月間約7900万人が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」。アプリのインストールと登録が終わったら、次は使い方をマスターしよう。この記事では、「友達の追加」からメッセージや画像の送受信、位置情報やウェブページを共有できる便利な機能まで詳しく解説していこう。
いろいろな方法で「友だち」を追加しよう
LINEは、お互いに「友だち」に追加した人とだけ連絡が取り合える。スマホの電話帳のデータからLINEの利用者を自動的に探して追加できる機能もあるが、手動で追加したほうが、連絡を取りたい人と確実につながれる。友だちを追加するには、「招待」「QRコード」「ふるふる」「検索」の四つの方法がある。
目の前にいる人と確実につながるには、「QRコード」を使うといい。「友だち追加」画面で「QRコード」を選択すると、QRコードの読み取り画面が表示される。相手にも同じ操作をお願いし、「マイQRコード」をタップして相手のQRコードを表示してもらおう。相手のQRコードを自分のスマホのカメラを使って指定された枠内に写すと、相手のアカウントが表示される。あとは「追加」をタップすれば、友だちリストに追加できる。
QRコードを読み取って追加しよう
離れた場所にいる相手に自分を友だちに追加してもらうには、「招待」機能を使おう。この機能を使えば、スマホの電話帳に登録している人宛てに「マイQRコード」を送信できる。送信方法は「SMS」と「Email」が選択可能。メールの受信者がスマホでメールの添付ファイルを開くと、LINEを起動するかどうか問われる。LINEを起動すると、友だちの追加画面が表示されるので、「追加」をタップしてもらおう。
SMSやメールで招待しよう
相手が自分のアカウントを友だちに追加し終えたら、相手のアカウントをいちいち聞く必要はない。自分を友だちに追加し終えた人が「知り合いかも?」欄に表示されるからだ。本人であることを確認したら友だちに追加しよう。
「知り合いかも?」から追加しよう
万が一、間違えて登録した場合は「ブロック」できる。ブロックしていることは相手には伝わらず、相手がメッセージを送ってもこちらには届かない。また、たまにしか連絡を取らない相手は「非表示」にしておくといい。友だちリストには表示されないが、相手からのメッセージは受信でき、返事も送れる。ブロックや非表示は必要に応じて解除可能だ。なお、一度追加した友だちは、ブロックをしてからでないと削除できない。
間違って友だちになった相手をブロックする方法
「友だち」とメッセージや写真などをやり取りしよう
「友だち」を追加し終えたら、いよいよメッセージがやり取りできる。LINEでは、メッセージをやり取りする画面を「トークルーム」と呼ぶ。やり取りする相手ごとにトークルームが作成され、ほかの人は閲覧できない。初めてトークする際は、「ホーム」タブの「友だち」リストからトークする相手を選び、「トーク」をタップしてトークルームを作成する。一度やり取りした相手とは、「トーク」タブにあるトークルームからメッセージのやり取りが可能だ。
トークルームで自分が送ったメッセージは、画面右側に緑色の吹き出し、相手のメッセージは画面左側に白い吹き出しで表示される。送信したメッセージはすぐに相手に届くので、会話をしているようなテンポでやり取りできる。相手がメッセージを見ると「既読」マークが付くので、確認したかどうかが一目瞭然だ。
友だちとメッセージをやり取りしよう
トークではメッセージ以外に、写真や動画の送信にも対応している。スマホ内の写真や動画だけでなく、LINE上でカメラを起動して撮影し、すぐに送信するといった使い方もできる。写真や動画をLINE上で加工してから送れるのも便利。写真は一度に50枚、動画は最大5分まで送信可能。ただし、トークルーム上の写真や動画は一定期間が経過すると削除されるので、手元に残しておきたいデータは保存しておくといい。また、LINEでは写真や動画の容量を自動的に小さくして送信するので、元データのままで保存したい人は注意しよう。
写真や動画を送ってみよう
トーク機能を使う際に覚えておくと便利なのが、「位置情報」や「ウェブページ」の共有。位置情報の共有機能を使えば、待ち合わせ場所などの地図をスムーズに送れる。「Googleマップ」で地図を開いたり、現在地からの経路を検索したりといったことが可能だ。
地図情報を送ってみよう
ウェブページの共有機能を使う際は、スマホのブラウザーでウェブページを開いた状態で「共有」機能を呼び出して「LINE」を選択しよう。iPhoneの場合は、あらかじめ共有メニューにLINEを追加する必要がある。
ほかのアプリから情報を共有しよう
※掲載の画面は、特に記載のあるもの以外はiPhoneのものです。
解説/今西絢美(ライター)