【パナソニック ディーガ】新4K放送の22.2ch音声を「Dolby Atomos」に変換できるブルーレイディスクプレーヤーのプレミアムモデル

家電・AV

パナソニックは、ブルーレイディスクプレーヤー「ディーガ」のプレミアムモデルとして「DMR-ZR1」を発売した。本製品は、ブルーレイディスクプレーヤーのフラッグシップモデル「DP-UB9000」の高画質・高音質設計を受け継ぎ、さらに進化させたブルーレイディスクレコーダーで、ディーガ史上最高グレードの高画質と高音質を実現している。

パナソニック
ディーガ
DMR-ZR1

●実売価格:36万6300円程度

ディーガ史上最高グレードの高画質・高音質設計のブルーレイディスクレコーダー

「DMR-ZR1」は、4K/HDRコンテンツの魅力を再現するため、ブルーレイディスクプレーヤーのフラッグシップモデル「DP-UB9000」の設計思想を受け継ぎ、さらに進化させたモデルになる。

DP-UB9000と同等の高剛性・低重心筐体を採用し、専用ドライブベースでハードディスクの振動を大幅に低減。新開発の強力な電源回路(デジタル・ドライブ独立型)と、クロック精度を高め、ノイズ対策をした新デジタル回路により、画質や音質に影響を与える振動、ノイズ、クロックジッターを徹底して減らしている。

またDP-UB9000に搭載した高精度「HDRトーンマップ」技術も採用し、加えてHDR映像の調整機能を強化すると共に、新4K衛星放送で放映される映画やドラマなどを4K/24pもしくは、30pに変換して出力する機能も搭載している。

さらに業界で初めて新4K衛星放送の22.2ch音声を立体音響技術「DolbyAtmos(ドルビーアトモス)」に変換して出力することにより、自宅でも立体的な音場空間を再現することを可能にしている。加えて、室内照明が暗いAVルームでの視聴に合わせて視聴中の操作GUIのデザインを最適化し、DP-UB9000で好評だったバックライト付リモコンも採用している。

主な特徴

●ディーガ史上最高グレードの高画質・高音質設計

高合成&低重心筐体

筐体内部を、電源基板、ハードディスクドライブ、ブルーレイディスクドライブ、デジタル基板の4つのブロックに分割することにより、ノイズの混入を大幅に低減している。

また、専用のハードディスク専用ドライブベースを採用することで、ハードディスクの回転による振動も減らしている。

新開発デジタル・ドライブ独立電源

デジタル回路用とドライブ(光ディスク及びハードディスク)用に、各々最適化された独立電源を搭載。光ディスクやハードディスクの回転時に発生するノイズがデジタル回路に混入する事を防ぐと共に、デジタル回路、光ディスクドライブ、ハードディスク、各々に対する電源の余裕度を大幅に高めている。

新開発デジタル回路

システムクロック用とAVクロック用に、徹底した低クロックジッター設計を行っている。また、USBパワーコンディショナー回路を内蔵することにより、徹底した低ノイズ設計をおこなっている。HDMI出力については、HDMI出力回路周辺に高周波ノイズを低減するチップフィルムコンデンサーとチップビーズを追加することで、ディスプレイ危機からの回り込みノイズを低減できる。

さらに、LAN端子も強化。従来モデルに採用されていたギガビットイーサネット用ICの内部回路から、外付けの超低ジッター水晶発振器にしている。同軸出力回路には、テクニクスの高級モデルと同様の出力トランスや真鍮削り出しの端子を採用するなど、強化を図っている。

●ディーガならではのデジタルAV信号処理で新たな画質・音質価値を提案

4K高画質処理

「DMR-ZR1」は、同社独自の4K対応エンジン「4Kリアルクロマプロセッサplus」の搭載により、デコードした4K(4:2:0)信号を独自の高精度マルチタップ処理で4K(4:4:4)に補間することで、鮮度が高く、自然な質感と立体感にあふれた4K映像を実現している。本処理は、Ultra HD ブルーレイの再生や新4K衛星放送はもちろん、4K解像度のインターネット動画にも有効。HDR映像にも適用されるため、HDR対応テレビで圧倒的に豊かな映像表現を楽しむことができる。
また、本機では、新4K衛星放送で放送される4K/60pのフレームレートを、4K/24pもしくは30pに変換して出力する「4K/24p、30p変換出力」機能も搭載している。これにより、24コマ/秒で制作された映画や、30コマ/秒で制作されたドラマなどを、元のフレームレートに戻して出力することが可能になる。なお、1080/60iで放送されているハイビジョン放送にも対応している。

HDR高画質処理
Ultra HD ブルーレイ再生時に、通常はディスプレイ側でおこなうトーンマップ処理をレコーダー側で高精度におこなう独自の「HDRトーンマップ」技術を採用。ディスプレイが表現しきれないHDR映像の高輝度部の色や階調を、独自の処理で映像作品ごとに自動的に最適化してくれる。使用中のディスプレイによらず、より安定したHDR映像を楽しむことができる。液晶テレビや有機ELテレビに加えてプロジェクターに最適化したモードも搭載している。

その他、HDR映像をHDR対応テレビやプロジェクターで視聴する場合に、映像の明るさを調整することができる「ダイナミックレンジ調整」、HDR映像のコントラスト感を自分好みに合わせて自在に調整することができる「システムガンマ調整」など、HDR映像を存分に楽しむための機能が盛り込まれている。なお、HDR映像をHDR非対応テレビで視聴する場合に、映像の明るさを調整できる「ダイナミックレンジ変換調整」機能も搭載されている。

業界初!新4K衛星放送の22.2ch音声を「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に変換して出力

ドルビー社との共同開発により、業界で初めて新4K衛星放送の22.2ch音声をドルビーアトモス信号に変換して出力する機能を搭載。ドルビーアトモスに対応したサウンドシステムと組み合わせることで、22.2ch音声を活かした立体的な音場を楽しむことができる。

●新4K衛星放送の3番組同時録画対応&6 TB大容量ハードディスク搭載

本機は「新4K衛星放送」対応チューナーを3基搭載しているので、3番組の同時録画が可能だ。「新4K衛星放送」の裏番組録画にも対応しているので、見たい・録りたい番組が重なっても録り逃しを防ぐことができる。もちろん、従来のハイビジョン放送にも対応しているから、例えば新4K衛星放送2番組に、ハイビジョン放送1番組の同時録画も可能。

また、本機は、新4K衛星放送の4K長時間録画モードにも対応しており、同社独自の4K HEVCエンコーダーにより、新4K衛星放送の特長である「4K高解像度(3,840×2,160)」、「広色域規格BT.2020」、「10bitの細やかな階調表現」、「高輝度化技術HDR」や「滑らかな60p表示」といった要素を残しながら映像圧縮をするため、高精細かつ色彩豊かでダイナミックなコントラスト表現を長時間録画モードでも楽しむことができる。倍率固定では、最大4K 8倍録モード、さらに長時間の番組を残すために、「4Kおまかせ長時間“8~12倍録モード”」にも対応。残したい番組に適した画質や、残したい容量に合わせて任意で選択することができる。

専用アプリ「どこでもディーガ」をインストールすれば、録画した番組をスマホで視聴したり、テレビのない部屋や屋外でも、場所に関係なく、いつでもスマホひとつで楽しむことができる。また、番組だけでなく、本機に保存した写真や音楽をスマートフォンに入れて持ち出すことも可能だ。

●Ultra HD ブルーレイ・インターネット動画配信サービスの多彩なHDRフォーマットに対応(HDR10+/Dolby Vision(ドルビービジョン))

本機は、新4K8K衛星放送に採用されている規格「HLG」、4K映像が収録された「Ultra HD ブルーレイ」の標準規格「HDR10」、最新のHDR規格「HDR10+」、映画や配信サービスで採用されている「Dolby Vision」の4方式に対応。従来のHDR(HDR10)は、映像の明るさを表すメタデータとして映像作品ごとの値を用いていたが、「HDR10+」「Dolby Vision」は一歩進めて映像作品内のシーンごとのメタデータを用いる事により、各シーンの明るさを最適に表示し、映像製作者の意図により忠実なHDR映像が再現することができる。

また、動画配信サービスにも対応しており、対応アプリを利用すれば4Kネット動画を楽しむことができる。Netflix(ネットフリックス)、Amazon Prime Video、dTVなどで増え続ける4K/HDRコンテンツの再生にも対応している。さらに、ラジオ番組配信サービス「radiko(ラジコ)」にも対応しているから、使用になるエリアで放送中のラジオ番組を聴取できる。

●その他の機能

新4K衛星放送の録画番組お引越しダビングの対応機器同士で接続をすれば、新4K衛星放送の録画番組を4K/HDRのままお引越しダビングすることが可能だ。

また、4Kお部屋ジャンプリンク対応機器と接続すれば、ディーガで録画した新4K衛星放送の番組を離れた部屋の機器に4K解像度のまま転送できる。さらに、4Kお部屋ジャンプリンクに対応していない機器と接続する場合でも、ディーガで録画した新4K衛星放送の番組を離れた部屋の機器にハイビジョン解像度に変換して転送することが可能だ。

※価格は記事作成当時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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