水遊びの主役といえば「水鉄砲」である。子供の水遊びにつきあって、大人も水鉄砲で遊ぶと、これがとっても楽しい。今回は、大人も子供と一緒に遊べるおすすめの水鉄砲5ブランド(17アイテム)を紹介する。ビニールプールで遊ぶだけでなく、河原のキャンプやバーベキューに水鉄砲を持っていけば、大人も童心にかえって水の掛け合いができる。

水鉄砲には方式がある

一口に水鉄砲というが、水を吹き出す構造によって、いくつかの種類がある。その種類と特性を理解すると、買う前に水鉄砲の威力がある程度理解できる

【水鉄砲の種類】

押し出しポンプ式

原理・構造的には一番シンプルだが、製品の外観デザインは様々な種類がある。基本は竹筒で作る手作り水鉄砲と同じで、レバーを押し込んだ分の水が飛び出すというもの。シンプルな筒型のものもあれば、ライフル銃型のものある。
ライフル型(大型銃型)の水鉄砲には、この押し出し型と圧縮型の両タイプがあるので、注意したい。押し出しポンプ型は、押し出すときの力加減で飛び出す水の威力を調節できる。子供の力だとあまり飛距離は期待できないが、大人の力だと10メートル以上の飛距離が出る場合も多い。大人が使う前提ならば、水鉄砲のなかで一番威力がある方式である

圧縮式

レバーでタンク内に圧搾空気を溜めて、引き金を引くことでタンク内の水を発射する方式。タンクが銃に内蔵されているタイプと、タンクが取り外せるタイプがあるが、いずれにしても圧搾空気がもれないようにタンクの口はネジキャップ式になっている。ピストルサイズの製品もあるが、ライフル型の大型銃が多い。
大型銃の場合、圧搾空気を溜めて、最大出力を得るには往復30回程度のレバー操作が必要となる。威力がある製品ならば飛距離は8~10メートル程度は期待できる。レバーによる圧縮操作は子供でもできるので、子供でも扱える長飛距離理の水鉄砲である。とはいえ圧縮操作に時間がかかるので、連続的な発射には向いていない

引き金ポンプ式

引き金を引いた分の水が飛び出す方式。昔からある透明なピストル型の水鉄砲の方式である。実銃のスタイルを模した製品など、かっこいいものが多いが、威力は期待できない。メーカーによる飛距離表示は威力のあるものでも5メートル程度となっている。10メートルも水が飛ぶと困る状況で遊ぶ場合、小さい子供の水遊びには、この方式がいい。また、このタイプは今回紹介するもの以外にも、映画「ブレードランナー」に登場した「ブラスター」銃を模したもの(レア製品で、プレミアム価格になっている)など、コレクターズアイテム的な製品が多い

❶スーパーソーカー

ウレタンダーツを発射するシューテングトイの「ナーフ」をご存じだろうか。そのナーフの水鉄砲ブランドが「スーパーソーカー」である。ナーフのイメージをそのまま水鉄砲に持ち込んでいるので、デザインや色はナーフそっくり。子供用ではあるが比較的高学年用の設定で、威力は強め。ここで紹介する製品はすべて押し込みポンプ式となっており、腕力次第で長飛距離が期待できる。メーカーの公表値で10メートル以上となっているものも多い。

ソークズーカ ウォーターブラスターE0022
押し込みポンプ式

画像: 片手でぶら下げるように持つスタイルの押し出しポンプ式。タンク容量16リットル。最長飛距離11.5メートル

片手でぶら下げるように持つスタイルの押し出しポンプ式。タンク容量16リットル。最長飛距離11.5メートル

実銃の「ミニガン」といわれるスタイルを模したもので、右手でぶら下げるように持って、左手でレバーを引いて水を発射する。一般的な水鉄砲より水流が太い。内蔵されるタンクは容量1.6リットルと、これも一般的な水鉄砲より大容量となっている。

フリーズファイヤー ウォーター ブラスター A4838
押し込みポンプ式

画像: 氷を入れて冷水を発射できる。タンク容量680ミリリットル。最長飛距離11.5メートル

氷を入れて冷水を発射できる。タンク容量680ミリリットル。最長飛距離11.5メートル

小型ショットガンスタイルの水鉄砲。タンクのフタが大口径になっており、タンクに氷を入れて冷水を飛ばすことができる。サイズ的にスーパーソーカーで、一番スタンダードなモデルとなる。タンク容量680ミリリットルなので、子供でも満水で取り回せる。

ツインタイド E0024
押し込みポンプ式

画像: レバーを引くたびに、2本の水流が発射される。タンク容量975ミリリットル。

レバーを引くたびに、2本の水流が発射される。タンク容量975ミリリットル。

2本の水流が発射される水鉄砲。2本水流タイプは、ほとんどの水鉄砲ブランドにラインナップされており、コンスタントに人気があることがうかがえる。スーパーソーカーでも、このモデルが2本水流の定番モデルとなっている。タンク容量は975ミリリットル。大容量ではあるが、2本水流なので水の減りは早い。メーカー公式の飛距離データがないのだが、1本水流のモデルに較べると飛距離は短いはずだ。

❷アクアギア

EOLOという海外メーカーの水鉄砲ブランドで、国内ではトイザらスが扱っている。一般的なピストル型やライフル型の水鉄砲はラインナップされておらず、腕に装着するタイプ、シールド(楯)と水鉄砲を兼ねたもの、当たり判定機能がついたバイザーがラインナップされている。水鉄砲の方式としては引き金ポンプなので、威力は低い。このブランドですべて揃えるというわけでなく、シールドやバイザーを、ほかのブランドの水鉄砲と組み合わせるのが最強の布陣となる

スプラッシュシールド
引き金ポンプ式

画像: 引き金ポンプ式の水鉄砲を内蔵したシールド。タンク容量250ミリリットル。飛距離5メートルで小さい子供でも扱える。

引き金ポンプ式の水鉄砲を内蔵したシールド。タンク容量250ミリリットル。飛距離5メートルで小さい子供でも扱える。

水鉄砲合戦をするときに楯にするシールド。覗き窓のあるシールドに見えるが、シールドの中央に発射口があり、水鉄砲にもなっている攻守兼用のモデルである。水濡れを嫌がる低学年には、このシールドを渡しておくと比較的スムーズに遊びに参加してくれる。タンク容量は250ミリリットル。飛距離5メートル。

ヴェイパーシェード

画像: 水鉄砲ではなく、水鉄砲の水流が当ったことが判定できるバイザー。額部分に水流が当たると、バイザー内にスライム型のパーツが落ちてくる。

水鉄砲ではなく、水鉄砲の水流が当ったことが判定できるバイザー。額部分に水流が当たると、バイザー内にスライム型のパーツが落ちてくる。

水流が目を直撃しないように装着するバイザーだが、額部分に的が2つあり、ここに水流が当たると目の前にスライム型のパーツが落下してくるようになっている。つまり、当たり判定でできるバイザーというわけだ。勝ち負けのルールを作って水鉄砲合戦をする場合には、このバイザーがあると盛り上がる。対応頭囲は50~56センチとなっている。

ハイドロチャージャー ブルー
引き金ポンプ式

画像: 腕に装着する水鉄砲。

腕に装着する水鉄砲。

アクアギアの水鉄砲は、銃型ではなく腕に装着するタイプ。腕の下側に装着する部分が水タンクになっており、手の平部分にあるゴム球を握ると、手の甲側から水流が発射される。スパイダーマンやアイアンマンのように、腕を前に突き出したポーズで水流を発射できる。タンク容量は300ミリリットル。水鉄砲の方式としては引き金ポンプ式なので、水流の威力はさほどでもない。メーカー発表の飛距離は5メートルとなっている。

画像: タンクは腕部分で、手に持つ発射機構とはホースで連結されている。手の平側のゴム球を握ると水流発射。ピンクモデルもある。

タンクは腕部分で、手に持つ発射機構とはホースで連結されている。手の平側のゴム球を握ると水流発射。ピンクモデルもある。

❸池田工業社最強モデル

池田工業社は、日本における水鉄砲のトップメーカー。スーパーマーケットや玩具店、ホームセンターで見かける水鉄砲のほとんどは、同社の製品だと思っていい。同社の水鉄砲(「水ピストル」というジャンル名を使っている)は、非常に種類が多いのだが、今回はそのなかから威力が強いものを最強モデルとして選んでみた。同社の製品は、ほとんどが圧縮式だが、今回紹介するなかでタンクを背負うスタイルのものだけは押し出しポンプ式となっている。

エアメガクラッシャー
圧縮式

画像: やわらかいフォルムに似合わず、飛距離9メートルをほこる同社の最強モデル。タンク容量も大きく持久戦にも強い。

やわらかいフォルムに似合わず、飛距離9メートルをほこる同社の最強モデル。タンク容量も大きく持久戦にも強い。

取り外しタンクを装備した圧縮式の水鉄砲。銃身下部のレバーを前後させて圧搾空気をタンクに送り、引き金を引いて水流を発射する。タンク容量はたっぷりの1300ミリリットル。最大飛距離は9メートルとなっている。現在池田工業社のメーカーサイトに掲載されている水ピストルのなかで、最長飛距離をほこるモデルである。

エアメテオブラック
圧縮式

画像: 水鉄砲本体内に水を入れるタンク内蔵タイプで、水流が2本出るWショット。飛距離は8メートルありWショットしては強力。タンク容量は600ミリリットルとなっている。

水鉄砲本体内に水を入れるタンク内蔵タイプで、水流が2本出るWショット。飛距離は8メートルありWショットしては強力。タンク容量は600ミリリットルとなっている。

タンク内蔵タイプの圧縮式水鉄砲。銃口が上下二段になっていて水流が2本ある「Wショット」スタイル。銃身下部のレバーで空気を圧縮し、引き金を引いて発射する。タンクの口は銃の中央上部にあり、蛇口から注ぎ込むスタイル。Wショットとしては威力もあり、最長飛距離は8メートルとなっている。タンク容量は内蔵型だけに600ミリリットルとやや小さい。

ウォーターガン ウェーブタンク
押し出しポンプ式

画像: 背中にタンクと手元のピストルが分離している水鉄砲。タンクは2リットルの容量があるので、水補給の回数を減らせる。ピストルは押し出しポンプ式。

背中にタンクと手元のピストルが分離している水鉄砲。タンクは2リットルの容量があるので、水補給の回数を減らせる。ピストルは押し出しポンプ式。

水タンクを背中に背負い、ピストル部分を手に持つスタイル。タンクとピストル部はホースでつながれる。タンクは2000ミリリットル(2リットル)の大容量。ピストル部分はスライドを引くたびに水流が発射される押し出すポンプ式となっている。最高飛距離は8メートル。水タンクを満タンにすると2キログラム以上の重さになるので、ちいさい子供が使うときは半分程度の注水でいいだろう。レバーを引く力が強ければ、水流の威力もかなり強くなる。

番外編
水風船バズーカ

画像: 銃口から水風船を入れて、レバーを引いて引き金を引くだけ。斜め上45度の角度で発射すると、約10メートル飛ぶ。全長66センチのビッグサイズ。

銃口から水風船を入れて、レバーを引いて引き金を引くだけ。斜め上45度の角度で発射すると、約10メートル飛ぶ。全長66センチのビッグサイズ。

水鉄砲ではなく、水風船を打ち出すバズーカ。正直、手で投げるほうが早いし、飛距離もあるのだが、水電報合戦をしている中で、このバズーカを使う雰囲気には魅力がある。商品は「スターターキット付」となっていて、バズーカ本体のほかに、水風船20個と水風船を膨らますポンプとノズルが付属している。このポンプがあれば水道の蛇口がなくても、バケツやビニールプールに溜めた水で水風船を膨らますことが可能。

❺サンアート スプラトゥーン ブキシリーズ

ファンシーグッズを手がけるサンアートから発売されている水鉄砲。任天堂スイッチ用の人気ゲーム「スプラトゥーン」に登場する「ブキ」をモチーフにしている。現在発売中のものは、最新作「スプラトゥーン2」に登場するブキだが、すでに終売している前作「スプラトゥーン」に登場した「スプラシューター」は偽物が登場したり、プレミア価格になっていたりと、コレクターズアイテムとしてかなりの人気がある。

スプラトゥーン2 スプラスコープ ネオングリーン
圧縮式

画像: ゲーム本編では「スプラチャージャー」にスコープを装着したものという設定になっている。全長75センチと、大人が持つにも小さすぎないサイズ。

ゲーム本編では「スプラチャージャー」にスコープを装着したものという設定になっている。全長75センチと、大人が持つにも小さすぎないサイズ。

スプラトゥーン2に登場するライフル型のブキをモチーフにした水鉄砲。圧縮型のため、銃身近くのレバーを前後させて空気をタンクに送り、引き金を引いて発射する。スコープはダミーだが、非常にスタイリッシュ。タンク容量は780ミリリットル。飛距離は公称で5メートルとなっている。記者はこれを所有しているのだが、実際の飛距離は他社の8メートルクラスと同等と感じた。ネオンピンクのモデルもある。

スプラトゥーン2 スプラマニューバー
引き金ポンプ式

画像: ゲーム本編の、銃の後方にペンキを発射して高速移動する「スライド」を再現できるように、銃の前後に発射口があり、レバーで切り替えできる。2丁セット。

ゲーム本編の、銃の後方にペンキを発射して高速移動する「スライド」を再現できるように、銃の前後に発射口があり、レバーで切り替えできる。2丁セット。

スプラトゥーン2に登場するハンドガンタイプのブキをモチーフにした水鉄砲。引き金ポンプ式なので引き金を引くだけで水流が発射する。ゲーム内での活躍と同じく発射口と前側と後側の2カ所あり、引き金脇のレバーによって発射口を切り替えることができる。タンク容量は420ミリリットル。飛距離は発表されていないが、引き金ポンプ式なので、威力は期待できない。2丁で1セットになっている。

❻池田工業社 ガンダムシリーズ

池田工業社のメーカーサイトには掲載がないが、キャラクターもの玩具も販売している。そのなかで、ガンダムシリーズの水鉄砲は隠れた人気商品である。とにかく、造形が秀逸。初代ガンダムのガンプラを作った世代なら、ニヤニヤしてしまうほどの出来のよさで、かつ手に持てる大きさというのがうれしい。サイズ的には小学校1年生ぐらいの子供が両手で持ってちょうどいい程度。大人には小さめだが、十分に楽しい。圧縮式や押し出しポンプ式ほどの威力はないが、引き金ポンプ式としてはかなりの飛距離がある。記者の子供も、幼稚園時代に、これでかなり遊んだ。

ビームライフル
引き金ポンプ式

画像: 全長31センチ。小学1年生でちょうどいいサイズ感の水鉄砲。水鉄砲としての威力はないが、細部にまでこだわったディテールのよさが魅力。

全長31センチ。小学1年生でちょうどいいサイズ感の水鉄砲。水鉄砲としての威力はないが、細部にまでこだわったディテールのよさが魅力。

初代の機動戦士ガンダムが持つ「ビームライフル」をモチーフにした水鉄砲。全長31センチ、タンク容量約90ミリリットルの引き金ポンプ式。原作アニメ通りに、サイトスコープとフォアグリップが動くようになっている。連邦軍のステッカーが付属している。ガンダムファンなら持っておきたいコレクターズアイテムである。

ザク・マシンガン
引き金ポンプ式

画像: 全長36センチのザク・マシンガン。スコープとフォアグリップが動かせる仕様で、水タンクのキャップとなっているパンマガジンも外せる。引き金ポンプ式なので威力は強くない

全長36センチのザク・マシンガン。スコープとフォアグリップが動かせる仕様で、水タンクのキャップとなっているパンマガジンも外せる。引き金ポンプ式なので威力は強くない

ガンダムの敵メカである「ザク」が携帯するマシンガンをモチーフにした水鉄砲。全長36センチの引き金ポンプ式。タンク容量は「ビームライフル」より小さめのようだ。こちらもアニメ通りにスコープとフォアグリップを動かせる。特徴的な円盤型のマガジン部分は、水タンクのキャップになっている。

番外編
ガンダムシールド&ビーム・サーベル

画像: ガンダムの主人公搭乗機「ガンダム」の手持ち装備「シールド」と「ビームサーベル」がセットになったビニール風船

ガンダムの主人公搭乗機「ガンダム」の手持ち装備「シールド」と「ビームサーベル」がセットになったビニール風船

番外編
グフ・シールド&ヒート・サーベル

画像: ガンダムの敵役であるジオン軍のモビルスーツ(ロボット)「グフ」の手持ち装備「グフ・シールド」と「ヒート・サーベル」のビニール風船。「グフ」の武器という選択がシブい!

ガンダムの敵役であるジオン軍のモビルスーツ(ロボット)「グフ」の手持ち装備「グフ・シールド」と「ヒート・サーベル」のビニール風船。「グフ」の武器という選択がシブい!

同じく池田工業社の製品だが、水鉄砲ではなくビニール風船である。連邦側の商品としては、ガンダムの手持ち装備であるシールドとビーム・サーベルが、ジオン側の商品としては、グフの手持ち武器であるシールドとヒート・サーベルがある。プールでフロートとして使うことは禁止されている(設計上、プールで使うことを考慮していない)ので、水鉄砲合戦のシールドとして使うのが順当であろう。ビームライフルの水鉄砲とガンダムシールドのビニール風船を持てば、ガンダムごっこに没入できる。

まとめ

画像: 大人も楽しめる【水鉄砲おすすめ17選】最強威力は押出しポンプ型!スプラトゥーン・リュック型も人気

水鉄砲は水遊びの王道で、子供も大人も夢中になって遊べる。大人だけで遊ぶなら、威力重視で水鉄砲を選べばいいが、子供だけや子供と大人が混じって遊ぶときは、水鉄砲の威力は、ある程度意識して選択したほうがいいだろう。子供に持たせる水鉄砲は、ある程度威力が弱いものを選択することになるわけだが、それでも銃のモチーフを選択すれば、楽しくかっこよく遊ぶことができるはずだ。

◆福多利夫(フリーライター)
デジタル家電関連の記事を得意とする、モノ系ホビー系のフリーライター。一般財団法人家電製品協会認定の家電総合アドバイザーでもある。長年にわたり月刊『特選街』の制作に携わり、パソコン関連の著書も多い。小学校2年生の男の子がいるイクメン。

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