ソニーの薄型テレビ「BRAVIA」(ブラビア)の2019春モデルが発表された。有機ELテレビは、上級機の「A9G」シリーズと、スタンダードモデルの「A8G」シリーズの2ライン。4K液晶テレビは、上級機の「X9500G」シリーズ、ミドルクラスの「X8500/X8550」シリーズ、エントリークラスの「X8000G」シリーズで、6シリーズ計19モデルとなる。

有機ELテレビ「A8G」シリーズと、4K液晶テレビ「X8000G」シリーズ

それぞれのラインアップは、「有機ELテレビ」「4K液晶テレビ」ともに、「新4K衛星放送チューナーを内蔵するモデル」と「非内蔵のモデル」に分かれている。
価格を抑えた買いやすいモデルとなっており、特に有機ELテレビがより身近な価格になったことはうれしいニュースだ。

有機ELテレビの「A8G」シリーズは、55V型の「KJ-55A8G」が、市場想定価格30万円前後。65V型の「KJ-65A8G」が、市場想定価格50万円前後となる。発売は、7月13日(土)。

画像: 価格を抑えた買いやすいモデルとなった有機ELテレビ「A8G」シリーズ。

価格を抑えた買いやすいモデルとなった有機ELテレビ「A8G」シリーズ。

「A8G」シリーズ 55V型 KJ-55A8G

「A8G」シリーズ 65V型 KJ-65A8G

4K液晶テレビの「X8000G」シリーズは、65V型が22万円前後、55V型が16万円前後、49V型が13万円前後、43V型が11万円前後となる。発売は5月25日(土)。大画面の65V型液晶が値頃感のある価格となっているのも注目だ。

画像: 大画面の65V型が値頃感のある価格となっている4K液晶テレビの「X8000G」シリーズ。

大画面の65V型が値頃感のある価格となっている4K液晶テレビの「X8000G」シリーズ。

X8000Gシリーズ 65V型

X8000Gシリーズ 55V型

X8000Gシリーズ 49V型

X8000Gシリーズ 43V型

上級機は「A9G」シリーズと「X9500G」シリーズ

有機ELの上級機となる「A9G」シリーズは、77V型が、市場想定価格100万円前後(6月15日発売)、65V型が市場想定価格55万円前後(6月8日発売)、55V型が市場想定価格35万円前後(6月8日発売)となる。
4Kチューナーを内蔵し、高画質エンジンは「X1 Ultimate」を搭載。そのほか、操作メニューの改善が果たされた。
また、デザインは、従来のフォトスタンド風のスタイルから、一般的なスタンド型に変わった。設置部分の奥行きを、320mmから255mmと薄くすることで、壁際への設置がしやすくなった。
さらに、本体自身の奥行きも、よりスリムなデザインとしている。

画像: 設置部分の奥行きを、320mmから255mmと薄くすることで、壁際への設置がしやすくなった「A9G」シリーズ。

設置部分の奥行きを、320mmから255mmと薄くすることで、壁際への設置がしやすくなった「A9G」シリーズ。

A9Gシリーズ 77V型

A9Gシリーズ 65V型

A9Gシリーズ  55V型

4K液晶テレビの上級機となる「X9500G」シリーズは、サイズバリエーションが豊富で、85V型(市場想定価格70万円前後)、75V型(市場想定価格55万円前後)、65V型(市場想定価格33万円前後)、55V型(市場想定価格23万円前後)、49V型(市場想定価格18万円前後)の5サイズで展開。発売はすべて6月8日(土)。
4Kチューナーを内蔵し、高画質エンジンは「X1 Ultimate」となる。Z9Fシリーズで採用された広視野角技術「X-Wide Angle」の搭載(85V型、75V型のみ)。画面と音が一致した再生を楽しめる「アコースティック・マルチ・オーディオ」の採用(49V型を除く)が特徴となる。

画像: サイズバリエーションが豊富な「X9500G」シリーズ。

サイズバリエーションが豊富な「X9500G」シリーズ。

X9500Gシリーズ 85V型

X9500Gシリーズ 75V型

X9500Gシリーズ 65V型

X9500Gシリーズ 55V型

X9500Gシリーズ 49V型

ミドルクラスとなる「X8550」シリーズは、75V型が市場想定価格45万円前後、65V型が市場想定価格28万円前後、55V型が市場想定価格20万円前後。
「X8500G」シリーズは、49V型が市場想定価格16万円前後、43V型が市場想定価格14.5万円前後となる。発売はすべて6月8日(土)。
「X8500G」と「X8550G」シリーズの違いは、画面サイズのほか、「X8550G」シリーズが「アコースティック・マルチ・オーディオ」を採用し、「X8500G」では非採用となるのが大きな違いだ。高画質エンジンは、どちらも「HDR X1」となる。

4Kチューナー内蔵モデルのその他の特徴としては、内蔵スピーカーが最新のサラウンド音声規格である「Dolby Atmos」に対応する。高さの表現も可能な立体音響を楽しめる。また、操作メニューや動画配信サービスなどのアプリ切換の時間を高速化する「サクサク操作」、入力切替や番組表のデザイン改善、リモコンの向きを気にせずに使える「新無線リモコン」の採用など、使い勝手を高める新機能も盛り込まれている。

X8550Gシリーズ 75V型

X8550Gシリーズ 65V型

X8550Gシリーズ 55V型

X8500Gシリーズ 49V型

X8500Gシリーズ 43V型

「A9G」シリーズを詳しく解説

画面から音が出る「アコースティック・サーフェス・オーディオ+」

ここからは、「有機EL」と「4K液晶」のそれぞれの上級モデルの内容を詳しく紹介しよう。

まずは、「A9G」シリーズ。
これまでも搭載していた、画面から音が出るスピーカー「アコースティック・サーフェス・オーディオ+」を搭載。
パネル面に取り付けるアクチェーターを新開発し、従来の2個1組から、大口径の1基のアクチュエーターに変わった。チャンネル数も、3.2ch構成から、2.2ch構成となっている。
アクチュエーターの数を整理することで、不要な音の濁りを低減し、クリアーな音を実現。音の広がりの良さも改善したという。

画像: 有機ELの上級機「A9G」シリーズ。

有機ELの上級機「A9G」シリーズ。

さらに、背面に搭載するサブウーファーは、ボディを薄型化しながらも、同じ容積を確保。スリムなデザインに収めながらも、従来と同じ迫力あるサウンドを楽しめる。こちらも「Dolby Atmos」音声に対応している。

画像: 画面から音が出る「アコースティック・サーフェス・オーディオ+」

「X1 Ultimate」を搭載した映像再現では、新4K衛星放送のための映像処理を追加し、地デジ放送から4Kコンテンツまで、さまざまな映像をより美しく再現する。
実機を見た印象では、地デジ放送ではノイズを抑えながらも豊かなディテールの再現を可能にし、奥行きのある立体的な映像を実現。
4K放送では、放送由来のノイズをうまく低減しながら、4Kらしい精細感を自然に再現していたことが印象的。大画面でじっくりと見たくなる、臨場感のある映像になっていた。

「X9500G」シリーズを詳しく解説

画面上部にトゥイーターを追加「アコースティック・マルチ・オーディオ」採用

続いて「X9500G」シリーズ。
75V型と85V型の大画面サイズで、最上位モデルで搭載された「X-Wide Angle」を搭載。
斜めから見たときの、視野角による色再現や、コントラスト感の低下を抑え、極めて広い視野角を実現している。実機を見ると大画面テレビには欠かせないものだと実感できる。

画像: 画面上部にトゥイーターを追加「アコースティック・マルチ・オーディオ」採用

そして、内蔵スピーカーは、画面の下部に配置されるメインスピーカーに加えて、画面両側の高い位置に「サウンドポジショニングトゥイーター」を追加した「アコースティック・マルチ・オーディオ」を採用(49V型を除く)。
高音域と音場の広がりを強化することで、これまでは、画面の下の方から音が出ていると感じやすかったサウンドが、画面と一致した音場感が得られるようになった。これも、より大きな大画面で臨場感のある映像と音を楽しむためには欠かせない機能と言えるだろう。もちろん、こちらも「Dolby Atmos」に対応する。

画像: 4K液晶テレビの上級機「X9500G」シリーズ。

4K液晶テレビの上級機「X9500G」シリーズ。

こちらも、映像エンジンは最高峰の「X1 Ultimate」で、ディテールの再現や色の忠実度は、かなり優秀。LEDバックライトの輝度に余裕があるため、HDRコンテンツの高輝度映像でのパワフルな印象がある。
大画面で見るとかなり見応えのある映像に仕上がっており、明るいリビングに置いて使うテレビとしては、有機ELよりも優れていると感じるほど。もちろん、有機ELテレビは、照明を落とした暗い環境で映画をじっくりと見るような使い方では、暗部の再現や美しい黒など、より優れた映像を楽しめる。

「4K液晶」と「有機EL」のどちらを選ぶかは、視聴する環境や、見るコンテンツによって決めることが重要になりそうだ。

まとめ

大画面テレビへの買い換えを提案するソニー

4Kコンテンツの普及がますます本格化。薄型テレビの買い換え需要が伸びてきていることもあり、ソニーの新BRAVIAでは、より大画面のモデルを積極的に推してきていることがわかる。

画面サイズが大きくなるほど価格は高くなるが、65V型あたりのサイズは、かなり値頃感のある価格になってきている。
大画面で、より迫力のある映像を楽しめる画質と音質の実力をさらに高めていることで、65V型を超える大画面モデルが、より魅力的になったと感じる。
東京オリンピックが来年に迫っている今、ぜひとも大画面テレビに注目して欲しい。

◆鳥居一豊
オーディオ、AVの分野で活躍するAVライター。専門的な知識をわかりやすく紹介することをモットーとしている。自らも大の映画・アニメ好きで自宅に専用の視聴室を備え、120インチのスクリーン、有機ELテレビなどを所有。サラウンド再生環境は6.2.4ch構成。

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