【最強のドライブレコーダーは?】前後ソニー製センサー搭載!パパゴジャパン「GoSafe S36GS1」を実走テスト

スポーツ・アウトドア

ドライブレコーダーの人気9モデルを、都内を走行テストして比較した。今回は2カメラ型の「パパゴジャパン GoSafe S36GS1」で実走テスト。前・後ともにソニー製センサーを搭載し、フルHD記録が可能だ。リアは超広角180度・IPX7の防水設計で、外付けしてバックカメラとして利用できるのも特徴。設置性、フロント昼間画質/夜間画質、リア昼間画質/夜間画質、操作性の6つの項目を10点満点で採点したので参考にしてほしい。

ドライブレコーダー最新モデル実走テスト
パパゴジャパン GoSafe S36GS1

前後にソニー製センサー搭載。リアは驚異の180度撮影を実現

実売価格例:2万3050円
記録解像度:1920×1080
画角:対角140°
記録メディア:microSD32GB付属
モニター:2.7型
GPS/WDR

本体のセンサーは前・後ともにソニー製Exmor CMOSを搭載し、どちらもフルHDで記録できる。特に、リアカメラは超広角の180度を確保。IPX7の防水設計なので、外付けしてバックカメラとしての利用にも対応する。露出は7段階で調整可能で、画像補正はフロントのみWDRで対応する。安全運転支援機能も充実。

●リアカメラ

記録解像度:1920×1080
画角:対角180°

映像は前後とも鮮明で美しい

ルームミラーの裏に隠せるコンパクトな本体サイズを実現しながら、モニターは2.7型と十分なサイズで、省スペース性は高い。ただ、付属のステーは調整ねじが大きめで、接続ケーブルも含めけっこう目立つ。外から見えるものだし、もう少しスマートにデザインしてほしいところ。

うれしいのは、付属マイクロSDカードの容量が32Gバイトと、テスト機中、最大だったこと。しかも、最大対応容量も128Gバイトと多い。2カメラなら記録容量は増えるわけで、良心的な対応と評価したい。

映像は、前・後とも鮮明そのもので、とても美しい。色合いも自然で、青く広がった空もみごとにとらえた。夜間も、その雰囲気を壊さずに再現している。カメラの画角は前・後とも極めて広いのに、周辺のゆがみもそれほど多くないのだ。ただ、トンネルから出た際の補正はあまり強くない。夜間でのライト照射部分も白飛びする傾向があった。そんなときは、本機にある露出調整機能を使うといい。

同社の定番機能である安全運転支援機能は、本機にも装備されている。速度超過への警告や、出発遅延警告などを装備。しかし、2カメラ利用時は、なぜか「前方衝突警告」「車線逸脱警告」の2機能が使えない。

取り付けではリアカメラで苦労した。バックカメラ用で使うのが基本仕様となっており、車内に取り付けるにはブラケットのねじを外し、ベースを逆向きに付け直す必要があったのだ。しかし、これは一度きりの作業なので、説明書をきちんと読めば問題ない。

設置性:6点(10点満点)

締め付ける大型ネジを備え、基本的に作業はしやすい。しかし、ブラケットが大きめで外部からもかなり目立つ。

フロント昼間画質:10点(10点満点)

広範囲にとらえながら、周辺のゆがみも少ない。色調やコントラストも自然で、画質はテスト機中トップクラス。

フロント夜間画質:9点(10点満点)

暗所にも極めて強い。夜景を自然に表現できており、解像度も十分。ビデオカメラでも通用するレベルだ。

リア昼間画質:10点(10点満点)

フロントとほぼ同じクオリティで撮影できた。画角は非常に広く、おそらくリア用としては最大と思えるほどだ。

リア夜間画質:8点(10点満点)

夜になってもレベルが落ちないのはフロントと同じ。スモークガラス対策として露出調整ができるのもいい。

操作性:6点(10点満点)

本体のメニューの階層は浅く、使いやすい。ビューワーアプリも2カメラに対応していて使いやすい。

⇒【ドライブレコーダーのおすすめはコレ】全9モデルの採点結果はこちら

※価格は記事作成時のものです。

解説/会田肇 (自動車評論家)撮影/河野公俊

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