インシュレーターの素材は、金属、ウッド、ゴム、樹脂のほか、それらを複合したハイブリッド系などがあり、それぞれに効果も音調も違うため、好みのチューニングができるのがいい。クリプトン「IS-333」とウインドベル「AVC-50」の特徴を紹介しよう。
インシュレーターは音質向上に有効。いろいろな素材や構造を試してみよう
金属、ウッド、ゴム、樹脂、ハイブリッド……
スピーカーもプレーヤーもアンプも、振動の影響を受けない機器はない。その有害振動をシャットアウトして、音質向上を図るアイテムがインシュレーターだ。
これは、機器のフット代わりに使うもので、素材や構造によっていろいろなタイプがある。素材には金属、ウッド、ゴム、樹脂のほか、それらを複合したハイブリッド系などがあり、それぞれに効果も音調も違う。金属はクリアで輝かしい音、天然ウッドは温かみのある響きを引き出すというように、好みのチューニングができるのだ。
●有害振動をシャットアウトできる!
例えば、クリプトンのIS-333。ステンレスのみによるシンプルな構造で、ゴムの滑り止め付き。音像がピタッと決まり、低音は豊かで引き締まる。
クリプトン
IS-333
実売価格例:1万2960円(4個セット)
一方、ウインドベルのAVC-50は、高層ビルなどの制振・免震に関する独自の技術を生かしたフローティング構造が特徴だ。
ウインドベル
AVC-50
実売価格例:3万2080円(4個セット)
※執筆時が2019年9月のため、製品の「実売価格例」は、消費税8%込みの額を表記しています。ご了承ください。
解説/林正儀(AV評論家)