幅435ミリのフルコンポサイズとなるダブルカセットデッキ。テープ1、2ともにワンウェイ。メタルテープの再生、Dolby B NR録音のテープ再生にも対応する。USBを装備しており、カセットの音源をPCMに変換して出力できる最新機能を持つ。
ティアック
W-1200
実売価格例:5万3690円
カセットをCD音質でデジタル化できる
既存のフルサイズシステムに組み込むことを想定したダブルカセットデッキ。ワンウエイ(片面走行)のカセットメカを2基搭載している。テープ1からテープ2へのダビングはもちろん、ライン入力に接続した外部ソース(CDなど)を、テープ1とテープ2で同時に録音するパラレル録音にも対応。自作音楽の配布用カセットテープを量産できる仕様となっている。テープ1とテープ2は独立しており、再生はそれぞれノーマル、ハイポジ(クローム)、メタルに、録音はノーマル、ハイポジに対応している。Dolby Bノイズリダクションで録音されたテープの再生も可能だ。
本体前面中央には、大きめのレコーディングレベルのボリュームが装備され、インジケーターにはレベルメーターもあるので、緻密な録音が可能。テープ1には±12%のピッチコントロールも装備されている。
背面にUSB端子を装備しており、カセットテープの音声を最大16ビット/48kヘルツのPCMで出力。パソコンを接続すれば、CD音質(16ビット/44.1kヘルツ)で録音し、CD保存などが可能だ。
●貴重なダブルカセット仕様
●ノイズリダクション
●ワンタッチダビング
●LINE IN/OUT端子
解説/福多利夫(フリーライター)
※価格は記事制作時のものです。