1957年の登場以来62年、日産車の中で最も歴史のあるスカイラインが大幅改良を実施。矢沢永吉のCMでも話題の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を採用。高速道路でのハンズオフ(手放し)運転が可能になった。また、一部グレードに電子制御ダンパー「インテリジェント・ダイナミックサスペンション」を国内向け日産車として初採用!
高速道路での手放し運転が可能に!走りにも注目の新スカイライン
「プロパイロット 2.0」や新開発エンジンなど、新技術を満載!
1957年の登場以来62年、日産車の中で最も歴史のあるスカイラインが、大幅改良を実施した。矢沢永吉のCMでも注目の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」の採用が話題だが、同時に、”日産”スカイラインを強調したのが大きなポイントだ。
日産
スカイライン
価格:604万8000円(GT Type SP HYBRID 2WD)
まず、高速道路の同一車線内でのハンズオフ(手放し)運転を実現するプロパイロット2.0をハイブリッド車に標準装備。
インテリアには、同社の国内モデル初となる「カラーヘッドアップディスプレイ」や、「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」など、プロパイロット専用装備を採用。
さらに、自動地図更新や「ドアtoドアナビ」といったつながる技術を盛り込み、「NissanConnectサービス」を大幅拡充。
●高速道路で「ハンズオフ」運転ができる!
●ヘッドアップディスプレイに各種情報を表示
エクステリアは、先代では、海外向け「インフィニティQ50」をそのまま日本向けに展開していたが、今回は、日産ブランドの象徴「Vモーショングリル」に改められ、さらにリアコンビランプは、スカイライン伝統の「丸目4灯コンビネーションランプ」が復活。
パワートレインは、6気筒3.5ℓ+モーターのハイブリッドに加え、新開発の6気筒3.0ℓツインターボを追加。
フットワーク系は、現行スカイラインの特徴の一つ、「ダイレクトアダプティブステアリング(DAS)」の最適化に加えて、一部グレードに電子制御ダンパー「インテリジェント・ダイナミックサスペンション」を国内向け日産車として初採用。
DASとの協調制御でハンドリングと乗り心地を高次元にバランスさせた。「スカイライン=走りのいいセダン」という代名詞への復活を期待したいところだ。
昨今、日産は日本市場を軽視しすぎという声も多かったが、今回のスカイラインの戦略変更は、そんな歪みを是正する動きの一つだと筆者は考えている。
文/山本シンヤ(自動車研究家)
※価格は記事作成時のものです。