ミュージックカセットなら東京都目黒区中目黒の「waltz(ワルツ)」がおすすめだ。貴重な旧作も含め、多くのソフトをそろえた世界的に見ても珍しいショップ。各作の個性的なジャケットデザインを眺めるだけでも楽しくなってくるが、一つ一つに詳細な解説が付けられ、作品選びの助けになる。
[別記事:【カセットテープの人気復活】音楽ソフトとして海外で注目!特選街の著者4人が語る「カセットの思い出」→]
世界中から熱心なファンが集まるショップ
ミュージックカセットが大人気。その魅力をこのお店で堪能!
市販ソフトとして音楽が収められたのがミュージックカセット。貴重な旧作も含め、多くのミュージックカセットをそろえた世界的に見ても珍しいショップが東京・中目黒のwaltz(ワルツ)だ。
5000本以上のカセットが並ぶ!
waltz
東京都目黒区中目黒4-15-5
Tel.03-5734-1017
店内には新品・中古を取り混ぜて5000種類を超えるミュージックカセットが整然と陳列されている。店内中央の平台に並ぶものはすべて新品で、全作品を店主の角田太郎(つのだたろう)氏が聴いてセレクトしている。名盤の再発カセットや、CDと同時に発売された大物アーティストの最新作もある。各作の個性的なジャケットデザインを眺めるだけでも楽しくなってくるが、一つ一つに詳細な解説が付けられ、作品選びの助けになる。
周りの棚は、国内外の中古版。「この作品のカセット版があったのか!」と驚かされるようなアーティストも多い。めったに目にすることのない貴重版もあり、まとめて購入する熱心なファンも多く、国内だけに限らず、来日時に訪れる海外アーティストも珍しくないという。
▶︎こんなソフトも発見!
カセット本来のサウンドを楽しめるよう、きちんと整備された当時のラジカセやウォークマンなども商品として扱う。「マスターから制作された市販ミュージックカセットは高音質なんですが、当時は本来の音質で聴ける機会が少なく、ある意味ではとても贅沢なものでした。今、ちゃんとした機器と組み合わせて聴くとその音質のよさに驚いて、カセットにハマる人も多いです」と角田氏。
同店のオンラインサイトでは、新品カセットを豊富に取り扱う。中古カセットやレコード、雑誌、整備済みオーディオなどは基本的に店頭のみの扱いだ。
音楽好きなら、時間がたつのを忘れて見入ってしまいそうな品ぞろえで、欲しくなるカセットがきっと見つかるだろう。
■解説/大坪知樹 (フリーライター)