを使う
このほか、最近では、スマホやハイレゾ対応のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)でハイレゾ再生をする人も増えてきている。
(3)スマホまたはDAPを使う
このように、方法によって使用する機器が異なるが、基本的には自分のやりやすい方法を選べばいい。パソコンが得意ならUSB DACを使えばいいし、CDプレーヤーのような感覚で再生したいならネットワークプレーヤーがいい。導入コストにも違いがあるので、それを考慮して選ぶのも賢明な方法だ。
CDを超える音質のハイレゾ音源の再生を、ぜひ楽しんでほしい。
解説/鳥居一豊(AVライター)